「システム化」
することができる場合と、できそうにない場合がある。
あるとき、見積書登録精査の依頼で、買掛先の社名が変更されたことが反映されていないことがあった。社名が違っていると支払いをする上で表記が古いままになる恐れがある。お客様に失礼である。このような会社はシステム化する以前に業務を見直すべきである。
しかし、この会社では、部分や範囲のシステム化をしているが、それらのシステムが統合されていないので、間違って見積り登録されても問題にはならないことが多い。つまり、途中に人が介在するので、会社名を間違えることは起こらない。頑張っているのである。
では、この会社、システム化できそうにないと判断すべきか。
部署が閉鎖的で、属人的な仕組み、間違わないようにと号令がかかるような古い体質の会社ほど、本当はシステム化すべきであると言える。ただ、覚悟しておく必要がある。関わる人たちの猛反対になるだろう。
ここにトップが出てきて、旗揚げをするというのがみなさん納得しやすい。その場合注意は十分に理解せずに雰囲気で流されるトップではうっちゃりを喰らうかもしれない。このようなシナリオを想定し、逃げ道を持っておく、なんとなくシステム導入成功の物語のようだ。
アプリを選んで試してみる、というレベルではないですね。システム化。
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すてきな農業のスタイル にようこそ
GLOBALG.A.P.のNATIONAL INTERPRETATION GUIDELINE FOR JAPAN（NIG）版（原則と基準）から見た、NIGが引用する農水ガイドラインの項番について、考察してきました。
この逆の見方をすると、農水ガイドラインで示されている内容が、GLOBALG.A.P.のとどのように関係しているのかが見て取れそうです。
ガイドラインにおける取組事項（青果物） ※留意：このリンク先は時として変更されることがあります。
44 （経営資源）環境保全
取組事項：周辺住民等に対する騒音、振動、悪臭、煙・埃・有害物質の飛散・流出等の配慮と対策の実施。
取組事項に関連する法令等：省略（リンクする原則と基準をご覧ください）
- 25.02（24.12.19）廃棄物や汚染源の特定
解説には、「トラブルを解消する」、「トラブルを未然に防ぐ」、「積極的にコミュニケーション」といった誘導（周辺の方々の理解）があります。
しかし、これらは、この要求にある記述とは直接的なことではありませんし、こういったことの対処の一つは生産者側の方針を発信することにあります。
人は相手がどのような人なのかかがわからない場合、最初から信頼ということにはなりません。もちろん、挨拶をする（コミュニケーションの一つ）、ということもこういった対処の一つでしょう。
ただ、これらは農業生産に限ったことではなく、社会通念一般のことです。地域社会のローカルルールであるともいえるもので、少なくともGAPにおいて、トラブルの有無はさほど関係ないことと思っています。
その理由は、トラブルの直接要因は、当事者間である、ということです。当事者間とは、生産者と相手（複数も）の関係であって、そこに農業生産における問題があるなら、解決を図ればよいだけだともいえます。
しかし、生産者が適正な農業生産行動をしているなら、さほど問題はないはずです。これは生産者側の方針を説明することに等しいことです。
そこで、GAPに取り組み、その認証を得ている、という場合の生産者はそれなりのことができるでしょう、ということです。
生産者側の生産行動に問題がある場合は、感情的なトラブルに発展するかもしれません。そうならないようにするためにはどうしたらよいか？
生産者と地域社会との関係において、この要求にある様々な事象（騒音、振動、悪臭、煙・埃・有害物質の飛散・流出等）に、生産者がどれだけ取り組んいるか、というバランスになります。
トラブルになる恐れのある、あるいは火種になるようなことに、場所や場面、という観点もあります。たまたま、そこに居合わせた、見てしまった、というような場合で、例えば、防護服を着て防護具をつけて散布している姿は一般市民から見て異様に映るかもしれません。
生産者にとって、正しいことをしていても、人が見れば良くないこと、と映るかもしれない、ということですね。
理解があって、信頼ですが、理解のための（生産者の）行動（宣言など）がこれからは必要なことになるかもしれません。
ではまた
参考：全シリーズ
ＧＡＰ認証するなら こちら
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注意書き こちら からご覧ください。
by tm3381
| 2025-07-08 06:15
| GAP
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