<   2019年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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アレルゲンについては近年追加されたので、少し
チグハグ感が否めないように思われる。
この管理点とは別に、には、17.9
アレルゲン管理 が用意されている。

ASIAGAPでの管理点である。
国内で販売する場合は、日本国の動向を適時に把握
する仕組みが必要であり、輸出するような場合は、
商品販売国の動向を把握する必要があります。

商品を輸出する場合に、ASIAGAPであれば
大丈夫ともいえないかもしれないし、JGAPでも
良いということになるかもしれない。
これらは、販売する国の法令に合致していることで
ある、というのがこの管理点となります。
②a 10.1.1.1 適切な表示_b0391989_10330150.jpg
アレルゲンについては、この管理点以外に、17.9
の管理点があり、それと合わせて対応をすることが
望ましいと思われます。

アレルゲンについては、農場としては、
 ・生産しているすべての作物
 ・購入しているもの
 ・使用履歴のある機械・設備、機器や道具
等の農場が保有し、保管し、使用しているものに
おけるアレルゲンの付着やそのものの発生源となる
のか、どうか、を把握することが前提となる。

管理点 17.9 ではそのリスク評価と対策が問われ、
それを前提にして、農産物に対する表示を決めると
いうことになります。
決めるときの留意は、含まれていないからといって
表示しなくても良いということではありません。

洗浄しているとしても、同じ環境で包装等している
あるいは同じ機械等を使用しているような場合には
その旨記載することが望ましいとされています。
少し古い情報ですが、以下の参照先のG-1、G-3
などが参考になると思います。

この管理点の要求事項を見てみましょう。

(1) 出荷する商品が販売予定国の食品規制に従って表示されていることを確認している。
(2) 意図的にまた潜在的にアレルギー物質を含む全ての出荷する商品が販売予定国のアレルゲン表示規制に従って表示されていることを確認している。

実際面では取引を開始する段階で、取引先との条件
確認時に明らかにしなければならないでしょうし、
自ずと明らかになることだろうと思います。
ただ、一方的に受諾するだけでよいのかどうかは、
経営者の判断でしょう。

ちなみに、この2項目の差異は、
 ・食品規制への対応
 ・アレルゲン表示規制への対応
となっていて、上述のリンク先については、日本国
での対応の留意点となります。
そして、日本においては随時見直しが行われていて
リンク先の対象となる食材も現状では改定されて
おり、同様に販売(予定)国でも改定されることに
なると思います。

交渉を開始したときからの議事録や配布資料なども
記録として残しておくと、後の揉め事に役立つこと
になると思います。



ところで、今日が令和元年の最後の日ですね。
特に今年どうであったか、ということもないが、来年
も、可もあり、不可もあり、という年になると良いか
な、と思うところもあります。

新年は、早々に海外視察が控えております。
まずは健康管理、体調を整える、ということは大人の
心構えかな、と思いつつ、運動下手なので、もっぱら
できるだけ歩くことに心がけよう。

では、皆さんも良い年をお迎えください。
初日の出、見れるといいですね。

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by tm3381 | 2019-12-31 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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商品の表示の考察であるが、その前段の「商品」とは
何を指すか、ということを明らかにしておきましょう

用語の定義と説明では、
農場または団体から出荷先に最終的に引き渡す農産物のこと
とあり、「引き渡す」とは所有権の異動を意味する。

農産物は生鮮食品に該当する場合がほとんどです。
精米、仕上茶は留意が必要です。
農場毎の農産物に販売形態や取引条件で、特則もあり
ますので、以下を参考にしてご判断ください。

引用元:早分かり食品表示ガイド(消費者庁)
② 10.1.1 商品への表示_b0391989_18573444.jpg
この参照先:3ページに農産物の範疇のイメージが
あります。そして、
消費者向けに販売する場合の表示は・・・
・一般的な名称
・原産地
となり、遺伝子組換えなど、一定の要件に該当する
ような場合の特例があります。
② 10.1.1 商品への表示_b0391989_19470524.jpg
また、特則としては・・・(引用元の10ページ)
 ➡ これらの場合は、<>の表示は不要です。
<名称、原産地、内容量、事業者名や住所など>
 ・生産した場所で販売する場合
 ・サンプルなどで無償譲渡する場合
<名称、内容量、事業者名や住所など>
 ・生産した場所で、容器包装に入れないで販売

