⑤a 8.検査・選別

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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章立て構想がとして、主要な章をピックアップして、
残ってしまった管理点をカテゴライズした結果の
ような内容となってしまっている気がする。
文書体系としてのビジョンを整えて再構成すると、
また違った形になるかもしれない。

この8.検査・選別には以下の管理点が含まれていて
その概要は以下の通り。
8.1 インプット/商品の検査
 仕入品 ➡ 確認:7.2.4
 商品 ➡ 商品仕様:5.3 HACCPやOPRPに
8.2.1 原子力災害への対応
 立地(圃場:17.10、土:15.1)
 購入品(土:15.1.1、水:16.1.1、肥料:25.1.3)
 出荷する商品(農産物) 例:全数検査
 ➡ リスク評価して必要なら合理的対策を
8.3 商品の取扱い
 ※選別 or 識別 ⇨ 識別:10.トレーサビリティ
 選別とは「選り分けること」とある
 ⇨ リスク評価:17.4(青果物の保管)
⑤a 8.検査・選別_b0391989_09303948.jpg
ここで言う「検査」とは、どのような検査なのか。
検査には、その方法・手順と、適・不適の基準が必要
であり、その検査項目は法令や社会等からの要求仕様
等に依存する。
それらの想定や条件設定を理解せずに、この管理点に
対応をするために何をしたらよいかを考えても、答え
は出てこない。

必要な検査はやらないといけないという思い
 ・要求されたからやるとしてよいのか?
 ・なんとなく必要だからやるのか?
こういったことが曖昧だと検査結果をフィードバック
できない。
フィードバックできない検査結果は検査をすることが
目的になっている。検査は確認の手段であって、目的
にしてはならない。
さらに、確認も一つの手段、何のための確認か、何故
その確認が必要か? この答えがない場合は、手段が
目的になってしまっている。

次いで、「選別」があるが、管理点の文言表記にも、
適合基準にも、「選別」はなく、「識別」がある。
しかし、「識別」は後の章立てである
10.識別とトレーサビリティ
の章に表記があり、
10.2 他農場の農産物の取扱い
ということで、並行取扱いの観点となっている。

10.2 での識別は、端的には、認証農産物か、そうで
はない農産物なのか、という識別となっている。

ここでの章では、商品仕様に合致するものと、合致し
ないものの識別であって、一般的な農場では廃棄物に
なっているものとなる。
いわゆる良品ではないものは、B級品で販売していた
り、作業従事している方に供与することもあるでしょ
うが、B級品は商品仕様を作成し、現物供与する場合
は食品安全的には自己責任の範囲になるように申し合
わせしておくとよいでしょう。
※税務的には現物供与として給与の扱いになるかも

管理点5.3 商品仕様の明確化 と、
管理点5.4 生産工程の明確化 は、ペアになるもので
商品ごとに作成しているので、この生産工程における
農場活動としてやるべきこととしてみれば、当然の
如く、
・インプットの受入れ時の確認
・選別作業や工程管理
・検査結果による措置
・逸脱による措置
・出荷商品の出荷可否判断
等が機能しているはずですね。(仕組みがある)

このような仕組みを整えてから、関係する管理点で
その機能や仕組みを見直す方が混乱しないでしょう。
管理点に合わせて仕組みを構築するのは、このような
リスクや無駄があるという理解も必要ですね。


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# by tm3381 | 2020-01-24 08:00 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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医薬品製造にかかわることのスキルアップを行って
いると、GAPでも参考にすべきことをたくさん
学べることがある。
また、GAP推進においても、HACCPにおいて
も、お金で買えるものだけで済ませることはなく、
人の問題がクローズアップされてくる。

これらの仕組みはすべてソフトウェアなのだという
こともよく耳にする。
そのような人の特性とヒューマンエラーとの関係が
記事になっていたので、一部を紹介したい。

変革した意図を理解せず、業務をトップダウンする
と、ルールの変更を理解しようとせず、指図されて
ことのみを行おうとする。
ということのようです。

何故か? それには個人差は少なく、人間が数万年
を以てして取得した脳の機能であるとのこと。
理解させずにトップダウンする業務変革で起きること_b0391989_08452838.jpg
1.脳の省エネ機能
脳は基本的にさぼるように機能されている。脳は体重
の2%しかないのに、脳が全エネルギーの20%以上
消費するためであり、この機能は生命の存続、つまり
飢餓に対応するために必要な機能であった。

この省エネ機能は、得意の分野を優先しようとする。
何故か? エネルギーを温存するため、脳は余計な
思考をしない。(エネルギーを使わない) すると、
ある技術を習得し、定例的な作業については、条件
反射的に体が反応できることになる。
これは、「慣れ」とか「飽き」と言われるもので、
練習を積み重ねる等、脳に同じ刺激が繰り返される
ことにより、その刺激に対して馴化が起きる。
※馴化(じゅんか、英: Habituation)

例えば、ルーチンワークでは、通常の流れで処理して
しまい、本来チェックすべきことが漏れてしまう。
慣れ親しんだ行為ではリスクを感じないことも多い。
このような人の特性を理解しておくことは、リスク
マネジメントとして重要なポイントとなる。

ヒューマンエラーは、慣れるまでのエラーと、慣れて
しまってのエラーがある。
ヒューマンエラーの発生のメカニズムを考え対応する
ことが肝心である。

例えば・・・
50%の発生リスクがあるとき、リスクの発生が
 高いと判断して、中止するか、
 低いと判断して、進めるか
という問いかけにどのように対応するか

この問題は、発生という一面しかとらえていない、
という点である。
ポジティブ思考もネガティブ思考も必要であり、
そのバランスが必要なのだということである。

教育訓練の場面でも、
 その受講者がポジティブ思考か
 ネガティブ思考か
を把握することも大切である。
慎重派の者に「ミスを恐れず、進めるように」と
焚きつけては、却って、ミスを意識し、失敗する
可能性がある。
積極派においては、考えるべきリスクの理解をせず
さらに対応できず、失敗を招くことも考えられる。

人を理解し、作業を理解し、必要な対策をすること
が、品質を守ることになる。
下記の引用文献の中には
4.1 責任
品質リスクマネジメントの活動は、常にではないが、通常複数の分野の専門家からなるチームが担当する。チームを編成する場合には、品質リスクマネジメントプロセスに精通した者に加え、適切な分野の専門家(品質部門、事業開発、技術、規制、製造、営業・マーケティング、法務、統計、臨床等)が含まれるべきである。

とある。

どのようにするべきかということについては、画一的
な指標は存在せず、目標達成のためのプロセスや活動
メンバー、あるいは資源の充実度によって、経営者の
指導によりなせることとなる。
経営者や責任者は人の特性や、人の脳機能等を理解す
ることで、マネジメントが可能となる。

引用文献
1) ウィキペディア(Wikipedia)
2) 平成18年9月1日付け薬食審査発第0901004号厚生労働省医薬食品局審査管理課長薬食監麻発第0901005号厚生労働省医薬食品局監視指導・麻薬対策課長通知「品質リスクマネジメントに関するガイドライン


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# by tm3381 | 2020-01-23 06:16 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

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この管理点のためには、前段の仕入品やサービスに
関する仕様やその仕入先や提供者が適切な状態に
なっていることが必要になります。
とはいっても、今から農業を始めるわけではないの
で、すでに取引のある仕入先とのやり取りについて
初回は現状把握をしてみましょう、ということに
なると思います。

新たに必要になる資材などが出てきたら、この前段
の管理点である、
で考察した手順に基づいて、取り組んでいただけれ
ばと思います。

では、要求事項を見てみましょう。

(1) 仕入先・サービス提供者との取引では、管理点7.2.3の仕様であるか確認し、必要に応じて分析し、その納品書等を保管している。
(2) 管理点7.2.2(2)で選定されなかった仕入先・サービス提供者と取引していない。

要求事項自体は当たり前のことを文言表記している
のですが、運用自体はその評価を受けれる状態になっ
ているかどうかは、見直しが必要になるかもしれません。
⑤a 7.2.4 仕入先・サービス提供者との取引_b0391989_08571359.jpg
さて、経営していて、すでに取引がある場合ですが、
どのような対応が必要でしょうか?
前提となる管理点も含めて必要な事項をピックアップ
してみたいと思います。(a・bの場合はOR条件)

1.以下のものをリストアップする。
 ・農場が必要とするもの
 ・農場以外から調達しなければならないもの
2.評価をするべきものかどうかを判断する。
  ひとつの観点は、「農産物の安全」です。
 [解説] 国内で一般的に流通するものであれば、
    評価自体を省略してよいものを特定して、
    その理由・根拠を付記する。
 <事例>電気、ガス、燃料類、農薬、肥料等
 ※ちなみにここでの事例としたものは除外して
  よいものだと思います。審査で指摘はあると
  思いますが、根拠さてしっかり記載あれば。
3.(評価すべきもの)要求仕様を定める。
 (a) 一つ一つに条件を定める。
 (b) ひとつの特定の商品を基準とする。
4.(同)仕様に対する確認方法や基準を定める。
 ・どのような確認方法か
 ・その結果と比較する基準はどのような値か
5.評価し、判定する仕組みを作る。
 [解説] 書式を定める。
   (1)対象品の情報(名称・規格・製造者等)
   (2)対象品の用途
   (3)使用する効果
   (4)食品安全上の留意点
   (5)仕入先
   (6)取引条件・支払条件
   (7)評価方法とその基準
   (8)納品時の確認手順及び確認内容
   これらを記載して、評価を受ける承諾を得る。
   評価を行い、
   (9)評価結果(新規仕入先の判定を含む)
   (10)決済結果(否決・可決・再評価等)
6.判定結果の反映を行う。
 ・対象品を購入リストに追記する。
 ・(新規仕入先)仕入先リストに追記する。
7.取引における確認方法や基準を定める。
 <事例>目視で商品名や販売者等を確認する。
8.購入先リストから注文・購入する。
  <事例>成績書や証明書添付の要求コメント
9.納品受領時の確認を実施する。
 [解説]単に納品書とモノを受け取ることだけでは
    ないこともあることの周知、及び、予め
    定めた確認の実行記録を残す。
  <事例>納品書に、商品名と販売者を確認、
    又は、成績書添付受領 や、日付やサイン
    を追記する。
以上で、管理点7.2.2, 7.2.3, 7.2.4 に関する要求
事項に不足するのは、仕入先・サービス提供者の
モニタリングのみとなる。

モニタリングについては、食品の安全性の観点では
評価することは不可能に近い。
モノの評価は、そのモノを選定するときにしている
だけであって、取引ごとに行うものばかりではない
し、むしろ取引頻度からいって、消耗品に相当する
モノがほとんどになる。

よって、モニタリングは、取引ごとの状況やその
モノを使用する段階での、日常の報告の中から見出す
ことになるだろう。つまり、そのような気付きを文字
にすることを作業者に要請し、責任者がまとめる活動
をすることである。そして、それを最低でも一年に
一回責任者はまとめてみる、という活動が必要だろう。

これらの活動を文書としてまとめなさい、ということ
は管理点7.2.2(1)に「手順を文書化している」という
文言表記で要求されている。
このような責任者の活動が、モニタリングとして、
上記に続いて、10.モニタリング活動 となる。

