「プラズマトーチ」・・・
次元の違う物理技術の応用なのでしょうか? 普段目にする世界とは違う。なんと、0.01秒、世界陸上でも記録の競り合いはこの領域ですが、あくまでも差を見出すための時間の(最小)単位。その時間をもって、プラスチック廃材をプラ原料に変えてしまう、そんな技術のようです。
この技術、旧来の熱分解(といってもまだ道半ば)とは違って、使うものが「水素」であること(結果は水)、そして、99%以上がプラスチックの原料として再利用可能とあります。この技術、2026年の商業化を目指すようです。これ、来年ですよね。
gGAPは、需要の多い青果物からバージョン6へと移行し、その日本語版も2022年に登場しております。その後、作物展開は長く旧バージョンで維持されていましたが、その置き換え(V6)が 2026年5月1日 となったようです。
認証機関によっては、猶予期間のあるところも考えられますが、JQAなど日本で認証できる期間の場合はこの日を境に適用バージョンが変わるものと推察されます。
この内容を紐解いていくことにいたしましょう。(支援希望の方は こちらから )
12 EQUIPMENT AND DEVICES
12 機器および装置12.01 (下位)機器、工具、および装置は目的に適合し、維持管理されていなければならない。
生産物に接触する機器、工具、および装置は、生産物との接触に安全な材料で作られていなければならず、汚染を防止するために、洗浄・消毒・維持管理が可能なように設計・構築されていなければならない。
製品に直接接触しない機器、工具、および装置(例:はかり、植物保護製品(PPP)や肥料の散布機器、製品乾燥装置、温度計、水分計、pH計など)であっても、維持管理され、定期的に検証され、該当する場合には少なくとも年1回の校正が実施されていなければならない。
機器の維持管理、校正(該当する場合)、および修理は文書化されていなければならない。維持管理の活動は、食品安全、環境、または作業者に対してリスクをもたらしてはならない。
PPP散布機器:自動式および非自動式のPPP散布機器の校正は、過去12か月以内に正しく作動することが検証されていなければならず、この検証は、公式制度への参加(該当する場合)によって、または能力を証明できる者によって実施されたことが認証または文書化されていなければならない。
灌漑/施肥機器:使用されるすべての灌漑/施肥の機器・技術について、少なくとも年1回の維持管理記録が保管されていなければならない。
基準にある下線の箇所は、原文が、maintained, routinely verified, となっているところです。
この意図については、以下のようなことが考えられます。
- 「routinely」は、定期的に・慣習的に・計画的にという意味を持ち、単なる日々の習慣ではなく、あらかじめ定められた頻度や方法に基づく検証を指します。
- これは、検証の再現性・記録性・責任所在を制度的に担保するための表現です。
これらを実際に、「しています」ということを証拠的に示すには、やはり記録として残すべきであるといえます。ただ、やっているというのは、生産者がこの原則と基準にも適合するように農場運営管理としてやっている、ということになりますので、点検記録だけでよいか、というと、そういうことが望ましいわけではありません。
今のところ、ここまでの考え方、農場運営管理としてやっている、ということを現場で見ることはまずありません。
という頃は、ほぼすべての農場において、改善の余地はある、ということにもなります。
認証されたからもうこれでいいんだ、ということではない、ということです。ではどのようになっていればもうこれでいいと言えるでしょうか?
それには、農場運営管理として、この帳票が機能しているか、という検証を行い、課題がない状態であり、社会や内部の変化において、起こりえること・想定してこと等に対応できる(対策するレベルにない)という判断が得れることです。
参考:(GHP)食品衛生の一般原則 2020(ファン限定公開中)
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by tm3381
| 2025-09-22 06:15
| GAP
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