ファーマーズマーケットや道の駅では必ずしも生産
した場所ではない可能性もあります。
このような場合は、上記の特例に該当しません。
農場の直売所などは該当するでしょう。
引用元:44ページ

業務用として販売する場合、あるいは業者間取引の
場合なども特例があります。
相手が十分に認識するほど表示は不要というように
考えてよいでしょう。

これらの内容について、商品管理の責任者は、管理点
11.2 ② 2) 商品管理に関する知識として学習する必要
がある内容となります。

さて、適合基準を見てみましょう。

出荷する商品、送り状、納品書等に下記の表示を行っている。
(1) 農場名
(2) 名称
(3) 原産地


GAP認証としてはこの程度でよいと考えるのかも
しれないが、前提に法令遵守があるので、食品表示に
関する法令に遵守するほうが良いだろう。
この要求事項では、過剰であるともいえるし、過度に
省略していると誤解を受けることもあるだろう。

また、GAPでは
・精米
 10.1.1.1 精米への表示
 ※引用元:55ページ
・仕上茶
 10.1.1.1 商品への表示(仕上茶)
など、食品に近いものは、別途、管理点と適合基準が
よういされている。

これ以外に、干しシイタケを出荷する場合は注意が
必要である。
GAPにおける品目として、「しいたけ」の範疇に、
認証としては同じであるが、食品表示では、標示に
留意が必要である。
② 10.1.1 商品への表示_b0391989_19384876.jpg
まさか、「乾しいたけ」と「干しいたけ」は異なる、
等という理解ではないだろう。
乾燥工程は、加工とみなされている。
引用元:29ページ

また、生シイタケは、通常は栽培方法も併記する
必要がある。

② 10.1.1 商品への表示_b0391989_19480373.jpg
その他、「きくらげ」「かんぴょう」なども、農産物
としての認証品目の概念と、生鮮食品か、加工食品か
という概念は異なる。
乾燥する工程は食品加工であるため、「かんぴょう」
の加工のための皮むき工程以降は加工となることから
皮むきの手前の工程が出荷と考えて、生産工程フロー
ダイアグラムを構成することが望ましい。

その他にも、認証品目にある品目と、農産物ではある
が、それが生鮮食品なのか、加工食品なのかの基準は
食品衛生法が関係してくることを、留意するという、
認識を持つことが必要だろう。

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by tm3381 | 2019-12-30 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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遺伝子組換え技術に基づくもので、大きくは
「ゲノム編集」の範疇となる。
この管理点(23.3)では、ゲノム編集技術を用いて
新たな作物等を作成することは想定していない。
いわゆる、農場外から、導入・購入するという、
ことであり、その技術を使用した作物を輸入、
及び/又は使用する等(*)する場合のこと、と思われる。

平成31年2月8日 環境省自然環境局は「ゲノム
編集技術の利用により得られた生物であってカルタ
ヘナ法に規定された「遺伝子組換え生物等」に該当
しない生物の取扱いについて」を策定したと、発表
した。

(*) 上記の「使用する等」については、
食用、飼料用その他の用に供するための使用、栽培その他の育成、加工、保管、運搬及び廃棄並びにこれらの付随する行為
とあります。
販売は、この付随する行為に該当するのでしょう。

ゲノム編集技術には2019年現在
SDN-1型 ランダムに近いDNA修復メカニズムに依存したゲノム編集
SDN-2型 挿入する塩基配列の長さが一塩基編集型
SDN-2型 挿入する塩基配列の長さが20未満
SDN-3型 挿入する塩基配列の長さが20以上
という技術手法で区分けされており、後者の二つが
遺伝子組換えに該当し、この管理点での対象となる
作物である。

2018年現在、9作物が該当するが、商用としての
栽培は「バラ」の1品種のみである。
これらを網羅する法律が「カルタヘナ法」である。
これらの作物は研究開発には流通しているので、
それなりに理解しておく必要はあるだろう。
⑦ 23.3 遺伝子組換え作物の栽培・保管・販売_b0391989_16341022.jpg
上述のSDN-1型については、ゲノム編集に該当する
のでこの管理点に該当しない。
また、SDN-2型(一塩基編集型も、ゲノム編集に
該当する者と思われる。