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# by tm3381 | 2020-01-22 06:18 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

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タイトルとは関係ありませんが、農水省や
都道府県のGAP推進について、その取組み
はどのような状況でしょうか?
HP等を参照して、状況をまとめてみました。

タイトルの管理点については、章立ての考察で考察
しましたが、 評価 : 基準 ≒ ものさし
ということにしておくとわかりやすいでしょう。
マニュアルなどで、「必要に応じて仕入先の評価を
おこない、選定の見直しをする」などと記載していて
も、その妥当性は誰にも判断ができないものになって
しまい、結果としてやっているだけでそのメリットが
農場になくなる恐れがあります。

むしろ、チェックリストなどの内容に時間と知恵を
用いて、それを運用する、というのが何のためにする
のかが明確になるでしょう。
このように適合基準にはこのようになっているとよい
つまり、GOODだということを規定していますが、
むしろそのやり方を整えるというのが農場の持続性を
実現することになるでしょう。

さて、その適合基準を見てみましょう。

(1) 農産物の安定性に影響する下記の仕入先・サービス提供者について、信頼性に関する評価・選定・モニタリングの手順を文書化している。
1) 水道光熱の提供業者、保守業者(電気、水道、ガス、重油等)
2) 原料・資材の提供業者、保守業者(種苗、農薬、肥料、包装資材等)
3) 機械・設備の提供業者、保守業者
(2) 上記(1)の手順に従い業者を評価・選定し、モニタリングしている。これには緊急時の調達を含む。評価・選定・モニタリングの結果を記録している。また、取引を再開する場合には再評価して選定し、その結果を記録している。
そして、取り組み例などには、
(1) 仕入先・サービス提供者の信頼性は、食品安全に影響を及ぼすため、評価を行う。評価の方法には例えば下記がある。
・これまで発生した事故・トラブル及びその対応
・ISO9001等の第三者認証の保有状況
・同業者や地域での評判
とある。


そのようなチェックリストですが、上記の考察では
QCDがその観点ですね、ということを記しました。
⑤a 7.2.2 仕入先・サービス提供者の評価・選定・モニタリング_b0391989_09533988.jpg
この取組例は、Advance の基準書にあったものです
が、適合基準も少し違いがありました。
・農産物の安定性という観点の明示はなかった
・食品安全リスクでの偽装の可能性を想定していた
というところが異なります。

農場での視点を見ていると少し混乱が起きる管理点の
ひとつになります。あまりにも当たり前すぎでなにか
ほかにするべきだと考えてしまって迷いを生じている
ような場合があるのですが、少し深入りしすぎている
ということです。
例えば、食品安全に影響する、「電気」とは、どの
ようなことなのか・・・?
電気のQCDが、農産物の安全性にどのように影響す
ると考えるべきかと。

電気は供給を受けるものの一つですが、突然停止する
こともあるものです。水道や都市ガスも同様です。
停電、瞬断、断水など影響がありますが、農産物の
安全性とは異なります。

このように適合基準で要求されていたとしても、この
ような理由根拠に基づき、この観点ではこの項目は
要求対象外とする、というようにあらかじめ定めて
おくことが良いでしょう。

チェックリストの前に、購入しているもので、この
適合基準に該当するものを全てリストアップする。
そのリストに対して備考として用途や使用先を明示
しておき、その購入先と確認日時を記載する。
変更がある場合は、変更日と変更した購入先を追記
できるようにしておく。
※変更するときにもチェックリストを使用する

この購入品ごとに、どのような評価をするのかを、
評価するかどうか、評価するとしたならチェック
リストはどれを用いて、どのようなタイミングで
評価するかを記載しておく。
このタイミングを年間スケジュールに連動させる。

この購入リストを、仕入先でカテゴライズすると、
仕入先リストができる。
仕入先ごとに購入品がわかり、その評価をするため
のチェックリストとその評価タイミングがわかり、
その評価結果も記録できる。

この一覧を見ながら、農場の責任者もしくは経営者
は、仕入先の縦横評価(クロスチェック)を行う。
これを、管理における見える化といいます。
取引先や消費者への見える化も重要ですが、農場管理
には、自分の状況を見える化することです。見えれば
自分の思っていることと違えば、どうするべきかは
誰でもわかりますよね。


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# by tm3381 | 2020-01-21 06:16 | GAP | Comments(0)

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管理点の並びからいうと、農場で使用するべきもの、
つまり農産物生産に必要なもの、それには、施設を
含まず、設備・機械、運搬車両、検査機器・測定機器
選別装置や標準、収穫や取扱い施設で生産に使用する
容器や備品、農産物包装資材、掃除道具及び洗浄剤・
消毒剤、あるいは機械油等のほかに、水道光熱のユー
ティリティに係るものを、まず特定することを誘う
ような順序にしてほしいものである。

おまけに、これらは、B.経営資源の管理 そのもの
に係るものであるはず。また、圃場や施設も資源の
ひとつになるだろう。スキームの構成をどのように
するのかはオーナーの仕事であるので、口出しはしな
いし、できないものとあきらめてはいるが。

そこで、仕入先の評価よりも先に、こちらの考察を
することとした。
という、ところで適合基準の内容を見てみましょう。

(1) 農産物の安全性に影響するすべての仕入品及び提供されたサービス(ユーティリティ、輸送、及びメンテナンスを含む)について、文書化された仕様が維持されている。
(2) 上記(1)の文書化された仕様は、安全に保管されており、また必要に応じて速やかに閲覧できる。
(3) 仕様通りであるかを確認する仕組みがある。

要求されている対象は、
農産物の安全性に影響するすべての仕入品及び
提供されたサービス(ユーティリティ、輸送、及びメンテナンスを含む)
である。
一般論的には、仕入品について・・・
仕入(しいれ)とは、消費者や小売業者、卸売業者などへ販売したり製品化する目的で商品・材料などをメーカー、卸売業者から購入すること。wiki
というようになりますので、本来は購入しているもの
全てではなく、生産フローダイアグラムのインプット
が、これに相当すると思われる。(下線部の個所)

一方で、サービスとは、
売買した後にモノが残らず、効用や満足などを提供する、形のない財のこと。wiki
とあります。

ただ、この要求事項においては、仕入先から購入して
いるものを、仕入品といっていて、それは、
1) 水道光熱の提供業者(電気、水道、ガス、重油等)
2) 原料・資材の提供業者(種苗、農薬、肥料、包装資材等)
3) 機械・設備の提供業者
であるとしている。また、サービスは
1) 水道光熱の保守業者(電気、水道、ガス、重油等)
2) 原料・資材の保守業者(種苗、農薬、肥料、包装資材等)
3) 機械・設備の保守業者
となるのであろう。よって、対象は
すべての仕入品及び提供されたサービス
のことであるとしてよいだろうと思われるが、
サービスには補足として、
(ユーティリティ、輸送、及びメンテナンスを含む)
との記載がある。このうちの「輸送」は、輸送業者で
あって、仕入先ではない、ということと理解できる。
が、しかし、輸送業者の場合は、外部委託業者として
認識することもあるし、そうでない場合もある。

この辺りはあいまいなので、審査時も仕入先に入れて
おくといいですね、ということはよく聞かれる言葉と
なっている。

結論的には、農場管理をどのようにするか、という
ことを考えるとき、この基準書の観点を利用して、
農場管理の内容を考えるべきであって、基準書のまま
で農場管理するとつじつまが合わなくなる場合もある。

いずれにしても、「経営資源の管理」としての観点で
どのようなものを対象とするべきかは、モノの大小、
あるいは値段、新品・中古品等の観点だけではなく、
食品安全や労働安全あるいは環境保全に対して、どの
ような影響があるのか、用途やメリット・デメリット
等も含めて、その範囲を定めることになるだろう。

そして、モノが決まれば、そのモノの仕様に関する
要求事項、購入条件を簡単な文言で表記することに
なるだろう。でなければ、選択が困難になるからで
ある。医薬品製造では機械や機器の購入設置運用まで
にやるべきこととして、適格性評価という考え方が
ある。

適格性評価には、4段階のステップがあるが、その
最初に、設計時適格性評価(DQ)があり、これは
購入側の要求事項に、設計段階で整合しているか
どうかを見極めるものであって、どのようなものが
ほしいのか、ということを言わなければ提供業者も
困惑するのは当たり前のことだとしている。

⑤a 7.2.3 仕入先及び提供されるサービスの仕様_b0391989_14073622.jpg

そして、モノやその条件が決まれば、そのモノを
どの業者から調達するのか、ということである。
そこには、単価(Cost)や納期(Delivery)も含めて
考えることになるでしょう。

さらに、確認する仕組みとは、まさしく、適格性評価
そのものとなる。
ただ、医薬品製造と農産業は同一ではないので、
必要なポイントを活用するとよいとおもわれる。
その時に、洗浄や掃除、メンテナンスのしやすさを
条件にして、評価することをお勧めする。


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# by tm3381 | 2020-01-20 06:15 | GAP | Comments(0)

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GAPにおける状況の確認として、水、土壌、たい肥
作物や農産物等を検査対象とする検査を行うことで、
評価をすることがあります。
最も一般的なものには、残留農薬検査があります。

検査としては、作物や農産物を起点として、その上流
側であるインプットの確認があり、もう一方で下流側
には農産物そのものであるアウトプットの確認があり
ます。
上記には作物を含めましたが、種や苗を評価すること
や、場合によっては雑草のようなものでも評価を行う
ことがあるでしょう。

それでは適合基準を見てみましょう。

残留農薬、水質、重金属類、微生物、放射性物質などの食品安全に関する検査を行う機関は、該当する分野で下記のいずれかを満たすことを確認している。
(1) 生産国が認定した登録検査機関
(2) ISO17025認定機関
(3) 日本GAP協会が推奨する機関
(4) 残留農薬の場合、残留農薬検査を行う検査機関に関するガイドラインを満たす期間
とあり、備考として以下の記載がある。
(1)について、日本の場合、食品衛生法及び水道法の登録検査機関であり厚生労働省のHPで確認できる。

※下線のある(3) 日本GAP協会が推奨する機関 は、
 JGAPのみの条件です。


JGAPとASIAGAPでは、容認される検査機関
に相違があるのが留意点の一つです。
そして、もう一つは、状況確認のための検査は、必ず
適合基準の検査機関でなければ駄目であるとか、例え
ば自分たちで検査しては駄目だ、としているわけでは
ありません。

状況確認するための検査、例えば、洗浄殺菌時の有効
塩素濃度検査、検査機器の校正等も農場で実施する
ということもあるでしょう。このようなモニタリング
検査は農場で実施しても構いません。

要求事項でいう食品安全に関する検査は
24.6 残留農薬に関する検証 (24.6.1, 24.6.2)
15.1 土壌の安全性 (15.3, 25.1.2)
16.1 生産工程で使用する水の安全性 (16.1.1)
25.1 肥料等の選択・計画 (25.1.1)
8.2 商品の検査(原子力災害への対応) (8.2.1)
等であり、それぞれの管理点での要求として、例えば
年一回以上などとある場合の検査のことになります。

