すてきな農業のスタイル にようこそgGAPが、2022年4月26日に、改定版6として発表され、「原則と基準」に改められました。 ・・・一般規則(個別農場)と、 原則と基準(果物と野菜)
8 栽培および取り扱い中の微生物リスクの軽減 MITIGATING MICROBIAL RISKS DURING GROWING AND HANDLING
8.2 リスク評価
新鮮な果物や野菜は、さまざまな農業資材や技術を使用して、さまざまな気候や地理的条件の下で栽培および収穫されます。ハザードとリスクは、生産システムごとに大きく異なる場合があります。したがって、リスク評価を使用して、それぞれの特定のケースで安全な生鮮果物と野菜を生産するための適切な慣行を決定する必要があります。
リスク評価は、特定されたリスクに対処する必要性を確立します。リスクを管理するために設計された手順を確立し、実施するものとします。ハザードを特定するには、リスクの評価が必要です。
(考察)この節では、「リスク評価」というタイトルですが、言わんとすることが何か、という疑問を感じます。さほど重要ではないようにも見えてしまいます。
内容は朧気なのですが、要点としては、
農業資材や技術を使用したさまざまな栽培方法があること
気候や地理的条件などにより画一的な栽培をしていないこと
ということが何を指すのか? ということですね。
農場の立地、栽培する品種、その品種と連動しているかもしれない、栽培技術などを考慮する、ということは、農場独自の取組みとしてのリスク評価はよいとしても、その内容を別の農場に転用しても意味がないかもしれない、ということになります。
リスク評価をすることと、リスク評価をしていることで、それが認証のためであれば、農場運営に意味のないことかもしれません。
農場経営の持続性を考慮するなら、リスク評価を使用して、それぞれの特定のケースで安全な生鮮果物と野菜を生産するための適切な慣行を決定するとするべきであるという戒めと取ることもできそうです。
ハザードとリスクについては、様々な理解がありますが、その事例をみてみましょう。(
味の素)
ハザード | リスク |
泳いでいるふぐ | 素人が調理したふぐ(毒の量) |
ショーウィンドウの車 | 高速で走る車(スピード、整備状況など) |
売店のタバコ | 喫煙されるタバコ(本数、期間、タール量など) |
少し手を加えて、ハザードを明確にしました。形容詞を付け加えると焦点がぼけるからです。例えば泳いでいないフグはハザードにならないわけではありませんし、駐車場にある車もハザードであり、いわゆるシケモクもハザードです。
こちらの事例の方がわかりやすいでしょう ➡
ハザードとリスクの違いを知る
8.3 特定のハザード病原性微生物は容易に生き残り、環境内で増殖する可能性があります。
汚染は、いくつかの原因から発生する可能性があります。一次生産に関連するすべての手順は、適切な衛生慣行に従い、農産物に対する潜在的な危険を最小限に抑えるものとします。リスクを評価および管理する際に考慮すべき、5 つの主要な微生物危険源があります。これらの発生源はそれぞれ、作物を病原体で汚染したり、交差汚染したりする可能性があります。したがって、各ハザードは農場システム全体の文脈で考慮されなければなりません。
農場マップは便利なツールで、農場に存在する危険を特定するのに役立ちます。リスク評価の一環として、農場マップを使用して、特定された危険とリスクを管理するためにとられたアプローチを記録することをお勧めします。
以下の考慮事項は、リスク評価プロセスに情報を提供し、指示することを目的としています。
(考察)
GLOBALG.A.P.ではリスク評価の対象の観点をある程度絞り込んでいますが、それがこの5つになります。(このガイドラインでもこの内容に準じた項目となります)
(1) 水 :Water
(2) 動物とほこり :Animals and dust
(3) 有機質肥料および動物由来の(化学)肥料 :Manure and fertilizer of animal origin
(4) 個人衛生 :Personal hygiene
(5) 装置・機械等 :Equipment
これらは前述のように、「さまざまな」ということに留意しておかなければならない、ということです。よく研修等でも一つの事例で講習されますが、聞く側は「例えば」が、「あのようにする」というように理解をしてしまいがちです。
この落とし穴に入ってしまうと、GAPをやっても意味がない、という結論につながることになります。この観点でいうと、この段階さえクリアできれば、GAPの意味が見えてくる、と思いがちですが、このような落とし穴(誤解)はいくつもあります。やっても意味がない、というのではなく、その意味を見出せるような考え方で取り組む必要がありますので、それができるのは上級経営陣のみです。
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27日、明後日ですが、説明を果たすと意気込んでいた割に、結局のところは、4つの意義を棒読みして繰り返すことばかりで、それがあたかも丁寧であると言わんばかりです。国葬に至った
コンテキストに関する説明もなく終わりそうです。都合の悪いことは言わない、ということでしょうか。それにしては、ご本人は出たがりだ、という、
岸田首相、視聴して飛び出した「国葬を見栄え重視に!」指令 とあるようです。終わればそれなりの結果も得られるかもしれませんが、当日はどうなるのか、そして好ましい結果となるのか少し心配でもあります。
お彼岸の中日(23日)も過ぎました。お墓参りは緑の葉のものと花を添えたお花でお参りするのが多いと思いますが、その花の代表格が菊ですね。その菊の花も随分と今年は高かったようです。
一日の一つのために7万本を必要とする、だから各地から集めて冷蔵してその日の出番まで保管する、ということが必要で、その前の数日間にこのような影響が出ているようです。
大きいことはいいことだ・・・と、大事なことは大きくすることだとこのように思う気持ちに昭和のおごりがあるのでしょうか。27日、全く ”ちむどんどん” する気配がない。この日は10日ぶりの仕事に行ってきます。