GAP

gGAP CC 14.01 フードディフェンス

「佐渡」・・・
の魚を売りにしている居酒屋さん。
水のきれいな五泉市にあるキノコ生産者でのおしごとがおわって久々の佐渡の魚。吉平、まだ早いかなと思いつつお邪魔したら、季節の花のお出迎えがありました。
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そして、刺身の盛り合わせ。これにおにぎりとみそ汁で、ごちそうさまでした。
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翌日は駅前から白山神社まで朝の散歩、といっても一時間少しかかります。七五三のためか、瓢箪池の大掃除中。
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そして蓮池は一面の葉っぱで、花はもうありませんでした。
お参りを済ませていつもと違う方向へ。お祭り(住吉祭・新潟まつり)の後だったのか・・・
二重の塔の木組に見とれてしまいました。
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仕事を終えて、新幹線から西の空。雲があかねに染まるタイミングは逃したようですが、ダイナミックな空の色を堪能しました。
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佐渡には一度行ってみたいと思っているのですが・・・
--------------------------------------------------すてきな農業のスタイル にようこそ

gGAPは、需要の多い青果物からバージョン6へと移行し、その日本語版も2022年に登場しております。その後、作物展開は長く旧バージョンで維持されていましたが、その置き換え(V6)が 2026年5月1日 となったようです。
認証機関によっては、猶予期間のあるところも考えられますが、JQAなど日本で認証できる期間の場合はこの日を境に適用バージョンが変わるものと推察されます。

この内容を紐解いていくことにいたしましょう。(支援希望の方は こちらから 

14 FOOD DEFENSE
14 フードディフェンス

14.01 (下位)悪意のある攻撃や汚染に関連するリスクに対処するため、フードディフェンスのしくみがある。
当該システムには、以下の要素を含めなければならない:
  1. - 故意による汚染または損害のリスクを考慮した、生産物の安全性に対する潜在的な脅威を特定するためのリスク評価
  2. - 特定された脅威を軽減するための手順
  3. - 働く人、来訪者および下請け業者に対して、フードディフェンス対策を支援する必要性についての教育訓練、標識、ピクトグラムなどによる意識づけ

原文では、箇条は並列的に記されており、これらのすべてをその仕組み(food defense system)に含める必要があるということになりますが、やり方としては順序だてて取組法がよいと思われるため、番号箇条としました。

この三つの要素を、順序手金解説してみましょう。

🚜 コンバイン作物生産者の取り組み手順

① リスク評価の実施

目的: 故意による汚染・損害の可能性を事前に把握し、脅威の所在を明確化する。

  • 生産現場(圃場、保管庫、機械格納庫など)におけるアクセス経路と管理状況を点検
  • 外部者(見学者、業者など)の立ち入り履歴や頻度を記録し、意図的な侵入の可能性を評価
  • 農機具(コンバイン、乾燥機など)への異物混入や操作妨害のリスクを洗い出す
  • 保管中の収穫物(籾、穀物など)への意図的な汚染リスクを想定し、発生確率と影響度を整理

※この評価は、簡易なチェックリスト形式でもよく、記録として残すことで第三者確認が可能になります。


② 脅威軽減のための手順の整備

目的: 特定されたリスクに対して、具体的な予防・対応策を講じる。

  • 圃場や保管施設の出入口に施錠・監視体制を導入(例:鍵管理簿、監視カメラの設置)
  • 農機具の使用履歴を記録し、操作権限を限定(例:作業者ごとの使用ログ)
  • 収穫物の保管場所に異物混入防止の物理的対策(例:密閉容器、侵入防止ネット)
  • 異常発生時の対応手順書(例:汚染疑い時の隔離・報告・廃棄手順)を作成し、現場に掲示

※手順書の整備と定期的な見直しが「継続的改善」の根拠となります。


③ 意識づけと教育訓練の実施

目的: 関係者全員が食品防御の重要性を理解し、日常的に支援できる体制を構築する。

  • 作業者に対して、食品防御の基本概念と現場での注意点を説明(例:月1回のミニ研修)
  • 来訪者・業者に対して、立ち入り時のルールと禁止事項を明示(例:受付時の説明書配布)
  • 保管庫や作業場に「食品防御区域」などの標識やピクトグラムを掲示し、視覚的に注意喚起
  • 外部委託業者との契約書に、食品防御への協力義務を明記(例:作業前の確認事項)

※現場納得感を高めるには、単なる「義務」ではなく「なぜ必要か」の背景説明が重要です。


🧩 補足:構造化と継続性

  • 各手順は「文書化 → 実施 →記録 → 見直し」のPDCAサイクルに組み込むことで、制度的信頼性が向上します。
  • GAP認証取得や更新時には、これらの手順が「実施されていること」だけでなく「実施され、かつ、記録されていること」が求められます。
  • 現場の納得感を得るには、作業者の声を反映した手順の見直しや、簡易なフィードバック制度の導入も有効です。

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AIなりに個の箇条をコンバイン作物生産者の取り組みとしてとらえた場合をイメージしたものです。ディフェンスの場合、ビデオモニターもよく取り沙汰されるようですが、その効果や必要性あるいは重要度などに留意して導入設置する方がよいでしょう。



参考:V6 ガイドライン (1)(2)
参考:(GHP)食品衛生の一般原則 2020(ファン限定公開中)
農場経営にGAPを導入する こちら 

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by tm3381 | 2025-09-27 06:15 | GAP | Comments(0)

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