食品安全を想定すると限らず、外部機関への検査を
要求していないものに、
8.1a 商品の検査(商品仕様への対応➡18.2)
があります。
実はこの管理点でも、JGAP、ASIAGAP での相違が
あります。適合基準には、ASIAGAP には以下の文言
が追記されています。

校正を必要とする食品安全リスクに関係する装置に
ついては広く認められている基準や方法によって
トレース(追跡検証)可能な校正を行っている。

「トレース可能な校正」とは、どのようなことを
意味するのでしょうか。
こちらに説明があり、それには、
 ある測定器が国家計量標準に繋がっていることを
 確認する校正の連鎖のこと
とあります。
具体的には、
① 7.2.1 検査機関の評価・選定_b0391989_10133620.jpg
となるのですが、我々が使用しているのが、一番下の
一般計測機器に相当します。よって、要求される校正
は、一つ上の「参照標準・実用標準」による校正と
いうことになります。

理論はこのようになるとして、農業経営ではどうして
おくとよいといえるのかについては、以下のサイトを
参照してください。
定期点検を受けるとこのようなシールをもらえます。

定期検査の合格証写真


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# by tm3381 | 2020-01-19 06:15 | GAP | Comments(0)

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農場にとって、販売先とは逆の立場になるのが、この
観点となります。
しかし、この販売先に関する管理点はありません。
むしろ、販売先からの評価を受けるのが農場である
ので、要求事項はないと思われます。
ただ、経営的には取引先に関する評価のほうも気に
なるでしょうね。与信管理等もあります。

仕入先とひとくくりになっていますが、農場での
あらゆる購入業者がこの管理点に適用されるわけでは
ありません。
基本概念としては、「農産物の安全性」であって、
農産物の安全性に関係しない購入業者は、
この限りではない、ということになります。
全く関係がないのかどうかの判断基準はないので、
農場で線引きをすることが必要になります。

明らかに仕入するものとしては以下のようなもの
が考えられる。・・・栽培品目に直接関連する
15. 土の管理
16. 水の利用
種苗【23.種苗の管理】
・農業資材
・農薬等防除資材【24.農薬の管理】
・肥料等【25.肥料等の管理】
包装資材【18.3】
これらはほとんどがフローダイアグラムでインプット
として明示されるものである。
また、直接的に生産に関係しないが必要な資源と
しては以下のようなものがある。
機械・設備【18.1】
運搬車両18.1.1a
容器・備品等【18.3】
検査・測定機器、選別装置、標準品等18.2
・掃除道具18.4
・機械油・洗浄剤・消毒剤18.5, 18.4
エネルギー類(電気、ガス、燃料類)19
空調設備、照明設備 :設備・構造等施設関連
・IoT、AI、IT関連機器及びアプリ
・文房具
【】で示した個所は、管理点にある個所となる。

端的にはこのように、農産物生産に必要なものを
全てピックアップして、リストを作成することに
なります。それを要求している箇所を下線付きと
しました。

見える化で、あまり詳細まで要求はされませんでした
が、(5)倉庫 でのカッコ書きに保管しているものも
文書化しなさい、という要求ですので、状況を把握し
できるだけリストアップするということは、管理体制
としても有効になることでしょう。

自由度が高いことで融通がきき、臨機応変的な活動が
可能となることもメリットですが、時々、棚卸しする
という段階があっても良いでしょうね。ずう~っと、
任せっぱなし、というのは、抜け穴を作るという容認
となり、時として犯罪の温床になりかねません。

JGAPでは管理点は一つだけですが、ASIAGAPには
複数の管理点があり、両者の観点の違いですね。
だろう ではなく、かもしれない という。
ここに含まれる管理点をリストしておきましょう。

7.2.2a 仕入先・サービス提供車の評価・選定・モニタリング
7.2.3a 仕入品及び提供されるサービスの仕様
7.2.4a 仕入先・サービス提供者との取引

参考になるのは、4.2 新規圃場の適性の検討 が参考
になるかもしれません。内容ではなく、やり方として

どのような条件を満たす必要があるのか、ということ
になります。それを、チェックリストにすることで、
新規であっても、随時であっても、確認ができます。
管理の仕方としては、他の管理店でも活用できる考え
方となります。これがあると、見方さえしっかりでき
れば誰でもできる、ということになります。

そして、チェックリストは記録でもありますので、
経時的に眺めることで傾向が見えてくることでしょう。
長い目での把握、それによる評価・判断が可能となり
このような観点で行う活動がモニタリングですね。

得た結果は、必ずフィードバックするポイントがあり
ます。フィードバックがあるからこそ、PDCAが
回ることになり、同じところを回らずにレベルアップ
が可能となるわけですね。
⑤ 7.2 仕入先・サービス提供者の管理_b0391989_09472628.jpg
ところで、仕入先の評価にはどのような観点がある
のでしょうか。凡そ、以下の三つだといわれます。
・品質 (Quality)
・価格 (Cost)
・納期 (Delivery)
これらをまとめて、QCDといわれます。

次回からは、上記の4つの管理点を見てみましょう。

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# by tm3381 | 2020-01-18 06:16 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

**********************************
今回は、橋本淳司氏の記事を引用させていただく。
水の問題は、農業では河川、地下水、溜池、農業
用水、水道水等を少なくともひとつは利用して
おり、農場からの排水や地下浸透もある。つまり、
大いに関連があるものであり、記事にも触れられ
ていることからの引用である。

有害な残留性有機汚染物質

東京・多摩地区にある一部の浄水所の水道水、
米軍横田基地(東京都福生市など)周辺の
東京都の観測用井戸から、有機フッ素化合物が
検出されたと朝日新聞が伝えている。
検出されたのは、
・ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
・ペルフルオロオクタン酸(PFOA)
とという物質で、いずれも有機フッ素化合物だ。

これらは、環境中でほとんど分解されず、
PFOS:「ストックホルム条約」で製造・使用が制限
PFOA:発がん性の恐れがある物質に指定 (WHO)
一般的に、斑状歯、骨硬化症、甲状腺・腎障害など
人体への影響が懸念される。

現状はどうなのか、何故そのようなことが起きるのか
どのような対策が必要(可能)なのか・・・

汚染源はわかっていないとのこと。
今後の影響やその範囲拡大は現状不明。

地下水の流動を明らかにする方法は主に3つある。
1)既存の井戸やピエゾメーターを用いて、地下水のポテンシャル分布を直接観測する
2)安定同位体、水温、水質などを追跡して地下水の流れを推定する方法
3)数値シミュレーションによって地下水の流動方程式を境界値問題として解き、地下水のポテンシャル分布を得る

これらの方法を併用し、結果を相互にクロスチェック
することにより、正確な地下水の流動を把握すること
ができる。

昭島市は2002年から2003年かけて、地下水の
分布や流れの本格的な調査を実施した。
昭島市は、水道水の全量を地下水でまかなっている。

その結果、市内で利用している地下水は、
 浅い地層の水と深い地層の水に分けられる
ことがわかっている。
浅い地層を流れる地下水は北西から南東に流れ、標高
に準じている。
ところが深い層の地下水は、それとはまったく逆に南
から北へと流れている。
地下水は、立体的な流れで複雑に絡み合っている場合
もあり、上流部で大量にくみ上げられば地下水は減る
し、上流の土壌が汚染されれば流れてくる水は汚染さ
れる。市域だけに止まるわけではないので1つの自治
体で対策するのが難しい。

熊本市の事例がある。
東京の水道原水から有機フッ素化合物_b0391989_16005493.jpg
(くまもと地下水財団WEBサイトより)

熊本市では近年、水道水の原水となる地下水のなかに
硝酸・亜硝酸生窒素が増加したことが問題になっている。
整理すると・・・
1990年代に合志市で大量の肥料や畜産の排水が
農地にまかれた。それが土壌に浸透し、地下の帯水層
にたどりつき、帯水層を流れ、熊本市の井戸に到達
するまでに20数年かかったことがわかった。

また、
長野県の安曇野市の事例もある。
東京の水道原水から有機フッ素化合物_b0391989_16043177.jpg
地下水の流動経路(安曇野市水環境基本計画)
安曇野市は、松本盆地のなかに存在する。
松本盆地が1つの地下水盆であるため、安曇野市だけ
に限定せず、松本盆地のなかの地下水の流動の一部と
して、自市を流れる地下水を考えている。
同市の保全の努力はもちろん必要ではあるが、
地下水盆全体の協力が必要であることがわかる。

地下水の流動を細かく調べていけば、原因がわかる
し、地下水の速度から、土壌汚染の時期、今後の
拡散も把握できる。
------------------------------------------------------

将来を案ずることはよくあるが、やはり現状を把握
することは重要である。その把握によって不安も
大きくなるかもしれないが、影響を受けてからでは
遅い。現状把握の上で、効果的で実現可能な対策を
講じるということには人の知恵も必要である。

ではまた

設定解除の場合もこのボタンから
更新を通知する

# by tm3381 | 2020-01-17 06:15 | 暮らし | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
収穫工程での考察は こちら(20.1.10) 

実施していることが要求事項なのですが、実施して
いることの説明ができること、この説明が口頭でも
良いとみなされるのは、1人農家さんの場合。
と言っても、全てが頭に入っていることはありえま
せんので、少なからず文書(メモ程度)は必要です。

それ以外の農家や農業法人では、収穫工程での考察
のとおりで、実施していることを、客観的な説明に
よって、示せなければなりません。
リスク評価を手順良くやる思考と、対策の実施から
逆算する思考、つまり、実施するためにはどうする
べきか、と考える。

実施のためには、
 ・実施できるすべての条件が整っていること

すべての条件とはどのようなことか?
生産の要素は5つ(5M)
(1) Man 人
(2) Material 原材料
(3) Machine 機械、設備
(4) Method (生産)方法
(5) Measurement 測定(基準と検査方法)

これらは、食品加工などの製造業を想定した文言の
表現であるので、農業生産には少し読み替える必要
があるが、なんとなくは分かると思います。

収穫工程での考察にもありますが、現場改修と手順
書等の改訂や文書類の再配布にあったようにリスク
対策に基づいた、これらの生産要素を見たとき、
原材料などのインプットについては変更されること
は少ないでしょう。

やり方を変更する ≒ 機械設備の変更・手順の変更
あるいは、農産物仕様の変更と基準や検査方法の
変更等となる、ということで、現場改修や手順書等
の改訂となるわけですね。
① 5.5 対策・ルール・手順の実施(農産物取扱い工程)_b0391989_11332265.jpg
ところで、実施するのは、(1) Man 人 なのですが
取り替えるわけにはいきません。何年後かには、
作業分担での部分的には機械(ロボット)に置き換
わることもあるかもしれません。
収穫工程でのイメージにも、レタス収穫のロボット
の研究事例もありました。これに接続すれば最終的
な工程では箱に入った農産物が出てきて、運搬車両
に積み込まれてそのまま取引先に出荷される、と
いうことも可能になるでしょう。

それまでの間は、やはり、(1) Man 人 が主体と
なって生産活動を行うことになります。
取り替えるものではないので、現場や文書の変更の
理解が必要であり、目的の動作・活動ができること
が必要条件になります。