普段に目にするものではないので、印象が薄いが、
このような技術は日進月歩であるので、今の理解と
今後の進捗の動向把握には差異が生じる可能性も
あるため、種苗の把握については留意しておくと
よいだろう。

ちなみに現時点でカルタヘナ法に基づき承認された
作物は以下のようなものがある。最新情報はこちら
⑦ 23.3 遺伝子組換え作物の栽培・保管・販売_b0391989_16462863.jpg
最新の国内も含めた動向については農林水産省の
ページを参照してください。


参考
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by tm3381 | 2019-12-29 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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種苗の購入のときに、どのような確認をする、ある
いは、如何にしておくべきなのか、ということが、
問われるのがこの前段の23.1 種子の調達 である。

この時にしかできないことであって、それを逃した
場合は、記事に示したことしかできない、それで
良いのか、というとそうではないのは確かだが、
不適合と言われてもすでにその機会はやってこない。


時として表われる現象であるが、このようなことが
持続性を目標とした時、後悔として気づく。

なぜ、そうなるのかといえば、想定していなかった
または、タイミングを失った、このいずれかである。
GAPはこのような状況を好ましいとは思っていな
いのである。
しかし、どうしたらよいのかは、農場がそれぞれで
考えるべきだという姿勢である。

何故だろう。このようなことすらわからないようで
あれば、まつわるすべてが同じことになる。
係らねばならないということに気づけ、ということ
が、その思惑である。

決めて実行することは大したことではない、しかし
頑張ることで成し遂げるには負担が大きい。

では、調達した種苗をどのように農場の栽培に組み
込むとよいのかというと、簡単である。

播種・定植について下記を記録している。
(1) 種苗ロット
(2) 播種・定植の方法(機械の特定を含む)
(3) 播種・定植日
(4) 圃場の名称または圃場番号
事例には、以下がある。
(1) 種苗ロットには、たとえば、種苗購入日、種子製造番号などがある。

これらが要求事項であるが、何故この要求事項を
明示しているのかを考えてみよう。
そうすることで、生産フローダイアグラムの始点
インプットのひとつの重要性が解るだろう。

種苗のルーツは確かなものである。
それを圃場に導入した方法は適格である。
導入した圃場は明らかである。
※トレーサビリティ:農業の前段は種苗や圃場
 であり、その入手時の情報である。

このようなことが明確であることで、経営者は、
商品回収などの問題があったとしても、種苗には
その状況に応じた対応として十分な体制が整って
いることの安心感である。
この安心感は、種苗だけでなく、生産工程の全て
説明ができる体制があることが枕を高くして寝る
ことの保障にもなり、裏返せば消費者への説明を
容易にすることになり、安心につながり、それは
信頼関係を築く礎になる、ということだろう。

適合基準の内容だけに対応していることも重要で
あるが、その真意をくみ取ることで、やらされて
いるのではなく、前向きに取り組むことこそが
誰のためでもなく、自分のためであることに気づく
ことになることだろう。

GAPと共にある。
③ 23.2 播種・定植の記録_b0391989_20230921.jpg

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by tm3381 | 2019-12-28 06:15 | GAP | Comments(0)

⑤ 23.1 種苗の調達

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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適合基準の全体像における ⑤購買に関する内容です。
農業の前提として、土と水は備わっているものという
認識があります。しかし、土に関連するものを購入し
ている場合もあり、また、水もあるものだけでなく、
敢えて導入する水道水のような場合もあります。

そして、農薬などの防除剤、肥料、農業資材、さらに
包装資材等も、農産物に直接的に関係するものとして
購入するものとなっています。
今回は、農産物と直結する種苗についてとなります。

一般的に、光や空気、土や天水などは、普段あるもの
とされていますが、種苗は通常、種子、幼苗、苗木等
注文して、購入するものとなります。
購入するものは、その品質について自分たちで管理が
できないものであるので、購入する商品の原材料や、
その生産工程、あるいは管理方法や基準などをできる
だけ確認しておくことが必要になります。

もちろん、安いからと言って、確認ができない、又は
確認結果に疑問が残るようなものは、購入することを
見直しすることも必要です。
一般的にこのようになった時、この記録は残しません
が、思い通りとなった結果の記録と思ってもみなかっ
たことの記録は、両方とも残すことが重要です。

