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CodexGHP2020 (取扱い)物理的・化学的 汚染

知らないことはまだまだある。ベルリンの壁が壊されるその瞬間のような風景は映像で見たが、そのベルリンの壁をいつどのように作ったのかは知らなかった。(末尾にそのイメージがあります)
東西冷戦が世界を支配する中、戦車は市民の反乱を制圧する道具として、徐々に使用されるようになった。戦車は圧政の象徴とみなされた。
  • どこもかしこも鉄だらけ
  • 電撃戦
  • 闘いの連鎖
  • 戦車の聡明期
こんなシリーズ物の動画(エイジ・オブ・バトルタンク)がある。その中の三つ目に、その壁ができる背景があります。
これを見ていると、現在のロシア軍の状態やそれを指揮するトップの志向は1968年のスロバキアへの対処とほとんど同じです。相手はNATO、しかし彼らに闘う意思はない、するとロシアは ”部隊に何という?” と問う、その答えは、”敵が臨戦態勢だ。すべて計画されていた” と。
内容は、キーワードである戦車:タンクであるので、近代世界史のあらましを知っていないと、動画の展開が早すぎでてついていけなくなるのですが、ロシアとNATOの遺恨が垣間見えます。
小学生のころ、プラモデルを組み立てたくって、また有線リモコンが出始めた頃、TIGERⅡ(ティーガⅡ)を買ってもらって、組み立てて走らせていたことを思い出しますね。
この動画を見ていると、戦車を見ると心が沸き立つようで、それが人の命を殺めるものであるという理性は、それを使った後の疲弊の中で初めて出てくるようです。やはり、手にしてはいけないもの、そして手に負えないもの、そのひとつなのでしょう。

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「食品衛生の一般原則」Codex2020
Adopted in 1969. Amended in 1999. Revised in 1997, 2003, 2020. Editorial corrections in 2011.

この改訂が、GAP取組みを行う上で、どのような関係を有するのか、そのいくつかのポイントを考察してみよう。

SECTION 7: CONTROL OF OPERATION
第7節 (食品等の)取扱い
7.1 製品および工程の説明
7.2 GHPのキー、その側面
7.2.5 物理的汚染
フードチェーンの全体に、傷つけたり、のどを詰まらせるような、原材料や所持品、特に硬いものや鋭利なもの(例えば宝飾品、ガラス、金属の破片、骨、プラスチック、木の破片
等の異物)による食品の汚染を防ぐためのシステム運用する必要がある。
製造および加工では、機器の保守や定期検査などの適切な予防戦略を実施する必要があります。必要に応じて、適切に校正された検出またはスクリーニング装置を使用する必要があります(金属探知機、X線検出器など)
破損(ガラスやプラスチックの容器の破損など)が発生した場合に担当者が従う手順を実施する必要があります。
冒頭に、「フードチェーン全体にシステムを導入する必要がある」ということが要求されています。
物理的危害の要因となるものは、施設設計における想定以外のものについては、施設の外部から製造プロセスやその工程の場所の近くに、購入されたり、納品されたり、持ち込まれたりするものです。

物理的危害の要因となるものを、持ち込まないようにする、または、見つけたら排除する、という仕組みが必要である、ということですね。後半の「見つけたら」というのは、監視する必要がありますので、労力と効果からいえば、持ち込まないようにする、そしてそれはしくみとして整えておく、また、人が関与することになるので、教育を行い、各自の理解が重要になります。

残るのは、原材料や副資材などの納品に伴って、製造プロセスに入ってくるもの、および/またはその近くに設置保管されるものです。
原材料としての、肉や魚などは硬質プラスチックや金属、農産物には小石やガラス片などの可能性があります。

農作物の民間認証にGAPがありますが、その管理点においても、危害要因の想定に関する知識の要求、作業者が身に着けるものの持込みの禁止、取扱い施設等での硬質プラスチックやガラス製のものへの対応等、リスク評価と合わせて、いくつかの要求があります。

但し、それで認証作物であれば何の問題もない、といえるかどうかは別問題です。そのメリットは、対応できる手順があり、回収テストが行われていて、再発防止の仕組みを持っている、ということになります。
CodexGHP2020 (取扱い)物理的・化学的 汚染_b0391989_15533010.jpg
7.2.6 化学的汚染
有害な化学物質、例えば洗浄剤、非食品グレードの潤滑剤、農薬および抗生物質などの動物用医薬品から化学残留物による、食品の汚染を防止または最小限に抑えるためのシステムを導入する必要がある。
有毒な洗浄剤、消毒剤、および農薬化学物質を特定し、安全に保管し、食品、食品接触面、および食品包装材料の汚染から保護する方法で使用する必要がある。
食品添加物および食品加工助剤は、不適切に使用すると有害となる可能性のあるため、意図したとおりにのみ使用されるように管理する必要があります。
(考察)
物理的危害におけるフードチェーンの全体に対するシステム、ということがなくなっていますが、その意味は不明です。
しかし、「農薬および抗生物質などの動物用医薬品から化学残留物」というような明記があり、一次生産品(2.一次生産:22.4.10)の懸念が考慮されていないということではありません。

化学物質による危害というと、すぐに残留農薬、それから動物医薬品というように懸念をすることが多いのですが、基本は施設内に存在する化学物質といわれるものにはどのようなものがあるのか、ということの把握が一番であり、その通りのものしか施設内に存在しないという確認が必要です。

机上の知識レベルでの化学的汚染の考慮はほとんど意味をなさない可能性もあります。特に人の出入りに関して、自由度が高ければ高いほど、責任者や管理者が思いも知らないうちに、特に家庭用の日用品レベルの化学薬品が施設内に存在するかもしれません。

先日(5/7)も山梨県高校総体競歩での事故がありましたが、薬品類の容器の移し替えは禁物です。(22.5.10:(取扱い)危害物質の規格)


参考:(GHP)食品衛生の一般原則 2020(ファン限定公開)
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by tm3381 | 2022-05-12 06:15 | GAP | Comments(0)

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