これらのことを教育訓練で補うということになり、
それを行って、周知されており、実施している記録
が伴っていることになります。

 9.2 農場のルール
 10.1 トレーサイリティ(出荷・収穫の記録)
 11.1 責任者への周知
 11.2-6 業務の統括、知識の向上
 11.7 責任者による教育訓練
 13.2 作業者等の衛生管理ルール
 1.1, 1.2 農場の見える化(文書等の差替え)
 3.2 作業記録(指図記録等の帳票類)
 4.8 文書化した収穫工程の改訂差替え
 5.2 文書化した農産物取扱い工程の改訂差替え

おおよそこれらの管理点での対応が伴うものと考え
ておいていただけると良いでしょう。
ASIAGAP ではこれらのみにとどまらず、農場管理
マニュアルの見直しも必要になるでしょう。

教育訓練を行うにも、実施できる状況に近い状態は
完了していることになります。
完了していることと、運用を開始することと、教育
訓練との関係性については、どれが一番先なのか、
このやり方は農場のやり方に依存する方法で良いと
思われますが、内容に漏れがないように、そして、
全員に周知できるようにしなければなりません。

教育訓練の記録は、11.7 で要求されていますので、
文書を作成するでしょう。ぞの文書番号を、リスク
評価表の該当する対策の欄に追記しましょう。
教育訓練が完了した日付も。

そして、いつから運用を開始するとしているのか、
これもリスク評価表に追記しましょう。
追記した日付もメモしておくと良いでしょう。

では要求事項を見てみましょう。

管理点 5.4 で定めた対策・ルール・手順を周知し、教育訓練した上で実施している。

以上で、リスク評価の流れとしては完了したと、
考えて良いでしょう。

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# by tm3381 | 2020-01-16 06:16 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
管理点をその分野毎等に分けて記載することで、より
わかりやすくなる、という考え方が基本にあるので、
JGAPでは解かりやすくもあり、関連性が掴みにく
いという問題もはらんでいる。

収穫工程と農産物取扱工程を分けて考えるほうが良い
と思われる生産手法もあるが、収穫工程に農産物取扱
い工程を含めて考えるべきだとする場合もある。
このような場合は、農産物取扱い工程に関する管理点
5.1 交差汚染、5.2 ~ 5.5 農産物取扱い工程に関する
文書化やリスク評価は収穫工程に含まれているだろう
から、評価対象外としてよい。

収穫工程での考察にも、「文書の改訂や現場の改修」
がこの段階での結果である。
研修の中でも、ほぼ流れ作業的に対策決定をリスク
評価表に記入していくような作業となり、入力さえ
すればよいという誤解を与えないとも限らない。

実際の農場では、軽微な内容であればそれでも良いが
お金や時間がかかることも起こり得る。お金がかかる
ということは、会社的には稟議承認となる。
まず、承認者がGAPに関する理解がなければ、どう
なるだろう、いきなり否決はないだろうが、説明は
省略することはできない。

「そもそも論」的な状況になると担当者も萎えるかも
しれない。経営に関することであり、経営者が関わる
必要があること、経営者は適切な資源を提供する、と
いう管理点もある(2.4.2a)。

さらに、リスク対策としたことの検証である。
対策としてリスク評価表に記したのは、「対策案」で
あって、その適切性は評価されていない。
対策案の妥当性を評価して、「合理的で実施可能な」
内容となっているのかどうかを、事前に定めた判断
基準で評価する必要がある。

判断基準を甘くしてしまうと結果が変わってしまう。
判断基準は、妥当性評価する前に認識合わせをして
決定しておくことをお勧めする。

要求事項を見てみましょう。

管理点 5.3 のリスク評価に応じて、食品安全を確保するための対策・ルール・手順を定めて文書化している。
取組例・備考としては
下記に示す管理手の対策・ルール・手順を引用してもよい。
・ 13.作業者及び入場者の衛生管理
・ 16.水の利用及び廃水管理
・ 17.施設の一般衛星管理
・ 18.機械・設備、運搬車両、収穫関連の容器・備品、包装資材、掃除道具、工具等の管理
・ 20.廃棄物の管理及び資源の有効利用


対策の結論的な内容としては、この様になるでしょう
が、紆余曲折のあるのが、この決定の段階です。

また、手法としては明示されていませんが、
リスク対象:リスク対策=1:1
と理解している方も多いと思いますが、この考え方は
推奨されていないし、要求もされていません。
しかし、なんとなくそのように思ってしまっています
考え方のほうが実は合理的になることが多い。
① 5.4 対策・ルール・手順の決定(農産物取扱い工程)_b0391989_22094286.jpg
「一粒で二度美味しい」という発想です。

特定のハザードをコントロールするために、複数のコントロールの手段が必要になることもあるかもしれない。また、特定のコントロールの手段によって、複数のハザードがコントロールされるかもしれない。

必ずしもこのようにしなければならないのではあり
ませんが、このような考えもある、ということは
理解しておくと良いでしょう。
このような場合は、リスク評価表の書式が前回等で
紹介したようにはなりません。
リスク評価と、リスク対策は、表として分けられる
ことになります。

他にも、対策は抽出したリスクに対して必ずやらねば
ならない、ということもありません。
これも研修で誤解して理解している一つです。
詳細はリスク評価に関するまとめをご覧ください。


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# by tm3381 | 2020-01-15 06:16 | GAP | Comments(0)

特任指導員研修

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
先週土曜日に研修会が開催され、出席してきました。
今回は、研修講師の方、日本GAP協会の皆さんも
ご参加されることになったようです。
昨年はつくばで開催され、今回は第二回目となります
が、畜産部門にかかわる方々もおられました。
特任指導員研修_b0391989_13044937.jpg
GAP総合研究所の今後の方針についても発表があり
旧来はGAPの普及に重きを置いていましたが、最近
においては指導員数も多くなり、普及という意味に
おいては農業改良普及員の活躍も増大していることも
あり(むしろこのような対応が好ましい)、農家さん
等からの依頼によってコンサル活動する、という形も
それに合わせていくことになるということでした。

普及活動として、NPOとしての役割が終わり、今後
については、消費者への普及、つまり認知度を上げる
活動に移行するということになります。
よって、コンサル活動を行う特任指導員という形態も
漸減することになる、ということでした。

このような将来的な展望のお話の後、増えつつある
団体認証の動向や、その中での諸問題などについて、
つまり、議事の進行に移ることになりました。
その中で、昨年末に完成したDVDの視聴となり、
その内容は福島県団体認証「会津GAP隊」の活動を
モデルとした内容になっておりました。

人間的な活動の結晶としての認証取得というちょっと
涙ぐましいところも含めたもので、感動されている方
もおられました。(というくらい出来は良かった)
ことが近くにあったとは気づきませんでしたが。
特任指導員研修_b0391989_19384747.jpg
テーマとなったのは、
・審査内容や審査時間
・団体管理マニュアル
・内部監査
等が議論されました。

団体の位置づけや構成、事務局長の役割、団体管理
マニュアルの構築(この構成や内容:基準書を網羅
しているかどうか)、その周知、それに基づく内部
監査等
管理点でいうと
1.2 組織体制
1.2.1 団体事務局の責任者と内部監査の責任者
3.1 団体事務局と農場の責任分担
3.2 団体・農場管理マニュアルの条件
3.3 団体・農場管理マニュアルの理解
4.1.2 利害関係をは除した内部監査の実施
4.1.3 監査の目合わせ
4.5.2 内部監査の完了確認
等が該当すると思われます。

私自身の経験においも、団体認証にかかわることも
ありましたが、ひとつは団体の解散があり、もう
ひとつは団体構成の不適などで団体の構成構築、
その維持について、よろしくない結果を経験した
ことがあります。

雰囲気であるとか、外的要請であるとか、主体性が
欠如した旗揚げをすることで不協和音が大きくなる
というのは、複合組織によく見られます。

特任指導員研修_b0391989_13083571.jpg
IPMの最新事情について

司会をされている武田氏からも、結局GAPとは、
 農場の自主管理 ≒ 意識する、自覚、自立
を農場自身が理解すること、それを実現することだ
という理解ができるのではないかとのお話でした。

農業だけでなく、人の尊厳にかかわることだと。
具体的には、自分自身で決める、自分達を見つめる
人としての自覚、レベルの高低でもなく、質の高低
でもなく、自分自身の表現なのではないか、と思い
ます。そして評価には、社会という視点がある。
よって、社会から敬遠されることもよくない。
が、しかし、迎合することを目指すのもよくない。
そのようなことなのでしょう。

こういったことの礎になるようなスキームとして、
発展していっていただきたいと思います。

関連
リスクとハザード(5) 対策の前に

ぴったり 遠野物語



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# by tm3381 | 2020-01-14 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
前回、リスク評価で重要なのは、リスクの特定・抽出
となる、ということを考察したことと同じく、ここで
は、危害要因の抽出が管理点となります。

この要求事項は、特定の農産物においては、リスクと
して定めておきましたよ、ということになります。
いわゆる、ハザードと同じ扱いですが、ハザードとの
違いは、この後に対処する工程はあってもなくても、
CCP的な扱いではなく、OPRP的な扱いとして、
対応としてはきちんと手順を定めて、それを実施して
いることを記録として残す、というようなことに繋げ
ようということと理解して良いでしょう。

ただし、ここでは、また、2016版では、抽出だけ
を要求するのみで、対策としてどのようにするかは、
農場ごとに考えてください、ということになります。

また同様に、収穫工程と農産物取扱い工程の両方を、
適合基準では対象とするとあります。
5.農産物取扱い工程におけるリスク管理
という章立てとの整合はしておりません。
むしろ、「生産工程」という対象のほうが良いでしょ
う。
ヒトと機械等の経営活動における収穫工程という概念
と、収穫期にある栽培工程も、パツリンの原因である
微生物(カビ)、あるいは病原性大腸菌そのものも、
農産物でのリスクに無関係とはいえないからです。

整理すると、
・栽培品目:りんご・梨、及び生食用野菜
・対象工程:収穫工程と農産物取扱い工程
・対象危害:(化学的)カビ毒パツリン
      (生物的)病原性大腸菌
となります。
① 5.3.1 農産物特有の食品安全危害要因の抽出_b0391989_08244106.jpg
要求事項や備考を見てみましょう。

下記に該当する農産物・品目の場合は、下記の事項を必ず食品安全危害要因として抽出している。
(1) りんご、梨の収穫及び農産物取扱い工程におけるパツリン(カビ毒)汚染
(2) 生食用野菜の収穫及び農産物取扱い工程における病原性大腸菌汚染
取組例・備考には、
(1) パツリンはカビ毒の一種であり、土に落下した果実への土の付着と傷口からの侵入が報告されているため、収穫時に注意が必要である。また、選果段階における腐敗果の選別の徹底、貯蔵中の温度管理に注意する。
(2) 生食用野菜の場合、特に収穫後の堆肥との接触、不衛生な水、用便後の作業員の手洗い不足により汚染される可能街が高いため注意が必要である。