この考え方やその意味が理解できているなら、ここで
要求されている事項は極めて普通のことです。
要求事項を見てみましょう。

(1) 種苗を購入した場合、品種名、生産地、販売者、使用農薬の成分(種子の場合は種子消毒、苗の場合は種子消毒及び育苗期間中に使用した農薬の全て)と使用回数が記載された証明書等を保管しているまたは記録している。
(2) 自家増殖の場合、採取した種苗の圃場を記録している。
(3) 行政による検疫対象の種苗の場合、検査に合格していることを確認している。

どれも思い通りになったことを記録等で説明すること
ができるようにしておく、と読み取れますが、実際は
思い通りにならなかったことも、自分たちは採用しな
い、それは当分の間継続する、好ましくないことだと
いう認識の情報連携として役に立ちます。
これは、リスク管理のひとつであり、予防の考え方と
いえます。

この要求事項の取組み事例としては以下のようなもの
があるとしています。

(1) 例えば、薬用作物の場合、学名等を正確に同定できるものを選択している。
(3) 日本の場合、例えば種馬鈴しょ合格証を確認している。

⑤ 23.1 種苗の調達_b0391989_09473636.jpg
果樹の場合は、場合によっては調達した記録が定かで
はない、確認する方法がない等が考えられます。
このような場合はどうするべきでしょうか。

正解はありませんが、その活動をしたことを記録に
残すこととなります。
GAPに取組み、この管理点に対する対応を考えた、
その時の記録です。
・いつ(その時)
・誰が
・何を見て(樹幹の太さ、農業日誌等)
・誰に聞いて
・自分の記憶(いつごろ誰に聞いたか)
その時にできるだけのことをやってみて、その記録を
残しておくことです。その後は、それ以上の情報が
得られればまた同様に記録を作り、それらを読み返す
ことができていることで、栽培する果樹のルーツを
認識することできると思われます。

これに続いて、農産物の観点で管理点を見ていきましょう。

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by tm3381 | 2019-12-27 06:17 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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食品偽装は、時としてブームのようにあっちもこっ
ちも雨後の竹の子のように、恐らくは偶然かもしれ
ないが、事件としてメディアになることがある。
偽装なのか、誤表示なのか・・・
調査中なのか、ほとぼりがさめるのを待っているの
か、最終的には何が原因で、問題は何で、再発防止
はどうするのか、というようなことまでを詳らかに
知ることは少ない。
①a 6.2 食品偽装の防止_b0391989_15053549.jpg
留意するべきは「変更」という場面です。
誰でも最初は良く確認します。しかし、回を重ねる
ごとにその確認はおろそかになります。
例えば、新たに導入した品種で、より良い条件での
販売を企画すると、色使い、デザイン、名称など、
さらに齟齬が生じていないこと等に注力することで
しょう。

しかし、うまく事が運ぶと忙しくなる、「もっと」
という欲望と相反して、丸投げする、結果だけの
報告で、GOしてしまう。
変更を忘れていた、修正に気づかなかった、という
ことになり、これらは結果として「誤表示」となる
ことはあり得るかもしれません。

ただし、気づかなかったと言って責任を免れるわけ
でもないということは明らかです。
気づかなかったとして、一度目なら、過失ですね。

これで注意を怠るとこのようになることは理解した
ことになるので、次に不注意で再発すると・・・
「未必の故意」となる恐れがあります。

「改ざん」や「ねつ造」はどうでしょう。
「改ざん」は良くないと分かっているが、忙しい、
手間がかかる等。
「ねつ造」もよくないとわかっていて、面倒だから
忘れちゃってたので等。
どちらも、意図的な(故意の)偽装であり、確信犯
となることでしょう。

優秀な人たちでも、わかっているけど(なんとやら
①a 6.2 食品偽装の防止_b0391989_14354921.jpg
というわけで、あまりにも日常化してしまって、
どっちが普通なのかもわかりにくい、というような
状況になっているのですが・・・
さて、適合基準を見てみましょう。

