夏休みもあと残すところ10日になりました。もしかすると、休校になるかもしれないと、宿題を最後まで先延ばししている子供たちもいるでしょうね。自由研究と読書感想文、というのがどうしても残りやすい課題のようです。
近年はその代行であったり、自分らしいテーマを選択するとその模範例が得られるものなど、コンビニエンスの夏休みの宿題の時代です。そんな学校の環境も、このウィルスの影響がささやかれています。
社会の人流を政治がコントロールできずに悪戦苦闘しているのですが、学級の人流を一人の担任がコントロールできるでしょうか。誰が考えても無理ですね。
尾身さんは考えればわかる、みたいな表現でメッセージを発したり、政府委員会で発言していますが、確かに言いにくいですよね。分からない人が先走るような場合、その人を諭すのは、昔から猫の首に鈴を付ける、というように揶揄しますが、ネズミには無理です。
つまり、尾身さんでも無理な人たちに、尾身さんは一生懸命伝えようとしているわけですが、元々結論を以って席についているのですから、そのような意見だけで結論が変わる訳もありませんね。
それを諭すのは自分ではない、という、自覚を持たないといけない、私にはこの日との考えにひとつのエッセンスを加えるのは無理だと。
昨日の夕方、テレワークというよりはWEB会議になりますが、ううううむ、そのような考え方をしているのか・・・
これは一筋縄では無理だ、と私も思った次第です。
基準やロジックのことなので、確かに、ネット検索しても凡そ同じようなことが沢山出てきます。(そういう時代です)
ただ、それが自分に合っているかどうかというと、ほぼ何一つぴったり合うものはありません。
凡そそういった場合は、「結論」を持っているのですね。この結論に至った経緯に関係した人が大きな問題であり、ウィークポイントです。この人に鈴をつけさせることを考えた方が、大きな波風にはならない、この波風のリスクをその人に転嫁することが、リスク対策のひとつですね。
ただ、単にお願いします、ということにはなりませんので、そこも誰かを動かす方が得策ですね。しかし、尾身さんは自ら矢面に立って風を受けているようにも思いますが、心地よい風を感じるくらいに弄っているのでしょう。
そして、知事さんや国のリーダーもこうやって動かされているのでしょうね。大人社会の機微は今の年齢になっても理解することすら難しい。
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すてきな農業のスタイル にようこそ
副産物、製造していると出てきそうですね。また、敢えてそれが解っていてやっていることもあるようです。あるいは、技術が進み、今まで捨てていたものも副産物になるかもしれません。
色々と考えられる副産物についての原価計算に関する基準ですが、それを見てみましょう。
| 二八 副産物等の処理と評価 | |||
|---|---|---|---|
| 総合原価計算において、副産物が生ずる場合には、その価額を算定して、これを主産物の総合原価から控除する。副産物とは、主産物の製造過程から必然に派生する物品をいう。 | |||
| 副産物の価額は、次のような方法によって算定した額とする。 | |||
| (一) | 副産物で、そのまま外部に売却できるものは、見積売却価額から販売費および一般管理費又は販売費、一般管理費および通常の利益の見積額を控除した額。 | ||
| (二) | 副産物で、加工の上売却できるものは、加工製品の見積売却価額から加工費、販売費および一般管理費又は加工費、販売費、一般管理費および通常の利益の見積額を控除した額。 | ||
| (三) | 副産物で、そのまま自家消費されるものは、これによって節約されるべき物品の見積購入価額 | ||
| (四) | 副産物で、加工の上自家消費されるものは、これによって節約されるべき物品の見積購入価額から加工費の見積額を控除した額 | ||
| 軽微な副産物は、前項の手続によらないで、これを売却して得た収入を、原価計算外の収益とすることができる。 | |||
| 作業くず、仕損品等の処理および評価は、副産物に準ずる。 | |||
「仕損品」は前回(21.8.20)の考察にありました。「作業くず」意味はなんとなく解りますが、原価計算の中ではどうするとよいのでしょうか。
副産物と作業くずの違いは「材料と同質のものであるか」にあります。材料と同質のものであれば作業くず、異質のものであれば副産物です。
ということのようです。宝飾品加工業者さんの作業くずは多くが貴金属になるでしょうね。会計では次のように。

そして、この項の解説には以下のようにあります。(かんたん原価計算)
この規定は大切だ。まず、副産物が何なのかという定義がされている。「副産物とは、主産物の製造過程から必然に派生する物品」ということだ。次の第29項(連産品の計算)と合わせて読むとよく分かるのだけれど、副産物は、単に製造過程から必然的に派生すればいいというわけではない。その物品が、主副を明確に区別できるものでなければならない。そうでないのなら、それらは連産品だ。
また、”必然に派生”という箇所も大切だ。これは、作るつもりがなくても必然的に出来てしまう、というニュアンスだ。
この副産物の計算処理についても規定されている。考え方の前提にあるのが、副産物はそもそも重要ではないので、副産物そのものの製品原価の計算を行う必要がない、という点だ。副産物の原価を計算しないのだから、その分の原価は必然的に(というか自動的に)主産物が負担することになるわけだ。(この考え方は度外視法による仕損費の計算と同じだ)そして、負担させっぱなしでは悪いので、副産物の価額を控除する、という考え方をすれば腹落ちしやすいだろう。
なお、もう1つ押さえておきたいのが「軽微な副産物は<中略>原価計算外の収益とすることができる」という規定だ。これは、その副産物の価額すらも計算しないということで、結局、原価計算的には副産物について何もしない、ということだ。そして、売却されたときに原価計算とは関係なしに収益とすることを認めている規定だ。
また、”必然に派生”という箇所も大切だ。これは、作るつもりがなくても必然的に出来てしまう、というニュアンスだ。
この副産物の計算処理についても規定されている。考え方の前提にあるのが、副産物はそもそも重要ではないので、副産物そのものの製品原価の計算を行う必要がない、という点だ。副産物の原価を計算しないのだから、その分の原価は必然的に(というか自動的に)主産物が負担することになるわけだ。(この考え方は度外視法による仕損費の計算と同じだ)そして、負担させっぱなしでは悪いので、副産物の価額を控除する、という考え方をすれば腹落ちしやすいだろう。
なお、もう1つ押さえておきたいのが「軽微な副産物は<中略>原価計算外の収益とすることができる」という規定だ。これは、その副産物の価額すらも計算しないということで、結局、原価計算的には副産物について何もしない、ということだ。そして、売却されたときに原価計算とは関係なしに収益とすることを認めている規定だ。
あるいは、以下のような解釈もある。(引用:副産物の仕訳【原価計算】)
企業が製造することを目的としている製品(主産物)を製造するときに一緒にできるものを副産物といいます。
豆腐を製造するときにできる「おから」や原油を精製してガソリンや軽油を取り出すときに同時にできる「重油」などが副産物の代表例です。
副産物は売却価値や材料としての利用価値があります。この売却価値や利用価値のことを「副産物の評価額」といいます。
副産物には評価額があるので、副産物が発生する場合は完成品総合原価から副産物の評価額を差し引いて製品の製造原価を計算することになります。
副産物が軽微であるなら、そしてもしそれが価値を持つなら、「原価計算外の収益とすることができる」。
次回は連産品ですが、副産物と連産品とはよく似ているというイメージをご紹介しておきましょう。
注意書きは こちら
by tm3381
| 2021-08-21 06:15
| 製造原価
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