パツリンについて

昨年は河川氾濫等により、収穫前のりんご圃場が浸水
して、互助精神から購入を希望する旨の報道があった
ようですが、行政からの指導等でそれも中止した、と
いうように聞いています。
メディア報道を見ていても、例えばりんごジューズに
加工すればいいのに・・・ と思うかもしれません。
しかし、カビ自体を除去殺滅できたとしても、すでに
カビ毒が産生されているような場合、無毒化も除去も
困難であり、場合によっては、カビ胞子が残存して
しまうことも考えられます。(ジュースの中で)
もしもの場合は、大量の商品回収に及ぶ恐れもあり、
また人的被害も広範囲・低年齢になる恐れがあります。

そのようなリスクを冒してまでも、ジュースに加工
するメリットはない、というのが判断ですね。

一部の品種を除いて梨を貯蔵することはあまりありま
せんが、りんごは貯蔵するものと考えて良いでしょう。
貯蔵倉庫の温度は、カビにも住みやすい温度です。
りんごから、アルコール臭が感じれるような場合は、
要警戒でしょう。
① 5.3.1 農産物特有の食品安全危害要因の抽出_b0391989_08194711.jpg
子供の頃、おじいちゃんはみかんやナシを栽培して
いました。みかんも貯蔵する農産物ですが、貯蔵庫は
カビの匂いがしてました。みかんのカビはいいんじゃ
と、もったいないから食べていましたね。
パツリンはアスコルビン酸があるとあまり産生しない
というような性格もあるようです。

しかしカビの生えているものを食べるのはやめましょうね。
アフラトキシンのような事例もありますから。


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# by tm3381 | 2020-01-13 06:15 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
ここでの要求事項は収穫工程での内容とほぼ同じ
内容となっている。
意味合いは同じなので参考にしていただきたい。
① 5.3 食品安全危害要因の評価(農産物取扱い工程)_b0391989_16112093.jpg

今回は、危害要因の評価について、もう一度おさらい
をしておきたい。


過去には、いくつかの視点でのリスク対象の抽出、
つまり、農場に潜む危害要因の存在の見える化、
あるいは、現状認識に基づくリスクの再確認、そして
リスク対象の抽出の意味・重要性を、考察してきた。
そして、リスク評価を行うための書式も公開した。

どのような意味があるのかが気になる方と、すぐに
形を作って早く済ませたいと思う方がいる。
共通して言えるのは、農場のリスクの抽出に失敗する
と、無駄な時間を費やすことになる、ということ。

失敗とは何か、
1) 全体の把握が、できない・していない等
2) 抽出したリスク状況の説明ができない
いずれも、対策に問題が生じる、という点である。
どのような問題か、
1) 抽出に漏れがある=対応が漏れる
2) リスクが具体的でない=対応がブレる
ということになる。

さらに、往々にして起こり得る、工程作業内容の
変更である。
リスク対策も変更の一つである。
悪くなるように変更することはないが、よくなる
はずだと思って変更したことがそのとおりになっ
ていなければ、変更=改善 ではなく、
 ✕ 変更 = 改悪
になってしまうことになる。

前提として取り上げた2つのパターンの内、後者
の場合によく見られる。
漏れがあることが多いのではなく、ありきたりの
リスク表記となっているにもかかわらず、それで
満足をしてしまっている、という状況である。
何故この対策をしたのですか、と聞いても、誰も
答える事ができない、よく見られる事象である。

JGAP特別研修として、例えば
もあります。

結論的には、リスク評価という手法をうまく農場に
取り込んでいく、という考えで望むことが、将来の
農場経営に有効であり、逆になってしまうと、面倒で
時間をかける割に改善が進まない、というジレンマに
陥ることになってしまいます。

リスク評価をするだけならさほどの問題はありません
が、その評価するリスクの事象をきちんと捉えて、
文言にしておくことが重要です。

一方で HACCPの具体的なやり方として、工程ごとに
可能性のあるリスクの抽出だけをすべて書き出す、と
いうことも示されています。
この手法は特に日本人には有効だと思います。
ある程度抽出したら、そこまでの対策を先に考えて
しまう、危害リスクの対策をイメージしてしまう、と
いうことが上手なのが日本人に多い。

例えば、農産物取扱い施設での起点と終点を明らかに
して、その間の作業レベル単位に、農産物取扱い工程
の全体に対して、順序よくリスクを特定・抽出する、
ということのほうが良いと思います。
何故か、というのはこちらをご覧ください。

それでは、取扱い工程の要求事項を見てみましょう。

(1) 管理点5.2 で明確化した農産物取扱い工程について、年1回以上、発生する食品安全危害要因を特定しそのリスク評価を実施している。
(2) 上記の評価の結果を文書化している。
(3) 管理点5.2 の農産物取扱い工程を変更した場合には (1) を見直し、必要に応じて (2) の文書を修正している。

取組例・備考欄には以下のようにある。

食品安全危害要因は、下記の観点で特定するとよい。
・その工程で混入・付着する可能性のある危害要因
・栽培工程や収穫工程で抑制しきれない残存している危害要因
・管理をしないと増大する危害要因
また、食品安全危害要因の健康への悪影響の重大さ及びその起こりやすさにより、リスクの程度(高い、低い等)を評価する。
食品安全危害要因には例えば下記がある。
・生物的危害要因:病原微生物
・化学的危害要因:農薬・カビ毒・肥料・油類等の化学物質、重金属
・物理的危害要因:ガラス片・金属片・プラスチック片・木片・石・砂・降灰等の異物
・放射性物質

事例の中で、
 ・化学物質にアレルゲン物質を含める
 ・同様、放射能を含める
ようにすることも良いでしょう。


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# by tm3381 | 2020-01-12 06:16 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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管理点 4.8 収穫工程の明確化 での考察にほぼ同じ
内容となります。
収穫工程は、工程の最終段階がひとつ、収穫物と
なります。栽培工程と収穫工程を合わせた、生産工程
の前段を見ると HACCPでの生産フローダイアグラム
にほぼ同じイメージとなります。
① 5.2 農産物取扱い工程の明確化_b0391989_20224030.jpg

収穫物を起点にして、農産物を選別等を行い、いくつ
かの農産物に仕上げる、それは選別の意味合いもある
が、包装資材が異なることも多い。
生産フローダイアグラムを農産物(商品)ごとに作成
するとなると、インプットは、収穫物と包装資材、
及び、農産物取り扱い工程で使用する器具や容器等を
含め、機械や手作業等で、アウトプットである農産物
に仕上げる、そして、器具や容器等はリユースするの
で、インプットにもアウトプットにも当てはまる、と
いうようなイメージになるでしょう。

ここでは生産フローダイアグラムの文書化を求めて
いないのですが、イメージとしては整えておくほうが
良いでしょう。
そのイメージを以てして、作業手順を文書化する、と
いうのがこの管理点での要求事項です。

問題は、現場がその通りになっていなければ、次の
リスク評価に意味がなくなる恐れがあります。
HACCPでは、現場で、複数の目線で、整合性を確認
しなさい、という要求があります。
実際の現実が、生産フローダイアグラムも、作業手順
にも、整合していることを確認しなければなりません

ということは、その文書化には、確認日、確認者等の
記載があってしかるべきです。
文書化の要求は、書式を整えておくことが望ましい、
その書式には、作成者(日)、確認者(日)、承認者
(日)等の記載があることとなります。

やっていることを示すのは、残念ながら文書記録しか
ありません。もちろん、ビデオ撮影などの方策もあり
ますが、現実的ではないでしょう。
要求事項に記載のあることだけをやるのもよいですが
それだけでよいのか、という疑問を以て、農場運営を
行う、というのは、特に金銭面では当たり前ですね。

さて、適合基準を見てみましょう。

(1) 農産物・品目ごとに、下記の内容を含む農産物取扱い工程を文書化している。
 1) 作業工程
 2) 工程で使用する主要な資源(水、資材、機械・設備、運送車両等)
(2) 工程を変更した場合には、文書を見直している。


圃場で選別梱包などを行い、圃場から取引先に出荷を
しているような場合は、収穫工程の文書化に含めて
ください。
ここでは、収穫工程の最終が、農産物取り扱肯定での
受渡しで終わってる場合です。
この受渡するのが、「収穫物」となります。

農産物取扱い工程で使用するものを全てピックアップ
できるかどうかが、この留意点です。
審査される場合にここに一つのポイントがあります。
この農産物取扱い工程を文書化したものを以て、
管理点 5.1 農産物取扱い施設における交差汚染及び
異物混入の防止でのリスク評価でのリスク抽出での
リスク特定ができているかどうかの整合性を見られ
ることが多くあります。

基礎研修で、管理点ごとにしっかりと理解して対応を
始める農家さんでよく見られますが、きちんと対応
していると自信をみなぎらせますが、管理点間の関連
せいで適合基準で要求される内容を見比べられると、
結構ボロが出るものです。
あまりにもひとつ一つにこだわって対応するだけでは
持続可能性につながらないということは留意点です。

関連
・生産フローダイアグラム
・リサイクル・リユース
・文書管理
・交差汚染の管理点
・農場経営の持続可能性

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# by tm3381 | 2020-01-11 06:16 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
リスク評価の結果、対策が必要であると判断したこと
に対して、その対策案とその検証結果から、運用に
値する(効果的で実現可能な)と判断したことを実行
に移す段階のことである。

<文書改訂>
改訂文書の再確認、運用開始日などを定め、それまで
の間の周知(教育訓練)の計画書作成や案内、そして
教育実施となる。

<現場改修>
対象現場の工事期間や、その後の運用方法、あるいは
留意点、逸脱時の措置等の周知を行う。
必要に応じて、実施訓練を行う。

いずれの場合も、教育訓練の記録が必要である。
欠席しているものへのフォローアップも必要で、それ
自体も記録に残す必要がある。
管理点 11.7 作業者への教育訓練(18.8.21)

さらに、その後、リスク評価表に教育訓練実施の文書
番号を記す。

<文書改訂>
ファイリングしてある旧文書と、改訂文書の差替え、
掲示してあるものの貼替え、現場保管の簡易手順書等
の差替えを行う。
そして、旧文書の原本の保管、あるいは、複写物の
廃棄処理を行う。

① 4.11 対策・ルール・手順の実施(収穫工程)_b0391989_11101943.jpg
農場管理マニュアルの取り扱い

意外と多いのが、現場に残された旧文書である。
どちらが新しいのかがわからなくなってしまうと、
なんのための改訂なのか、改善なのかがわからなく
なり、リスク評価の効果は逆効果となりかねない。

運用を始めたら、その日付をリスク評価表に記す。
これを記すのは、農場の責任者が妥当だろう。

さて、この管理点の適合基準には、

管理点4.10 で定めた対策・ルール・手順を周知し、
教育訓練した上で実施している。

と記載がある。
提示した書式のリスク評価表なら一目瞭然である。

関連

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# by tm3381 | 2020-01-10 06:15 | GAP | Comments(0)

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前回の記事で、リスク評価の書式を示した。
その書式に基づけば、評価も、対策も、対策の妥当性
も、そして教育訓練の後、いつ実施に移しているか、
というところまで把握ができる。
そして、その状況に基づいて日常の活動ができている
はずである。