(1) 農産物に対する記録や記録の改ざん及び故意の汚染等を特定し、食品偽装の潜在的な脆弱性に優先順位にをつけるための評価手順を文書化し、実施し、記録している。
(2) 特定された食品偽装の脆弱性による食費安全リスクを低減する対策を明記した計画を文書化している。
(3) この計画(食品偽装防止プラン)は、食品安全マネジメントシステムに組み込まれて実施されている。

故意の汚染はこの管理点とは無関係で、ひとつ前の
食品防御に関することでしょう。

また、記録の改ざんは作業者かもしれないが、表示の
改ざんなどは責任者よりの問題が大きいでしょう。

さて、農産物表示の元ネタは何か?
これらに齟齬があるようではどうしようもないが、
そうではなく事実を示しているなら、
 1.1 適用範囲
 1.2 圃場と施設の地図
 3.2 作業記録
 5.3 商品仕様の明確化
 5.4 生産工程の明確化
 10.1.1 商品への表示
 10.1.1.1 適切な表示
 18.3 包装資材の管理
等の情報である元ネタから、自動的に情報を抽出する
ようにするなど、人が介在しない方法もよいだろう。
また、
 11.2 商品管理の責任者
等の力量にもよるだろう。

しかし、根本は・・・
経営者のコミットメントになるでしょうかね。

Food Fraud(食品偽装)への対応について

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by tm3381 | 2019-12-26 06:17 | GAP | Comments(0)

①a 6.1 食品防御

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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6.食品防御及び食品偽装の防止 という章立てに
ある内容のひとつです。
ただし、この章はJGAPでは内容がありません。
つまり、JGAPではここまでの要求は(必要)ない
ということになのでしょう。
よって、ASIAGAPの考え方を導入する農場に
のみ、対応が要求されます。

内容としては、食品安全上の問題による農産物を利用
する方々の健康被害に関すること、それから、社会的
にときどき発生する、産地偽装等があります。
残念ながら両者ともに人の問題であり、意図的な背景
があることです。

そして食品偽装はシステム(仕組み)やマネジメント
(管理機能)等が重要になります。
気づいた時には遅かった、つまり現象が発覚してしま
い、後の祭りになる場面です。

一つ目の「食品防御」が今回の考察になります。

食品安全の前提は、
 ・意図的な危害 が/は 加わらないだろう
ということが前提です。
その中で、一部での最終製品ではなく、工程管理を
観点として必須管理点をモニタリングして、逸脱等の
対処を行うことで、最終製品の安全性を保障しよう
という考え方で、フードセーフティー(Food Safety)
とも言われます。

この食品安全を脅かすのが、前提であるとした箇所と
なります。
結果的には、この対策もPDCAサイクルが利用され
ることになります。

ただ、現時点ですでに何らかの方法で実践している、
かもしれませんし、少なくとも製造をしていると思わ
れますので、どこから始めるかというと、
C:評価
となります。

食品防御(フードディフェンス)の評価方法 には、
 ● CARVER+Shock法 (脆弱性評価法)
があります。
CARVER+Shock(カーバー・プラス・ショック)
法とは、フードサプライチェーンの各工程における
危害に対する脆弱性を評価する方法のことです。
 Criticality(危険性)
 Accessibility(アクセスの容易性)
 Recuperability(回復力)
 Vulnerability(脆弱性)
 Effect(影響)
 ・ Recognizability(認識のしやすさ)
 + Shock(衝撃度)
の評価項目の頭文字に由来しています。
やり方としては、チェックリストを作成して、
評価する というのが一般的です。
①a 6.1 食品防御_b0391989_20515317.jpg
次いで、管理責任者への認知度向上として
 ● ALERT
があります。
ALERTとは、フードディフェンスに対する取組みの
ためのプログラムのことです。
その意味としては、以下のキーワードに由来します。
 Assure(保証)
 Look(注意・監視)
 Employee(従業員)
 Report(報告書)
 Threat(脅威)
この頭頭文字ですね。

そして最後は、従事者全員の教育の推進です。
これは以下のキーワードの頭文字で、
 ● FiRST
と言われます。
 Follow(食品防御プランとその手法に従うこと)
 Inspect(施設やその周辺を調査すること)
 Recognize(いつもと違う点を見逃さないこと)
 
Secure(原材料や製品の安全を確保すること)
 
Tell(異常や不審者に気が付いたら
    上職者に情報を伝えること)

