gGAP CC 06.03（並行所有）出荷前の最終確認

「パワハラプロンプト」・・・

ニューワードだと思ったのですがそうでもなさそうですね。造語のひとつでしょうが、パワハラは平成や令和の方には当たり前になってきた社会通念ですが、「プロンプト」というのはあまりなじみがありませんね。

プロンプトとは？
- AIに対する「指示文」や「問いかけ」のこと。
- 例：「この文章をもっと論理的にしてください」など。
ということで、この造語の意味は、AIの出してきた答えに対して、さらにぱあ原的な質問などを行う、ということです。例えば、

① 最初の質問をする。

② AIがの答えを出してくる。

③ その答えに対して、「この回答では60点ですね」、「100点にするには何が足りませんか？」と問いかけする。
④ AIが再評価をして、あたらな答えを出してくる。
この順番では、③が、パワハラプロンプトに該当します。

このようにすることで、使う側の人間と、それをフォローする優秀な頭脳を持つAIとのハーモナイズが行われる、ということになる、という手段のことです。ただし、こればかりが良いわけでもなさそうな雰囲気もあります。

社会現象の初期段階にかかわるか、発展期（今？）に関わるか、成熟期に関わるか。そんなセミナーがありました。

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すてきな農業のスタイル　にようこそ

ｇGAPは、需要の多い青果物からバージョン６へと移行し、その日本語版も2022年に登場しております。その後、作物展開は長く旧バージョンで維持されていましたが、その置き換え（V6）が 2026年5月1日 となったようです。

認証機関によっては、猶予期間のあるところも考えられますが、JQAなど日本で認証できる期間の場合はこの日を境に適用バージョンが変わるものと推察されます。

IFA SmartV6 Principles and Criteria for Combinable Crops

この内容を紐解いていくことにいたしましょう。（支援希望の方は　こちらから　）

６ PARALLEL OWNERSHIP, TRACEABILITY, AND SEGREGATION

６ 並行所有におけるトレーサビリティ、および分別管理

06.03 （上位）認証済みおよび未認証の生産工程から生じた製品が正しく出荷されることを確保するために、最終確認ステップが設けられている。

製品が認証ステータスに応じて正しく出荷されていることを示すために、確認作業は文書化されなければならない。

この、06.03 においての原則では for parallel ownership. という表記が省略されているので、並行所有に関わらず、というようにも読めますが、06 PARALLEL OWNERSHIP, TRACEABILITY, AND SEGREGATION に該当する場合と理解しておく方がよいでしょう。

よって、並行所有ではない生産の場合は、§６ のすべての原則は該当しない、としてよいと思います。

さて、並行所有がある場合は、生産工程では識別する必要があり、出来上がった製品を出荷する（所有権を移転する）場面、つまり商品として流通させようという場面で、その直前にこの要求に対応しなさい、ということとなります。

何を確認すべきかというと、製品が認証ステータスに応じて正しく出荷されている とある通り、商品となるものは、きちんと識別管理されたプロセスを経て製品となっているかどうか、ということになります。

そして、基準にあるように、確認作業は文書化、つまり、文書化された確認作業（となっているか？）ということもあります。

本来的には、つまり、青果物と同調するなら、以下のような文書化の定義が妥当であろうと思われます。
- 手順書（Procedure）：確認方法・責任者・タイミングなどを明記
- 実施記録（Record）：実際の確認結果・日付・対象製品・認証ステータスなどを記録
- 文書化の形式：紙・電子・システムログなど、現場に応じた柔軟な形式で可

しかし、コンバイン作物では、§１ 内部文書 で、青果物にあったように文書と記録、という観点とは異なり、（文書を省略し）記録の観点を要求事項とする、という考え方となっています。

しかし、実際の現場においては、手順があっての記録、というのが望ましいといえます。

ということで、

🔸 01章：監査対応のための記録（最低限）

🔸 06章：分別の証明としての記録（実質的）

という理解があることが望ましいでしょう。

さて、生産者の皆さんは、正しく出荷されることを確保するという最終確認ステップをどのように説明されますか？

以上

■総合農場保証規格 V6 SMART コンバイン作物に関する原則と基準

■ IFA V6 Smart 青果物

■全シリーズ

参考：V6 ガイドライン （１）、（２）

参考：（GHP）食品衛生の一般原則 2020（ファン限定公開中）

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