日常の活動は、作業手順の文書や農場ルール、または
圃場の活動現場の改善改修、また農場管理マニュアル
の改訂なども行われていて、それらに則って行われて
いることになる(はずである)。

以上のような一連の活動により、農場運営の改善が
実現していくことになる。改善の実現とは、手順書の
改訂や現場環境の改修等のことである。
あるいは、最初の段階のリスク評価をすることで、
手順書ができたり、整理整頓が進められたり、不足
する資源の導入ができたりすることとなる。
これらがリスク評価のもう一つの意味であって、
リスク評価の目的の一つでもある。

要求事項には以下のような記載がある。

管理点4.9 のリスク評価に応じて、食品安全を確保するための対策・ルール・手順を定め文書化している。

備考として、

下記に示す管理点の対策・ルール・手順を引用してもよい。
・18.機械・設備、運搬車両、収穫関連の容器・備品、包装資材、掃除道具、工具等の管理
・20.廃棄物の管理及び資源の有効活用

とある。

書式でいえば、以下の黄色枠で示した箇所となる。
① 4.10 対策・ルール・手順の決定(収穫工程)_b0391989_12000937.jpg
文書化しているというのは、
対策・ルール・手順
であるとしている。これは、いわゆるリスク評価の
アウトプット(産物)である。
この産物を得る仕組みが、リスク評価ということに
なるだろう。

言い換えると、文書の改訂や、現場の改修の手法と
して、責任者・経営者の独断や作業者への丸投げ的
管理手法では駄目だということである。
何が駄目なのか、個人的な自己判断(独断)では
リスクを見逃したり、甘く見たり(多分大丈夫だろ
う)、適正な対応手法でなかったり、見逃したり、
ということである。これを「検証」という段階で
確認をして、その記録を残すことが、その後の活動
に影響を与える。

対策を定めて文書化するということだけが重要では
なく、それを運用に移す理解があって、その仕組が
と整っていることであり、次の管理点にある、実施
につながらなければならない。

関連


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# by tm3381 | 2020-01-09 06:13 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

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この前段「収穫工程の明確化」において、文書化され
たことを想定する。もちろんであるが、その収穫工程
のやり方を変更する場合は、抽出内容を見直し、
リスク評価をやり直すということになる。

いずれにしても、最新状況での収穫工程に基づくリス
ク評価の内容となっていることである。
さて、そのリスク評価であるが、要求事項はそのため
の帳票、つまりリスク評価を行うための帳票を用意し
て、リスク評価を行うとの要求はない。

基礎研修でのワークショップでも用意された書式を用
いて、事例を交えて、実際に行うことになる。
しかし、それだけでは十分なリスク評価を行ったり、
その結果をどのように活用するのか、という応用的な
ことも理解ができないことが多い。

リスク評価は、なんのために実施するのか、という
根本的なところが理解できていない状態で、やり方
だけを学べば、リスク評価ができるかどうかは少し
困難になることだろう。
リスクに対応することを考えていないわけではない。
どのようにすること、したことの説明、見てもらえる
ものとして、どうあるべきかがわからないのである。

リスク評価の考え方は、皆さんなんとなくであるが、
意識はしていることがほとんどである。
ただ、先駆者や責任者あるいは担当者が、収穫工程で
どうするべきかということを意識したときの対応と
して、どのような手順で、どのような注意をして、と
いうようなことを考えて、手順や注意点を言葉として
時々に通達していることが多い。

リスク評価の考え方は、このような過去のやり方その
ものを見直してみましょう、ということである。
何故か、それは手順や注意点が・・・
・考えた人に依存する、つまり属人的である
・欠落する箇所があっても見逃されている
・言われてやる側に当事者意識が芽生えない
・いつもやっていること、何故そうなのかを知れない
・人が変わるとやり方が変わってしまう
・作業者自身の判断に依存しやすい
・何かあっても、その原因が人の責任になる
などなど

つまり、管理体制としては、十分ではない、という
状態となってしまう。しかし、さほど人は失敗を
しないので、こんなもんだろうと、責任者も経営者
自身も思ってしまう。ますます管理体制とは程遠い
状況に陥る。そこに問題が発生しても、それを解き
明かして、対応することもできない。
こんなはずではなかったのに、と後悔しても始まら
ない、ということになる。これでは持続的な経営は
できそうにない。

結局、人の性による、経営の持続性を損なう事象を
排除するためには、少しロジカルな考え方で、手順
や注意事項を明らかにして、優先度に基づき、対応
を行い、その全容を記録しておくというリスク評価
の考え方を導入することを要求するに至ったという
ことなのであろう。


(1) 管理点4.8 で明確化した収穫工程について、年1回以上、発生する食品安全危害要因を特定し、そのリスク評価を実施している。
(2) 上記の評価の結果を文書化している。
(3) 管理点4.8 で収穫工程を変更した場合には、(1)を見直し、必要に応じて(2)の文書を修正している。


まず、リスク評価のための書式を整えましょう。
書式には三種類用意しましょう。
(1)場所(圃場名や施設名)からの交差汚染
(2)工程(FDと作業手順)からの食品安全
 FD:フローダイアグラム
(3)場所や工程での労働安全
ここでは、この(2)に相当する書式となります。

その書式の項目は以下のようになります。
① 4.9 食品安全危害要因の評価(収穫工程)_b0391989_09174768.jpg
画面の都合で縦書きとなっていますが、横に広げて
利用してください。
また、これらは明確化した工程に基づくので、栽培
する農産物ごとの作成が必要です。
もちろん、共通する事項があれば、対象作物を複数
ヘッダー部に記載することで良いでしょう。

また、この項目の下にはぜひ手書きするようにして
ほしいと思います。縦線だけを書式として、横線は
都度手書きで引いてください。
エクセル等でのきれいな帳票は読みやすいかもしれ
ませんが、おおよそコピーミスに冒されています。

抽出したリスクに対して、容認できると思われるよう
な場合は、対策は考えなくても良いでしょう。
検証については対策が機能するかどうかの確認です。
最後の日付がない箇所はまだ対策が実施できていない
ことを示します。対策のある箇所で、日付がない箇所
を、進捗管理しましょう。
ちなみに、審査時点ですべてのたいさくが実施されて
いないと駄目、ということではありません。


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# by tm3381 | 2020-01-08 06:18 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

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ASIAGAPでは、生産工程の明確化(5.3)について記事
にした。また、農業におけるフローダイアグラムでも
前段の最後として、栽培から収穫までとすると良い、
そんな考え方も記事にした。
一つの品目を対象とすると、複数のインプットから、
一つのアウトプットを想定すると、アウトプットは
「収穫物」として、最終的には商品(農産物)を示す
生産フローダイアグラムの前段として、表現するほう
が、農産物ごとに作成するよりもわかりやすいだろう。

後段は、収穫物から、おそらく複数になるであろう
商品仕様書で示される商品が派生することになる、と
思われる。
この後段は、JGAPでいう、管理点5.2 に該当する。
この内容は後日作成するが、農業生産においては大凡
選別により、秀・優・等外や大きさによりL・M・S
等に分別されて、それら一つ一つが農産物商品となる。
よって、フローダイアグラムとしては、一つの収穫物
から、複数の商品ができるようなイメージのものとなる。

例えば、レタスの収穫
人の動作と機械の機能のあわせ技
③ 4.8 収穫工程の明確化_b0391989_08500995.jpg

人の動作をロボットが行う
③ 4.8 収穫工程の明確化_b0391989_08502353.jpg

ここでは前段のフローダイアグラム、栽培~収穫まで
のなかでの、「収穫工程」について、明確化すること
を要求している。
その要求事項を見てみよう。

(1) 農産物・品目ごとに、下記の内容を含む収穫工程を文書化している。
 1) 収穫工程
 2) 工程で使用する主要な資源(器具・容器、機械・設備、運送車両等)
(2) 工程を変更した場合には、文書を見直している。

収穫工程については、以前の収穫記録(10.1.3)
記載した。この工程での内容を文書化することが
要求事項となっている。

(1) 品目ごとに文書化する
(2) 収穫を開始するところが始点である
(3) 終点は収穫物(農産物:品目)である
(4) 収穫に使用するものはすべて明示がある
というような条件設定であり、この前提として、
圃場では収穫の対象のものがあり、
収穫作業ができる力量を備えた作業者がおり、
作業者の服装・身だしなみは整っている、
使用する道具等も整っている、
収穫物を受け入れする場所も決めている
というようなことがある。

そのような状況の中で、どのように準備して、
どのような作業をして、収穫物を取扱い施設まで
運搬し、どのように片付けをして終わるのか、
ということを順序よく明示して文書化することに
なる。

その詳細度合いは明示されていない。
必要に応じて、写真などを使用することが多い。
おおよそ、このくらいの成熟度合い、という
ことは言葉では表しにくいので写真が良い、と
判断されることが多い。

そして、この結果の文書化したものは、次の
リスク評価の並びに使用されることになる。
よって、この内容が変われば、リスク評価を
見直すというのは至極当然のことである。

見落としてはならないのは、責任者の存在である。
収穫工程で責任者は何をするべきなのか? であるが
責任者は食品安全には直接的に関係しないので、要求
事項から省略されてしまっている事が多く、この収穫
工程も同様で、要求事項はない。

しかし、収穫してよいかどうかという判断は非常に
重要であり、収穫記録としてもその存在は重要である。
ぜひ、責任者は収穫指図を文書で行ってほしい。
この指図帳票があることで、収穫記録がない、という
記録漏れがなくなること、農薬やあるいは肥料散布等
による収穫適正判断もできることになる。

残留農薬違反でも、収穫前日数に違反する事例もある
が、責任者による確認や判断がないことが問題の原因
の一つだろう。
作業における危害もあるが、確認不足による影響も
見逃せないからである。





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# by tm3381 | 2020-01-07 06:14 | GAP | Comments(0)

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すてきな農業のスタイル にようこそ

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使用しない期間の倉庫保管する機械類には、シートを
掛けるのが一般的だと書きましたが、意外とシートは
リスクに気がつかないこともあるのをご存知でしょう
か。
対策をするとして、シートを掛けて汚染物質がなんら
かの状況で付着するのを防止しようと考える。
これは良いとしても、シートを何度か取ったり掛けた
りしていると、シートの表面とカバー下側の内側が、
よくわからなくなることがあります。
新品のときは良いとしても、シートに付いたゴミを
払ったり、あるいは洗ったりするというメンテナンス
の考えがないと、シートがリスクの原因になることも
あるという理解です。

適合基準を見てみましょう。

(1) 農産物取り扱いし施設及びその敷地内における下記のものと、汚染物質との交差汚染及び異物混入に対するリスク評価を年1回以上実施し、必要な対策を講じている。なお、対策には立地や施設構造の見直しを含む。
 1) 農産物
 2) 包装資材
 3) 収穫及び農産物取扱い関連の機械・設備・輸送
  車両・容器・備品等
(2) リスク評価の結果及び対策を記録している。
そして、取り組み例や備考には、
例えば、汚染物質には農薬・肥料・薬剤・燃料・機械油、廃棄物、有害生物(昆虫及び鳥獣類)、汚水(停滞水・廃水)・雨漏りや結露による汚染、有害な排気、人由来のもの、施設構造物(天井・壁・床等)・設備・備品(照明・空調・机等)等の経年劣化・破損等による異物等がある。
必要な対策には、例えば、点検・補修・交換、ゾーニング(汚染エリアと清浄エリアを分ける)整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌、入場ルールの徹底等がある。
対策は他の管理点の対策を引用してもよい。