さて、適合基準ではどのようになっているでしょう

(1) 作物、農産物、水源、土壌及び資材等への意図的な異物・汚染物質の混入に関して、食品防御に関する脅威を特定し、その脅威への対応に優先順位をつけるための評価手順を文書化し、実施し、記録している。
(2) 特定された脅威を低減する対策を明記した計画を文書化している。
(3) この計画(食品防御プラン)は、食品安全マネジメントシステムに組み込まれて実施されている。
あり、その適用範囲に含めておきなさいよ、という
ことでしょうね。
①a 6.1 食品防御_b0391989_21150599.jpg

①a 6.1 食品防御_b0391989_15241077.jpg
参考
食品防御・食品偽装・ネットリスク
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by tm3381 | 2019-12-25 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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いよいよHACCPベースのシステムに関係する記事
が最後となりました。
さて、この管理点に続くのはどの管理点でしょうか?
管理点2.4.3 HACCPベースのシステムの見直し
というようにあります。

そして、この要求事項は以下のようになっています。

(1) 管理点5.2~5.9の食品安全に関するリスク管理は、少なくとも年に1回、または工程の変更等で商品の食品安全影響を及ぼし得る変化が生じた際にHACCPチームにより見直しされ更新されている。
(2) 上記(1)の見直しの結果は記録されており、管理点2.4.3のHACCPベースのシステムの見直しのインプットとしている。


用語の定義として、「リスク評価」については解説が
記載されている。
定義:リスクの大きさについて、判断を行うこと。

が、しかし、「リスク管理」については解説がない。
そこで、GAPが想定する「リスク管理」とは・・・
この適合基準を借りるなら、
管理点5.2~5.9に要求された事項のすべてを指す
ということになる。

ちなみに、「リスク管理」は、Risk Management で
表されるだろうが、
最も近いのはISO22000になるかと思われる。
ISO22002-3 農場を対象とした前提条件プログラム

ということではあるが、見直しをどのようにするのか
ということに対する要求事項がほとんど示されておら
ず、農場経営における食品安全リスクの維持管理の
指標としては甚だ不足しているだろう。

ということで、何をしたらよいのか、ということの
事例として、以下に簡略にして記事にしておこう。
詳細は引用先の冊子をご覧いただきたい。

8.HACCP内部検証の実際
1)開始時ミーティング
2)インタビュー
3)現場確認(ウォークスルー)
4)HACCP文書の確認
 (1) 製品説明書、フローダイアグラムの確認
 (2) ハザード分析結果の評価
   危害要因リスト
   ハザード分析ワークシート等
 (3) HACCPプランの評価
5)記録の点検と評価
6)報告書の作成
7)終了時ミーティング
①a 5.10 食品安全に関するリスク管理の見直し_b0391989_08325406.jpg

内容は省略して、この冊子の「おわりに」の箇所を
少しだけ紹介しておきましょう。

HACCPシステムの目的は、食品安全に関する重要
なハザードを管理することであり、適切に管理された
ことは記録によって証明されなければならない。

またCLからの逸脱を見逃してはならない。
逸脱が検出された場合は改善措置が求められる。

改善措置はモニタリングからの逸脱発生時と同様、
検出活動の結果からも実施されなければならないこと
がある。(改善措置は二つの側面がある)

妥当性の確認と検証の関係については・・・
まずHACCPプランの妥当性を確認して(*1)、
HACCPプランを作成する。
プランを実行し、モニタリングする。
モニタリングでHACCPプランの通りで良かったか
どうかを検証する(*2)。
最初の妥当性確認(*1:Validation)が適切であれば、
検証結果に問題はないはずである。
(*1) 管理点5.7(4)に相当
(*2) 監査でのCCPごとの「検証」 管理点5.10(1)

検証(*2)結果、問題が判明したり、その可能性が示唆
された場合は、最初の妥当性確認(*1)をやり直す。
そして、HACCPプランを改定して、実施する。

さて、この検証(*2)であるが、留意がある。
(監査等では)HACCP文書の不備を指摘しがち
であるが、大切なのは・・・
 重要なハザードが管理されていること
 記録に不正がないこと
 逸脱を見逃していないこと
等である。

