① 5.4 対策・ルール・手順の決定(農産物取扱い工程)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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管理点をその分野毎等に分けて記載することで、より
わかりやすくなる、という考え方が基本にあるので、
JGAPでは解かりやすくもあり、関連性が掴みにく
いという問題もはらんでいる。

収穫工程と農産物取扱工程を分けて考えるほうが良い
と思われる生産手法もあるが、収穫工程に農産物取扱
い工程を含めて考えるべきだとする場合もある。
このような場合は、農産物取扱い工程に関する管理点
5.1 交差汚染、5.2 ~ 5.5 農産物取扱い工程に関する
文書化やリスク評価は収穫工程に含まれているだろう
から、評価対象外としてよい。

収穫工程での考察にも、「文書の改訂や現場の改修」
がこの段階での結果である。
研修の中でも、ほぼ流れ作業的に対策決定をリスク
評価表に記入していくような作業となり、入力さえ
すればよいという誤解を与えないとも限らない。

実際の農場では、軽微な内容であればそれでも良いが
お金や時間がかかることも起こり得る。お金がかかる
ということは、会社的には稟議承認となる。
まず、承認者がGAPに関する理解がなければ、どう
なるだろう、いきなり否決はないだろうが、説明は
省略することはできない。

「そもそも論」的な状況になると担当者も萎えるかも
しれない。経営に関することであり、経営者が関わる
必要があること、経営者は適切な資源を提供する、と
いう管理点もある(2.4.2a)。

さらに、リスク対策としたことの検証である。
対策としてリスク評価表に記したのは、「対策案」で
あって、その適切性は評価されていない。
対策案の妥当性を評価して、「合理的で実施可能な」
内容となっているのかどうかを、事前に定めた判断
基準で評価する必要がある。

判断基準を甘くしてしまうと結果が変わってしまう。
判断基準は、妥当性評価する前に認識合わせをして
決定しておくことをお勧めする。

要求事項を見てみましょう。

管理点 5.3 のリスク評価に応じて、食品安全を確保するための対策・ルール・手順を定めて文書化している。
取組例・備考としては
下記に示す管理手の対策・ルール・手順を引用してもよい。
・ 13.作業者及び入場者の衛生管理
・ 16.水の利用及び廃水管理
・ 17.施設の一般衛星管理
・ 18.機械・設備、運搬車両、収穫関連の容器・備品、包装資材、掃除道具、工具等の管理
・ 20.廃棄物の管理及び資源の有効利用


対策の結論的な内容としては、この様になるでしょう
が、紆余曲折のあるのが、この決定の段階です。

また、手法としては明示されていませんが、
リスク対象:リスク対策=1:1
と理解している方も多いと思いますが、この考え方は
推奨されていないし、要求もされていません。
しかし、なんとなくそのように思ってしまっています
考え方のほうが実は合理的になることが多い。
① 5.4 対策・ルール・手順の決定(農産物取扱い工程)_b0391989_22094286.jpg
「一粒で二度美味しい」という発想です。

特定のハザードをコントロールするために、複数のコントロールの手段が必要になることもあるかもしれない。また、特定のコントロールの手段によって、複数のハザードがコントロールされるかもしれない。

必ずしもこのようにしなければならないのではあり
ませんが、このような考えもある、ということは
理解しておくと良いでしょう。
このような場合は、リスク評価表の書式が前回等で
紹介したようにはなりません。
リスク評価と、リスク対策は、表として分けられる
ことになります。

他にも、対策は抽出したリスクに対して必ずやらねば
ならない、ということもありません。
これも研修で誤解して理解している一つです。
詳細はリスク評価に関するまとめをご覧ください。


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by tm3381 | 2020-01-15 06:16 | GAP | Comments(0)

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