汚染物質としての事例は、気づきにくい箇所を指摘
しているので参考になると思われる。
この事例にアレルゲン物質も入れて対象としておくと
良いでしょう。
③ 5.1 農産物取扱い施設における交差汚染及び異物混入の防止_b0391989_08243899.jpg
取扱い施設の管理責任者と、商品管理の責任者等に
よる協業のもとでの生産作業が行われるでしょうが、
リスク評価は一年に1回以上となっているのですが、
一年中同じ状況にあるかどうかは審査でもコンサルで
あっても、その把握はできません。

工程の場合は、工程を変更したときにはリスク評価を
見直す、という要求がありますが、交差汚染において
そのような要求はありません。
生産品目が多かったり、施設が専用化されていない
ような場合も含めて、随時の変化が起きていると思わ
れますので、それらの状況把握ができていることが
リスク評価の前提になることでしょう。

さらに、リスク評価を行う時期にもよります。
寒いから締め切っているとき、暑いから扉を開けて
いるとき、湿度の高い頃の結露など、年間を通じて
状況把握が必要な事例となります。

燃料や機械油などは要求事項に明示されることがある
のですが、この事例にある、有害な排気等の空気に
関すること、例えばエアコンの風も、そして、良かれ
と思って採用している薬剤類(殺菌剤、消毒剤)や、
手に塗るハンドクリーム等も、汚染物質のひとつに
なる可能性があります。
 ・エアコン風邪
 ・薬剤類(手洗いの洗剤

ゾーニングや動線と整理整頓、つまり施設の活用方法
に関する考え方、そして普段の運用の仕方等の取組み
を生かして、汚染物質自体を少なくする態勢を作って
おくと管理は楽になります。

関連
交差汚染
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# by tm3381 | 2020-01-06 06:06 | GAP | Comments(0)

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--------------------------------------------------
前回に、(J/A)章立ての違い、他の管理点との
関係性等を考察した。
交差汚染を直接的対象として二つの場面に対する管理
点を考察しよう。
まず、この、4.1 圃場及び倉庫における・・、そして
5.1 農産物取扱い施設における・・ となる。
③ 4.1 圃場及び倉庫における汚染と交差汚染の防止_b0391989_08162201.jpg
適合基準を見てみよう。

(1) 圃場及び倉庫における下記のものの、汚染と交差汚染に対するリスク評価を年1回以上実施し、物理的、化学的及び生物学的製品汚染リスクを低減させるための手順を定め、実用な対策を講じている。対策は他の管理点の対策を引用してもよい。
 1) 種苗、作物及び農産物
 2) 包装資材
 3) 収穫及び農産物取扱い関連の機械・設備・
   輸送車両・容器・備品等
(2) リスク評価の結果及び対策を記録している。

(1.1 適用範囲)= 圃場倉庫(*) + 農産物取扱い施設
 (*)倉庫:農薬・肥料等の資材、燃料、機械等
という前提であり、日本のGAPではこの適用範囲に
対応する状況における交差汚染が想定されている。
本来的には、G.GAPが想定する「全てのサイト」と
いう考え方の方が望ましいだろう。

ここでの管理点における考察は、上記の太文字の範囲
圃場及び倉庫 となる。

食品安全危害物質が、適合基準にある半括弧 1) ~ 3)
と何らかの状況で接触することを、栽培する農産物、
あるいは認証を受ける農産物を想定して、考えてみて
それを、圃場では、または、倉庫では、というように
該当する場所を特定して抽出することになります。

リスク評価表の書き方や留意点などは、こちらを参考
にしてください。ここでは省略します。
ただ、工程が前提ではないので、工程の箇所を場所、
つまり圃場もしくは倉庫に置き換えて書式を作成する
とよいでしょう。

あるいは、サンプル帳票集や基礎研修テキストなどで
事例を示しているようにレイアウト図・平面図等を
用意して、その場所を番号で特定することで足りると
考えることもできます。

ここでの留意点は、交差汚染のリスク評価を行った後
現場の状況は逐次変化がある、ということです。
一年中同じだという倉庫や圃場がないとはいえません
が、ほとんどがその時期によって変化が伴います。
そして、この変化が、リスク評価の内容との齟齬を
起こしてしまい、「まさかそんなことが」というよう
な事象が起こり得るのだという理解も必要でしょう。

つまり、作業機等動かさなければ、リスクは起こらな
いと判断できることでも、通路を開けて、機械を外に
出して作業するというような場合、通路付近のものと
作業機の接触は起こらないとは限りません。

しかし、静置状態の倉庫内をレイアウト図にして、
リスク評価をするだけでは、このような状況を想定
できないことが多々考えられます。
あまり使わないから奥にしまっておく、というのが
人の性ですが、それが良いのかどうかは、責任者や
担当者の考え方次第になります。

つまり、事象からのリスク評価も必要ですが、交差
汚染とはどのようなことなのか、効果的に対応する
ためにはどうするべきなのか、と考えれる力量を
養育する、教育する、ということも必要でしょう。
むしろ、効果的ではない機器類の置き方レイアウト
では、リスク評価以前の問題になりかねません。

なお、農産物取扱い関連の機械・設備・容器と適合
基準に記載がありますが、農産物取扱い施設で使用
しない時に、倉庫に保管している場合のこととなり
ます。よく見かけるのは、このように一時退避する
ような場合は、シートを掛けておく等の対応をして
おくのが一般的でしょうね。

手順として、そのような場合はシートを掛ける、と
しているような場合のリスク評価でも、シートを
かけ忘れる、というのがひとつの事象になります。
このような場合は、状況把握ができるような体勢で
対策としては「日常での状況把握」というように
して、その記録を残しておくとよいでしょう。

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交差汚染

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# by tm3381 | 2020-01-05 06:13 | GAP | Comments(0)

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この章はJGAPの章であって、ASIAGAPでは
17.圃場及び施設の交差汚染等に該当する。
それぞれの章の中には、新規圃場に関する適性の検討
問題の対策などがあるが、これらはすでに考察した。

交差汚染が起こる場所、交差汚染の原因物質、および
状況把握などについてをまとめている章立てである。
つまり、直接的な生産工程での交差汚染は別の管理点
若しくは別の章立てとし、区分けしている。

ただし、農場での実際の活動においては、これらを
無理に基準書に合わせて、分けてやる必要はない。
倉庫のような場所で選別することもあるだろう。
その状況に合わせてリスク評価を行うことも可能だ。
③ 交差汚染(4.圃場や倉庫、5.取扱い施設)_b0391989_09202675.jpg
JGAPでは、交差汚染は
4.1 圃場及び倉庫における交差汚染の防止
5.1 農産物取扱い施設における交差汚染及び異物混入
  の防止
が管理点であり、ASIAGAPでは、交差汚染を
まとめて、第17章としているところに差異がある、
ということだけ理解しておくとよいだろう。

むしろ、JGAP基準書しか見ていないなら、
ASIAGAPの第17章にある、管理点が場所や
危害要因を示す参考になるかと思われる。
何をして良いか、という意味では、管理点を見ると
大まかな内容が理解できることにもなる。

ASIAGAP交差汚染に関する管理点を列挙すると
起こり得る場所
 17.2 喫煙・飲食の場所
 17.3 更衣場所、所持品の保管場所
 17.4 青果物の保管
 17.7 農産物取扱い施設のレイアウト
 17.8 施設の設置・設計・建設・保守
危害要因物質
 上記にある場所にあるもの
 17.9 アレルゲン管理
交差汚染そのものの管理点
 17.5 圃場及び倉庫における・・・
 17.6 農産物取扱い施設における・・・

こういったことをよくよく見ると、交差汚染の防止を
考える場合、場所の概念に関わる、生産環境の整備が
最も根本的なことであり、それをおろそかにすると、
交差汚染のリスクの改善は困難になる可能性が高い、
ということとなる。

将来的に、農産物取扱い施設、あるいは倉庫など、
更新を考えている場合は、どのような構造とするのか
レイアウトはどのようにすべきか、付帯設備の位置や
規模は適切か、拡張性はあるか、等々十分に検討して
構築すると、後のリスク対策は容易になる、という
理解も必要になるでしょう。

生産する作物と、圃場、倉庫、施設における交差汚染
について、考察をしていきましょう。次回へ。


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# by tm3381 | 2020-01-04 06:15 | GAP | Comments(0)

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一般的な内容ではなく、このような時がある場合は、
という内容となります。
用語的には、「並行取扱い」となります。
用語と定義の説明を見ると、「並行生産」の説明の
中にある。それを見てみよう。

同一品目について、認証農産物とそうでない農産物を同じ農場で同時に生産すること。特に農産物取扱い工程における並行生産は「並行取扱い」という。

そして総合規則には、この並行生産について、以下の
制限事項がある。

6.1 審査・認証の対象となる商品
(2)並行生産について
並行生産について一元的な管理体制(本規則3.(6)「農場」の定義参照)の農場での並行生産(本規則3.(27)「並行生産」の定義参照)は、他農場・他団体からの非認証農産物を取り扱う場合の農産物取扱い工程に限り可能であり、栽培工程及び収穫工程においては認めない。

並行生産がダメというのは、どういうことだろう。
それは、圃場と作物の密接な関係性だろう。
農産物だけを見ても、その圃場や圃場での栽培履歴は
解らない、ということがその理由だろう。
この関連付けができないものを、審査などで認証する
ことはできない。

その根本は、「農場」という概念にある。それは

農畜産物の生産を実施し、生産される農畜産物の所有権を保有し、一体的な管理体制をもつ経営体である。一体的な管理体制とは、同一の資本・経営の下で生産が行われていることをさす。農場は一元的な管理の場合とそうでない場合がある。一元的な管理とは、一人の管理者(農場の責任者)に指示命令系統が統一され、その管理者(農場の責任者)に圃場・施設の作業記録を集約・確認できる管理体制をさす。一つの農場であっても、別の管理者(農場の責任者)が管理している圃場・施設が存在する場合は一元的な管理とはいえない。一元的な管理でない場合には、それぞれの管理の単位ごとに「JGAP農場用管理点と適合基準」に取組む必要がある。また、自己点検、内部監査、外部審査についてもそれぞれの管理体制を確認できるように実施する必要がある。なお、一元的でない場合には、認証書にそのことがわかるように記載する必要がある(本規則7.4参 照 )。

簡単に言えば「農場」=「経営体」であるといえる。
それは、経営者が同じであるということでもない。
一体的な管理体制」であることだ。この管理体制は
組織図で示される。
しかし、同じ経営体であって、一体的な管理体制と
なっている場合で、例えば、管理体制の中に複数の
農場を運営するような場合はどうだろう。
経営者
 ┣ 役員会
 ┣ A農場
 ┃  ┣ 圃場群
 ┃  ┗ 集荷センター
 ┣ B農場
 ┃  ┗ 圃場群
 ┣ 倉庫施設
 ┗ 管理部門
    ┣ 生産部門
    ┣ 営業部門
    ┣ 労務管理・人事
    ┗ 総務経理部門
というような企業組織の場合である。
解説文の中の、「一元的な管理とはいえない」と、
いうのは、作物から見た視点ですね。
上記でいうと、「圃場群」となっている箇所です。
これらが二つ(A農場・B農場)に分かれています。

