GAP

G G.A.P. 理解しましょう

アカデミー受賞映画 パラサイト ご覧なりました?
個人的意見ですが、見なくてもよかった と思った。
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 こんにちは 
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GLOBAL G.A.P. の考え方を農場に導入しようという
ことを考えてみようと、いまさらのごとく、全体像を
イメージしていくと、導入の仕方についての捉え方は
GAPはおそらくすべて同じことが言えそうだ、と
気づかされる。

以前に、「G G.A.P. はじめまして」でも考察したが、
まずは現状把握と記載した。
そして次に、農場運営状況をイメージしてあるべき姿
としての目標をより具体化する、さらにこのふたつが
決まれば、起点と終点になるので、角度と長さが決ま
ることになる。数学的にはベクトルである。

このベクトルを解き明かして、5W1Hに落とし込む
作業ことができれば、マイルストーンが完成する。
ベクトルを、時間で区切り、誰が何をするのかを決め
ることができる。
このような態勢を紙に書くことができれば、おおよそ
その妥当性は評価できるだろう。

ここまでくれば、半分完成したようなものだ。
と、いえるのではあるが、具体化のためには、理解が
必要になる。この理解は、管理点と適合基準のひとつ
ひとつについての理解ではない。

その理解をするには、G G.A.P.はイメージがしやすく
なっているというのが一つの特徴であると思う。
イメージ図を作成してみたのが、次です。
農産物生産の主体を支える内容を網羅したものだ、と
いうことが言えると思います。
G G.A.P. 理解しましょう_b0391989_20592106.jpg
枠(黄色背景)が環境、青は農場や生産エリア、橙は
ヒト、ヒトは顧客でもあるし農場の従業者でもある、
矢印は情報やモノの動きとなっている。
農場でどのようなものを生産していても共通すること
があるのを、AF. 全農場基本としてひとつにまとめて
くれている、それが一つのわかりやすさにつながる。

ただ、表現しにくいものも含まれているので、それは
以下に列記しておきたい。
 AF.2 記録保持と自己評価/内部監査
 AF.11 GLOBAL G.A.P. 認証の表示
 AF.12 ロゴの使用
 AF.15 食品安全方針声明書
 AF.16 食品偽装の予防策
ここに記録のあるのは、生産工程での記録だけでは
ないというひとつのメッセージでしょうね。
また、食品偽装については、管理面としては全農場
となるであろうし、起こることは生産工程になる、
ので、イメージ図には表現しなかった。

この上に乗っかるのが、CB. 農産物基本、畜産や
水産養殖等が含まれ、CB. 農産物基本には青果物、
コンバイン作物、茶がある。
日本茶においては、そのままでは食しない段階までの
「荒茶」という段階までを、農業の範疇としている。
概念だけでの理解では難しいことにはなるが、敢えて
この段階で区切っているということだろう。
このような事例は畜産にもある。行政では農林水産省
と厚生労働省というように。

戻して、CB. 農産物基本 をイメージにすると以下の
ようになります。随分と単純に見えます。
G G.A.P. 理解しましょう_b0391989_10153154.jpg
対象となる生産工程は、収穫の前まで。
種苗から始まり、土や、肥料・水・農薬等とそのため
の機器類、及び総合的病害虫管理(IPM)があります。
IPMには考え方が明示されていて、それには
・「予防」
・「観察とモニタリング」
・「介入」
があるということです。重要度によりレベル分けした
対応をすることを想定しているようですね。

黄色の線はトレーサビリティの具体的に問題の農産物
から遡ることができるかどうか、という観点であり、
上述のAF13ではそのための前提条件の整理として、
・並行生産や並行所有
・認証生産物と非認証生産物
等の識別管理をする体制についての観点です。

残るフェーズ、FV:青果物、CC:コンバイン作物、TE:
茶などについては、収穫以降の管理点が網羅されて
おります。
この段階になると、農産物は食品なのだという考え方
が管理点の中心になってくる。

生産の主体となる範囲は、CB + CC、CB + FV 等で
あらわされ、その主体を支える範囲をAFという対象
範囲で表現しているということになる。
モジュール化することで、米作と裏作、というような
展開がやりやすくなることがわかる。
※裏作は一般的に青果物の生産

参考:GLOBAL G.A.P.
 FV:青果物と、CC:コンバイン作物

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by tm3381 | 2020-02-19 06:15 | GAP | Comments(0)

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