内部検証する側とされる側が議論を通じてHACCP
システムへの理解を深め、食品の安全性が確保される
ことを期待したい。さらに企業内のコミュニケーショ
ンとマジメントシステムを向上させるためにも、HA
CCPシステムを有効に活用してほしい。
①a 5.10 食品安全に関するリスク管理の見直し_b0391989_08483135.jpg
という結びで終わっている。

上述、報告書を作成する とあるが、この報告書が
適合基準にあるここでのアウトプットであり、管理点
2.4.3のHACCPベースのシステムの見直のインプット
となる。


引用:HACCP導入と運用の基本

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by tm3381 | 2019-12-24 06:12 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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HACCPシステムの原則7:検証方法の設定 で
定められているように、この検証方法はHACCP
プランに含められているものである。

今回はこの実施という点になり、管理点としては、
5.9 管理手段の検証 (2) 実施と記録 であり、
その適合基準は、以下のようになっている。

(2) 上記(1)の検証を実施し記録している。
(3) 検証の結果、管理手段の実施が有効でない場合については対策を実施し記録している。対策には管理手段とその実施方法の見直しを含む。なお、商品の安全性に影響がある場合には、管理点8.3 商品の取り扱い、及び管理点9.1 商品に関する苦情・異常への対応に従っている。

①a 5.9 管理手段の検証(2,3)実施等_b0391989_12351396.jpg
1)検証とは
2)なぜ検証を行う必要があるのか
3)検証の内容
 (1) HACCPシステムの妥当性確認
 (2) HACCPプラン(CCP)ごとの検証
 (3) HACCPシステム全体の検証
4)検証活動に規定しておく事項
5)検証の記録

といったことがHACCPシステムでは要求された
原則となっているが、原則は設定のみであって、
実施することは当然のこととして、暗黙の了解で
ある、とされている。
そこで、設定した検証方法には、そのタイミングも
規定するようにされている。

ちなみにここでいう、「検証」の実施 とは、上述
太字下線の内容となる。
検証の記録の方法等は、HACCPプラン(運用計画)
に含まれている、というはずです。

ここでの検証計画に規定する要点は・・・
・内容及び方法
・頻度(検証活動する期間)
・担当者
・検証結果の記録書式
・検証結果の点検者

農業生産におけるCCPの工程は、金属検出工程等
が該当するかと思います。
これは、収穫から出荷が行われる期間になり、年間
の中でも一時的かもしれません。
さらに、この検証において、管理手段(CCP)が
有効ではないとしても、その対策はすぐ可能な場合
あるいは翌年になる可能性もあるでしょう。

このような想定をして、検証活動を行うことになる
ということを知っておく必要があります。
さらに知っておくべきこととしては、
 なぜ検証を行う必要があるのか
ということになります。

検証の必要性
・HACCPプランの有効性を評価し、HACCPシステム
 が適切に機能していることを確認するため
・定期的な検証の結果から、自身のHACCPシステム
 の弱点を認識することにより、HACCPプランを
 修正し、より優れたものにするため

これらの結果、不必要であったり、非効果的であった
りする管理手段を避けることができる。

また、「検証」と「モニタリング」は異なる、ことを
知っておく必要がある。上記3)に記載したの3点。
ここでは、「HACCPプランごとの検証」について
考察するが、HACCPプランごとにモニタリングも
していることから、この差異を考察しておこう。

モニタリングは、CCPの管理状態のチェックを目的
としている。(現場での確認)
検証は、HACCPプランの有効性の確認であって、
その内容は、
・モニタリングに用いる測定装置(計測器)の校正
 (キャリブレーション)
・目標を定めたサンプリングおよび検査
・記録(モニタリング記録、改善措置記録並びに校正
 および検証結果)の見直し
となる。

そして、検証の結果から、CL(管理基準)の逸脱が
判明した場合、モニタリング中に逸脱が半兄したとき
と同様の改善措置をとらなければならない。
すでに製品(農産物)が出荷されている場合は、商品
回収が必要になることもあるので、予め商品回収方法
を構築しておく必要がある。

引用:HACCP導入と運用の基本

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by tm3381 | 2019-12-23 06:16 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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熊野市は、東京から約5時間という、そんな位置に
ある街です。西側には和歌山県新宮市、東には尾鷲
市があります。
県境は尾根伝いに小高い山の山頂に続く、というの
が多いかと思いますが、新宮市との間にあるのが、
熊野川です。