そのような場合は、それぞれ、つまり、A農場でも
そしてB農場でも、自己点検などを行うことを要求
しています。

上記のような状態で、同じ品目を栽培しているなら
説明文が当てはまることになります。
異なる品目であるなら、その品目について基準書を
当て嵌めていくことになります。
両方の品目で認証を得るなら、ほぼ同時に自己点検
等を行うことになるでしょう。
それぞれの農場での結果は、経営者に対して、ほぼ
同じときに報告し、責任者は指示を受けることに
なるかと思います。

関連
⑤ 10.2 他農場の農産物の取扱い_b0391989_10283008.jpg
さて、他農場の農産物の取扱いを行う場合は

(1) 他農場の農産物を取り扱っている場合、生産した農場毎の識別管理と他方状の農産物の意図しない混入を防止する対策ができており、記録から確認できる。
(2) 他農場の農産物を販売する場合は、生産した農場の情報について、販売先に誤解を与えるような表示をしていない。

とありますので、これを「並行取扱い」と称して、
この業務を認めており、その対応を要求している。
要求事項に対して、どのようなリスク、例えば、
食品偽装の防止等に抵触しないよう、評価し対策
するようにしてほしいものです。


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# by tm3381 | 2020-01-03 06:15 | GAP | Comments(0)

② 10.1.3 収穫記録

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
収獲の記録は、収穫工程の明確化 の中の最終段階が
それに該当します。
ただ、収穫工程の中に取扱い工程にある作業を含むと
いうこともあります。

用語と定義の説明にある、収穫には以下のように定義
されています。(管理点と適合基準)

収穫工程
収獲、収穫後の圃場での調整・箱詰め・一時保管・圃場から出荷先(農産物取扱い施設等)への出荷(積込・輸送・引渡し)までの作業活動をいう。
収穫ロット
同一の農産物であると認識できる収穫作業の最小ロットのこと。例えば、収穫ロットを識別するものとして圃場番号、収穫年月日、ロット番号等がある。

一方で、総合規則にも同様の、用語の定義と解説が
あり、収穫工程とは
作物を採取すること。茶の場合は収穫を摘採に読み替える。なお、収穫工程は収穫、収穫後の圃場での調整・箱詰め・一時保管、圃場から出荷先(農産物取扱い施設等)への出荷(積込・輸送・引渡し)までであり、それから先の工程は農産物取扱い工程となる。
となっている。ちなみに、農産物取扱い工程は・・・
農産物取扱い施設での農産物の受入、保管、洗浄、選別、調製、商品の性状を変えない簡易な切断、乾燥等簡易な加工、包装、及びこれらの農産物取扱い施設からの出荷(積込・輸送・引渡し)までの工程をさす。
ということで、ここでいう、収穫記録は、これらの
間を結びつけるものとなります。
結びつけるとは、収穫工程と農産物取扱い工程の
境界のことであって、定義における「引渡し」の
ことになります。

どこで行うか、という概念が根底にあります。
圃場で行うならば、それが調整でも選別であっても
そして、圃場から出荷するなら、収穫工程での出荷
記録であって、収穫数量は出荷数量に同じである、
という解釈(でよい)となる。
そのように見做せる収穫工程を明確化した文書で
説明できるようにしておくことですね。

一方で、収穫工程での全量が出荷に向かうならそれも
ありでしょう。
しかし、農産物の収穫物の全量を、例えば無選別で、
出荷する以外において、一部を取引先以外の出荷先に
持ち込む場合は、その数量把握が必要です。
これは、
 管理点3.1 生産計画 (3)生産性等に関する目標
との関連性で、必要になる場合がほとんどです。

また、気づきにくいことですが、生産計画も含めて、
同じ品目を、認証のものと、認証以外のものに、区分
けして、生産や収穫するようなことは認められていま
せん。これは並行生産として、総合規則に規定があり
きちんと区分けするので大丈夫ということではない、
ということを理解する必要があります。

よって、収穫記録として、同一の品目においては、
それらの集大成が、収穫総量となります。
この収穫総量は、農場の持続可能性に関わる「資金」
というところと関係します。
この「資金」に関する管理点はありませんが、この
収量の把握が必要なのですが、出荷量で代替している
ような場合が散見されます。

出荷量で代替することで足りる場合もありますが、
段階(工程)毎の把握をする姿勢は、収量以外にも
ハザード分析などで必要になりますので、工程ごとの
境界の概念も組み込んでいくことをお勧めします。

ところで、収穫時に留意するのは、収穫前日数の確認
があります。意外と多いのが、この確認をしていない
ことです。収穫したら出荷するというのは作業におい
て躊躇することがありません。よって、この収穫を
する段階での確認は、ほぼ出荷可否確認に等しくなり
ますので、見逃さないように責任者が確認して、収穫
の作業を指図することですね。

以下のイメージは、収穫前日までとなっている農薬の
散布可能範囲の状況です。
厳密には24時間ですが、上段の解釈でOKとなります。
② 10.1.3 収穫記録_b0391989_15390554.jpg

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# by tm3381 | 2020-01-02 06:16 | GAP | Comments(0)

⑦ 10.1.2 出荷記録

あけましておめでとうございます。
すてきな農業のスタイル にようこそ

--------------------------------------------------
管理点 10.1.1 商品への表示 では、商品とはこのよう
なものである、ということを決められたと思います。
その商品は取引先や店頭などで販売されるものになっ
ているとことと思います。

取引先の場合は、相手が自分ではないので、やり取り
の記録として、送り状、納品書、受領書などの書面で
内容を明示することになるかと思います。
ここでの要求事項は、その伝票、つまり、紙のことと
なります。電子取引ですと、データが該当します。

さて、取引先ではなく、自営の直売所、あるいは、
自分が経営する加工所等に収穫物を運び入れる、とい
うような場合はどうでしょうか。
実は、これは出荷と同じことになります。
何故かというと、事業の形態が異なるからです。

業種の形態が変わると、農業か、製造業か、というこ
とになり、適用される法令が違うところもあり、GAP
が要求していることとしては、同じ経営体であっても
ここは区分けしてくださいね、ということです。
そこで、今まで「そんな伝票なんか書いてないのに」
というようなこともあるかもしれませんが、なんでも
良いので記録として、トレーサビリティに対応でき、
数量も記録することとなります。

というところで、適合基準を見てみましょう。

出荷した商品の出荷と収穫のつながりがわかる出荷の記録がある。記録には下記の項目を含む。
(1) 出荷先・販売先
(2) 出荷日
(3) 品名
(4) 出荷数量
(5) 収穫ロットまたは収穫ロットと結びつけている保管ロット

この管理点と関連するのが、記事としては後になって
しまうのですが、管理点 10.2 他農場の農産物の取扱
い となります。
赤ん坊でも取違えが起こることもあるわけで、大丈夫
だと言い切ることは難しい。

やはり、その時に記録する、記録できる仕組みがある
そして責任者はそれをその日に確認する、確認する
内容を決めている、こういったことができているか、
であって、記録する人の力量だけだとはいえません。
帳票や手順の仕組みを整えて、責任者が確認するよう
心がけていただきたいと思います。
⑦ 10.1.2 出荷記録_b0391989_21253196.jpg
実は、商品の異常や苦情などの場合は、まず最初に
確認するのが、この出荷履歴です。
そして、これに続くのが出荷と、収穫との関係性に
なります。そして、さらに、この行く先はどこで
しょうか、それは、圃場や種苗になりますね。
それが、この章の「識別とトレーサビリティ」と
いうことになります。

このような位置づけにあるものだということを、
理解しておくことが重要ですね。

参考
ゼロからわかる食品トレーサビリティ(3)

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# by tm3381 | 2020-01-01 06:19 | GAP | Comments(0)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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アレルゲンについては近年追加されたので、少し
チグハグ感が否めないように思われる。
この管理点とは別に、には、17.9
アレルゲン管理 が用意されている。

ASIAGAPでの管理点である。
国内で販売する場合は、日本国の動向を適時に把握
する仕組みが必要であり、輸出するような場合は、
商品販売国の動向を把握する必要があります。

商品を輸出する場合に、ASIAGAPであれば
大丈夫ともいえないかもしれないし、JGAPでも
良いということになるかもしれない。
これらは、販売する国の法令に合致していることで
ある、というのがこの管理点となります。
②a 10.1.1.1 適切な表示_b0391989_10330150.jpg
アレルゲンについては、この管理点以外に、17.9
の管理点があり、それと合わせて対応をすることが
望ましいと思われます。

アレルゲンについては、農場としては、
 ・生産しているすべての作物
 ・購入しているもの
 ・使用履歴のある機械・設備、機器や道具
等の農場が保有し、保管し、使用しているものに
おけるアレルゲンの付着やそのものの発生源となる
のか、どうか、を把握することが前提となる。

管理点 17.9 ではそのリスク評価と対策が問われ、
それを前提にして、農産物に対する表示を決めると
いうことになります。
決めるときの留意は、含まれていないからといって
表示しなくても良いということではありません。

洗浄しているとしても、同じ環境で包装等している
あるいは同じ機械等を使用しているような場合には
その旨記載することが望ましいとされています。
少し古い情報ですが、以下の参照先のG-1、G-3
などが参考になると思います。

この管理点の要求事項を見てみましょう。

(1) 出荷する商品が販売予定国の食品規制に従って表示されていることを確認している。
(2) 意図的にまた潜在的にアレルギー物質を含む全ての出荷する商品が販売予定国のアレルゲン表示規制に従って表示されていることを確認している。

実際面では取引を開始する段階で、取引先との条件
確認時に明らかにしなければならないでしょうし、
自ずと明らかになることだろうと思います。
ただ、一方的に受諾するだけでよいのかどうかは、
経営者の判断でしょう。

ちなみに、この2項目の差異は、
 ・食品規制への対応
 ・アレルゲン表示規制への対応
となっていて、上述のリンク先については、日本国
での対応の留意点となります。
そして、日本においては随時見直しが行われていて
リンク先の対象となる食材も現状では改定されて
おり、同様に販売(予定)国でも改定されることに
なると思います。

交渉を開始したときからの議事録や配布資料なども
記録として残しておくと、後の揉め事に役立つこと
になると思います。



ところで、今日が令和元年の最後の日ですね。
特に今年どうであったか、ということもないが、来年
も、可もあり、不可もあり、という年になると良いか
な、と思うところもあります。

新年は、早々に海外視察が控えております。
まずは健康管理、体調を整える、ということは大人の
心構えかな、と思いつつ、運動下手なので、もっぱら
できるだけ歩くことに心がけよう。

では、皆さんも良い年をお迎えください。
初日の出、見れるといいですね。

初回審査や、維持・更新審査などでお困りの方、
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# by tm3381 | 2019-12-31 06:15 | GAP | Comments(0)