⑧9.1.2 商品に関する苦情・異常への対応

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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一つ前に対応手順に関する管理点の記事があります。
そこで作成した手順に基づくものとなります。
どのような要求事項なのかを見てみましょう。

商品に関係する苦情・異常が発生した場合には、管理点9.1.1 の管理手順に従って対応したことが記録でわかる。

発生した場合のことなので、発生がなければ審査では
”該当外”となる内容です。

ここでの考察は、ASIAGAPの適合基準に即しており、
JGAPの適合基準には該当しない箇所が含まれます。
※緑文字はJGAPに該当しない箇所です。

では、発生した履歴がある場合は、管理点9.1.1 の
手順だけではいけないのはわかりますね。
記録が残ることが要求事項ですので、記録帳票も想定
しておく必要があります。

JGFのサイト(指導員専用)にも、サンプル帳票には
「是正報告書」という書式があります。
サンプル帳票集は、”あくまでもサンプル”ということ
ですので、そのまま真似ても農場の役に立つかどうか
については農場の判断によります。

帳票の書式における、記載の項目は、管理点9.1.1 の
項目を列挙することになるでしょうが、起点が農場内
と顧客等になるのを理解して、共用するか、個別書式
とするかを決めることになります。
私は個別書式をおすすめしております。

そして、その書式の項目とできるのは、管理点9.1.1
の適用基準にある(6) ・・・認証機関への確実な報告
までです。
その理由は、要求されている目的が異なること、また
そのための実行や結果の把握のタイミングが同時とは
ならないこと、及び、複数の苦情等に対してひとつの
検証活動やその記録で対応することになるかもしれな
いこと等です。

もう少しきちんとするなら、苦情でも異常でも利用が
できる共通書式「B.是正処置及び検証記録」として
・ 苦情や異常の要旨(文書番号:A:後述
(4) 原因追及
・・・是正処置の妥当性評価・・・
(5) 是正処置とその完了期限
(7) 取られた是正処置の効果に対する検証
 ・検証計画
 ・検証結果
のような項目を整えた文書書式を作成しておきます。

苦情対応としては、「A.商品に対する苦情対応記録
として、書式項目には、
・・・商品に関する苦情受付内容
(1) 商品管理の責任者への連絡
・・・同責任者の指示事項
(2) 状況及び影響の把握
(6) ・・・認証機関への確実な報告
  ・食品安全に関する重大な不適合
  ・商品回収
  ・(苦情に起因する)起訴
・・・書式B(文書番号等)
・・・(顧客への)「C.顛末報告書」送付
  ・是正処置や再発防止策等
※ここまでの処理日数は〇日程度を限度とする

ここまでで、苦情に対する回答(顛末書)が終わり、
農場内ではその是正処置を実践に移すための業務、
例えば、以下のような活動が行われるでしょう。
・手順書の見直し(改訂)
・記録帳票の書式見直し(必要なら改訂)
・改定内容に基づく教育訓練
・改定内容での運用開始

ここでの要求事項とやるべきこととしては
(農場)原因の把握とその対策の確実性
   対策の実践による再発防止
   全容を記録として残す
(苦情元)顛末報告書
(行政)食品リコールの場合は届け出
(認証機関)(6)に該当する場合は報告
ということが言える。

さらに、これらに加えて、
・(8)定期的にテストする
ということが要求されています。
が、テストしたことを示す文書の要求は明言されて
おりません。このあたりは曖昧です。
審査員の判断はどうなるでしょうね。

よって、用意するべき書式は、
(1) 商品に対する苦情対応記録(書式A)
(2) 是正処置及び検証記録(書式B
(3) 商品苦情報告書 (対顧客用)
(4) 検証計画及び結果報告書(別紙)
(5) 定期テスト計画及び結果報告書
等となり、書式Aとした個所は、商品の異常用に
同様の位置づけのものを作成することでしょう。

⑧9.1.2 商品に関する苦情・異常への対応_b0391989_21253231.jpg
それにしても、「重大事故」という概念はどのような
意図があるのでしょうかね。
 これについては後日記事にいたします。 こちら


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by tm3381 | 2020-02-03 06:15 | GAP | Comments(0)

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