都知事は、GOTOの運用について、国の進めたことであり、国が判断するべきだという、国のトップマネジメントは前職の語りのように国民に向けて協力を要請し、プロジェクトリーダーは神のみぞ知るという、当初から問題視され、難しそうだから省略してしまったリスクマネジメントの意識欠落の再来となってしまった。もちろん、リスクコミュニケーションもあるはずがない。
WITHを選択したら、このような状況になるのは当たり前で、さらに厳しくなればゴーストタウンになりかねない。
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すてきな農業のスタイル にようこそ
農薬は化学薬品であること、中には(医薬用外の)毒物や劇物に相当するものもあります。あるいは、消防法にある危険物になるものもあります。農薬には、次の7種が含まれます。
殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、除草剤、殺そ剤、植物成長調整剤、その他(忌避剤、誘引剤、展着剤等)
毒薬あるいは劇薬というと「医薬品」(薬事法)になりますが、毒物・劇物というと「毒物及び劇物取締法(毒劇法)」の規制対象のものとなります。農薬はこの毒劇法が適用されるものが含まれます。

ちなみに、薬事法に相当する保管庫とはどのような条件があるかを見ておきましょう。(農薬保管庫と共通する箇所もたくさんあります)
・堅固なものであること。
・施錠できるものであること。
・医薬用外毒物・医療用外劇物の文字を明瞭に表示する。
・飛散、漏れ、しみ出し、地下にしみこむ恐れがない。
・震災対策として壁等に固定する。
・内部の柵と(保管庫は)固定する。
・ボトルトレー等で転倒・落下防止措置をする。
・施錠できるものであること。
・医薬用外毒物・医療用外劇物の文字を明瞭に表示する。
・飛散、漏れ、しみ出し、地下にしみこむ恐れがない。
・震災対策として壁等に固定する。
・内部の柵と(保管庫は)固定する。
・ボトルトレー等で転倒・落下防止措置をする。
とあり、毒薬と劇薬は必ず分けて保管しなければなりません。
管理点 CB.7.7.10 (下位) <適用除外禁止>
鍵の扱いと保管施設への出入りを、農薬取扱いについて正式な教育を受けた作業者にのみ限定していますか。
保管施設には鍵がかかっており、農薬の安全な取扱いと使用について正式な教育を受けたことを実証できる人が立ち会っていなければその場への出入りは認められません。
管理点にも適用基準にも、「正式な教育を受けた」という表現がありますが、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか。これと言って、農薬取扱いの教育として、正式であるとされるようなものはありません。
ではどうしたらよいか、ということになりますが、農林水産省、あるいは農薬工業会、農研機構等が発する情報を引用する、それを農場に適用するべき内容を取捨選択する、農場に適用して運用するということと、それぞれの段階で記録を残していく仕組みを持つことで、記録から活動実態を認識することが可能となります。
参考:
(農林水産省)農薬の基礎知識 詳細
(農薬工業会)農薬に関係する法律
(農研機構)農薬の容器ラベルを読みましょう
(市町村)農薬の安全な取扱い方
そして、取扱に関する具体的な管理点が以下のように用意されています。
サブセクション
CB.7.8 農薬及び特定防除資材の取扱い 4管理点
CB.7.9 農薬の空き容器 6管理点
CB.7.10 使用期限切れ農薬 1管理点
次に、農薬保管の管理点として、在庫管理があります。
管理点 CB.7.7.13 (下位)
最新の農薬在庫記録、または入庫量と使用量の一覧を記録した在庫量の計算を閲覧することができますか。
在庫記録(農薬の種類と量:ユニットの数、たとえばボトルの本数でよい)は、在庫に(入りと出の)動きがあった後、1ヶ月以内に更新しなければなりません。在庫量は、入り(請求書その他、入庫のわかる記録)および使用量(作物への処理/散布)に基づく計算によって更新することができますが、計算値とのずれが生じないよう、定期的に実際の在庫量をチェックしなければなりません。
農薬の使用に関しては、それなりの機能を有したアプリを活用するのが良いでしょう。その機能としては、
・作業者リスト
・圃場リスト
- 耕地リスト
- 品目および品種リスト
・計量器リスト
・防除機器リスト
・農薬リスト(計画対応)
- ラベル情報(分類、容量、有効成分等)
・農薬情報マスタ
- 品目をキーとしたラベル情報(用途、使用回数、収穫前日数等)
・農薬在庫マスタ
・防除指示記録
- 指示段階での農薬情報マスタとの整合性(指示で在庫引き当て)
- 記録を指示者が確認した段階での農薬在庫マスタからの使用記録更新
- 記録を指示者が確認した段階での農薬在庫マスタからの使用記録更新
・その他付帯情報(計量記録、使用防除機、天候、隣接圃場の状況、風向きや風力、特記事項等)
ただ、農薬を計量する段階の手順は、手順書を作成してそれに基づく記録ができるとよいでしょう。それによって、在庫量のカウント方法が決まると思います。
by tm3381
| 2020-11-22 06:15
| GAP
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