③ 14.労働安全及び事故発生時の対応

今日はバレンタインデーですね。
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 こんにちは 
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労働安全は基準書の「はじめに」に記載されている
五つの項目の一つになります。
農場運営・食品安全・環境保全・労働安全・人権福祉
労働安全の裏返しは、労働事故になるのですが、残念
なことに、減少する傾向はみられないというのが現実
的な状況になっています。

先日の審査員大会でも、農場版、畜産版、双方ともに
この話題で講師の方のお話を聞くことができました。
農場で従事する方の意識をどのように変えるのか、
ということに腐心しているとのこと、問題はその腐心
本来は従事する方々の意識に到達しなければならない
と思うのですが、その被害をこうむり、そして死なな
かった方々の協力に基づくものでした。

言い換えれば、不幸にも死亡した方々の思いは当然の
如くありません。死人に口なし、ということです。

何故、事故が起こり、その結果が死亡に至ることが
あるのか、そのような事例から学ぶことができるのは
これも「ヒトの性」だということです。
それも、怪我をしたいとか、死にたいという方はいな
いのは当たり前で、「つい、うっかりと」ということ
が、怪我をしてしまって、同じことをしないようにと
願う方々の口から洩れる言葉です。

落ち着いていれば、考えれば、なぜそのようなことを
してしまったのか それがわからない というのです。
どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?
これに明確な答えはありません。「つい、うっかり」
なのです。
突き詰めても、原因が明確ではない、これが事故の
削減の足かせになっています。

農業での作業は、毎日が同じことをやるとは限らず
さらに状況も変化を起こします。
様々な変化の中で、ひとつの統一感のある結果を、
期待した活動をすることになります。
例えば、電話がかかってきました、というような
ことがあります。

椅子に座って業務をしているときにはさほどの危険
はないでしょうが、ホイールローダーで不安定な
牧草ロールを搬入しているときならどうでしょうか
急に止まったり、あるいは窪みにはまった時など、
注意していても、思ってもいない声掛けで普段とは
異なる行動が起きないでしょうか?

普通に考えたとき、危険が想定されるような行動は
誰もしないのが当たり前ですが「つい、うっかり」
ということをしてしまうのが「ヒトの行動」である
という認識を持つことが重要になります。

そして、このようなことは普段の中でも散見され、
・壁にぶつけた
・手を切った
・脱輪した
・ひやりとしたことがあった
等の経験が従事者にあるはずです。

これらはその方の特性ではなく、「ヒトの特性」だ
という理解が必要です。
たまたま大した事故ではなかっただけで、大掛かり
な事故に及ぶ可能性はそれらの中にもあります。

このような事例を農場の事故特性として理解し、
その対応をみんなで話し合う、ということが、農場
の持続可能な経営に大きな影響を及ぼすということ
を認識することから始めましょう。
③ 14.労働安全及び事故発生時の対応_b0391989_11323677.jpg
この章にある管理点は以下の通りです。
14.1 作業者の労働安全
14.2 危険な作業に従事する作業者
14.3 労働事故発生時の対応手順
14.4 自己への備え
14.5 労働災害に関する備え(強制加入)
14.6 労働災害に関する備え(任意保険等)

次回以降で個々の管理点を考察してみましょう。

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by tm3381 | 2020-02-14 06:16 | GAP | Comments(0)

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