そんな熊野川をさかのぼると熊野本宮があります。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21122333.jpg
お昼ご飯を食べたお店で実は裏側に車で上がれる道
があるのよ、と教えてもらっていたので、その道を
上がっていくと小さな駐車場がありました。
どうやらこの小道はおおよそ一方通行の雰囲気が
あり、抜けると熊野川の横の国道にでるようです。

天気予報では今日の午後は雨模様とのことでしたが
参宮線と別れて、尾鷲につくころには少し晴れ間も
見えるくらいになっていました。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21114518.jpg
熊野市でお昼ご飯を食べるころから晴れ間が多くな
って、山の中の熊野本宮でも日差しを感じました。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21130052.jpg
途中では、丸山千枚田を眺め、そしてその千枚田の
谷あいを抜けて、瀞峡の下流側をさかのぼって、
この熊野本宮まで、熊野市から一時間少しでやって
くることができました。

事前勉強しなかったので、案内に書いてある通り、
五か所のお参りをいたしました。
そして、新宮まで川沿いを高度を下げてトンネルを
抜けるといきなりの街並みが表われ、それが新宮市
となりました。

熊野市に戻り、少し時間があったので、鬼が城海岸
に向かいました。遊歩道はこちら、という看板に
つられて階段を下りました。あまり下ると、また、
その分だけ登らないといけません。そんなことが頭
をかすめたのですが、ついつい先へと足が。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21134903.jpg
新宮からは砂浜のように思っていたので、まさか
こんな海岸線になっていようとは思いもよらず、
ほぼ垂直に切り立ったところを僅かに残ったところ
あるいは岩を削って階段にしたところ等を登ったり
下ったりしながら、いったいどこまで続いているの
だろうか・・・
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21141893.jpg
冬の夕暮れは暗くなるのが早い、ここまで来た時間
が必要なのは確かである。もう少しで一巡りできる
ようにも思うが、この崖の道で暗くなって、照明も
ないようなところは、もし・・・
と思い直し、引き返すことにしました。

実は熊野市に遊びに来たのではないのです。
翌日は朝から仕事になります。
GAP維持審査の前の公開模擬審査の一日です。

総勢15名だったかと思いますが、会議室をお借り
しての、午前中は文書や帳票の内容を確認して、
午後は圃場や倉庫、施設等の確認をいたしました。
そんな合間に参加者の皆さんと記念撮影したのが
圃場を背景にした写真です。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21151161.jpg
後ろの圃場は、移植をしてこられた圃場のようで、
痛みがあったところは枯れがありましたが、あと
3年くらいすると、収穫ができそうです。

食品安全のリスク評価に関することで、収穫容器
の管理についての指摘が前回あったようですので
その様子を拝見しました。
この農場で使用するコンテナは、集荷場での調整
の前のものと同じもので、リユースしておられる
ことがわかり、その洗浄場所を確認した、という
ことで、洗浄が必要になったものは水道水で洗浄
をするとのことでした。
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21153012.jpg
初回認証の後の農場の様子はあまり拝見する機会が
ないのですが、何とかやりやすい方法がないかと、
アイデアを持って取り組まれているようでした。
ひとつ問題であったのは、出荷調整の工程はない、
つまり、生産工程カテゴリで農産物取扱い工程は
ないという条件での初回認証ですが、キズや色合い
あるいは痛みなどを10点センサーで判別できる
冬というのに20℃になった熊野_b0391989_21155471.jpg
選別機が導入されており、また、そのリスク評価も
生産フローダイアグラムも整えられており、初回で
の条件ではなく、取扱い工程も含めて維持審査を
していただくようにお話しさせて頂きました。

維持審査は年を開けての審査ですので、それまでに
認証機関と認識を合わせて維持審査を経て、更新に
向かって合理的で実行可能な取組みを進めて頂ける
そのようなお願いであったり、期待をしながら、
夕方の南紀号で、熊野市を後にいたしました。
ご参席の皆さんお疲れさまでした。

三重県熊野農林普及センターの皆様、お世話になり
ありがとうございました。

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by tm3381 | 2019-12-22 06:15 | GAP | Comments(0)