GAP

GRASP 総則(目次と用語の定義)

「同窓会」・・・
少々気の早い日程ですが、7月6日に新宿で開催の案内が届きました。
主旨は、東京池戸会の総会および懇親会とあります。東京に移転して間もなく新型コロナの影響から、こういった会合は全て自粛ということもあって、この東京池戸会も4年間休会、5年ぶりの開催とありますが、個人的には初参加となります。
卒業生の一人のかたが、来賓としてご出席されるようです。肩書は研究領域生命機能科学 教授 とあります。生命と科学に関する研究は徳島大学もその施設があったと記憶しております。一昔前の学部や学科はわかりやすいが表面的な勉強に終始していたように思いますが、今はひとつ一つの分野がかなり詳細なところで分けられているようです。おそらくどんなことをやるのかとお聞きしたところで、その説明を理解することは困難かもしれません。
ということで、土曜日のお昼ですが、同窓会に参加しようと思っています。ご出席の方々よろしくお願いいたします。
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(お茶屋さんでの水出し煎茶と白ワイン)

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GRASP 総則 の内容を紐解いてみましょう。
対象となる総則のバージョンは、日本語版 2.0 となります。続いて、9月22日という年号のない日付がありますが、詳細は不明です。

そして、以下のように活用面での日付が明示されています。
発効日:2022年10月1日
義務化開始:2024年1月1日

目次には以下のような10章が含まれているとあります。
1 GRASP 総則と GLOBALG.A.P. 一般規則の適用
2 GRASP 規範文書
3 GRASP 適用オプション
4 個別生産者と生産者グループの要件
5 GRASP 登録プロセス
6 監査プロセス
7 GRASP アセッサーの資格要件
8 GRASP コンプライアンスシステム
9 意思決定/ガバナンス
10 略語と用語の定義

紐解くにしても、用語の理解をしておかないと意味が捉えにくい箇所もあるでしょうから、第10章から見ていきましょう。

10.1 略語
以下の略語は、本書および他のすべての GRASP 関連文書に適用されます:
AMC 承認された改訂チェックリスト
Approved modified checklist
CB 認証機関
Certification body
FAQs よくある質問
Frequently asked questions
GRASP GLOBALG.A.P. 社会実践のリスク評価
GLOBLG.A.P. Risk Assessment on Social Practice
IHT インハウストレーナー
In-house trainer
ILO 国際労働機関
International Labour Organization
NIG 国別解釈ガイドライン
National interpretation guideline
P&C(s) 原則と基準
Principle(s) and criteria
PHU 生産物取り扱い施設
Product handling unit
QMS 品質管理システム
Quality management system
TC 技術委員会
Technical committee

アルファベット略語についてはなんとなくわかる程度でよいでしょう。
次いで、10.2 定義/用語 となりますが、この文書には明示がなく、
GRASP アドオンに関連するすべての定義は、GRASP 用語集を参照してください。
GRASP 規範文書と補助文書は、GLOBALG.A.P. Web サイトで確認できます。
とあります。英語版があります。
220512_GG_GRASP_v2_glossary_protected_en.xlsx
のことで、そこには27用語が収載されています。
GRASP 用語の定義(機械翻訳したもの)

そのなかから少し抜粋しておきましょう。

management:管理者
生産の運営責任者および労働者を表すために使用される用語。 生産者が経営者を雇用する場合もありますが、その場合、その人も通常の労働者として扱われます。 マネジメントという用語は、ほとんどの場合、プロデューサーを指します。

worker:働く人(労働者)
支払いと引き換えに生産者に労働活動を提供する人。 これには、正社員、臨時労働者、季節労働者、見習い労働者、下請け労働者、移民労働者、出来高払い労働者、および何らかの形で「現物」の支払いを受けている労働者が含まれます。

worker representation:労働者(働く人)の代表
「生産者の影響を受けずに労働者によって定義される農場のシステム。それは労働者に声を上げる機会を提供します。農場のシステムは次のとおりです。
- 個人またはグループ
- 農場で合法的に活動する集団労働組織の代表者:労働組合の代表、代表、労働評議会、または合法的に運営されているその他の形態
- 労働者に声を上げる機会を提供するその他の形式(つまり、問題について話し合うために労働者が組織し主導する、文書化された定期的に繰り返される会議)」


GRASPへの取組みをされている生産者の方等への一助になれば幸いです。


農場経営にGAPを導入する こちら 
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注意書きは こちら


by tm3381 | 2024-05-16 06:15 | GAP | Comments(0)

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by トシ