③ 5.1 農産物取扱い施設における交差汚染及び異物混入の防止

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使用しない期間の倉庫保管する機械類には、シートを
掛けるのが一般的だと書きましたが、意外とシートは
リスクに気がつかないこともあるのをご存知でしょう
か。
対策をするとして、シートを掛けて汚染物質がなんら
かの状況で付着するのを防止しようと考える。
これは良いとしても、シートを何度か取ったり掛けた
りしていると、シートの表面とカバー下側の内側が、
よくわからなくなることがあります。
新品のときは良いとしても、シートに付いたゴミを
払ったり、あるいは洗ったりするというメンテナンス
の考えがないと、シートがリスクの原因になることも
あるという理解です。

適合基準を見てみましょう。
※管理点番号は、ASIAGAP:17.6 である。

(1) 農産物取り扱いし施設及びその敷地内における下記のものと、汚染物質との交差汚染及び異物混入に対するリスク評価を年1回以上実施し、必要な対策を講じている。なお、対策には立地や施設構造の見直しを含む。
 1) 農産物
 2) 包装資材
 3) 収穫及び農産物取扱い関連の機械・設備・輸送
  車両・容器・備品等
(2) リスク評価の結果及び対策を記録している。
そして、取り組み例や備考には、
例えば、汚染物質には農薬・肥料・薬剤・燃料・機械油、廃棄物、有害生物(昆虫及び鳥獣類)、汚水(停滞水・廃水)・雨漏りや結露による汚染、有害な排気、人由来のもの、施設構造物(天井・壁・床等)・設備・備品(照明・空調・机等)等の経年劣化・破損等による異物等がある。
必要な対策には、例えば、点検・補修・交換、ゾーニング(汚染エリアと清浄エリアを分ける)整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌、入場ルールの徹底等がある。
対策は他の管理点の対策を引用してもよい。
ASIAGAP では、(1)の記載は以下のようになっている。
(1) 農産物取り扱いし施設及びその敷地内における下記のものの、汚染と交差汚染及び異物混入に対するリスク評価を年1回以上実施し、物理的、科学的、および生物学的製品汚染リスクを低減させるための効果的で適切は手順を定め、必要な対策を講じている。

汚染物質としての事例は、気づきにくい箇所を指摘
しているので参考になると思われる。
この事例にアレルゲン物質も入れて対象としておくと
良いでしょう。
③ 5.1 農産物取扱い施設における交差汚染及び異物混入の防止_b0391989_08243899.jpg
取扱い施設の管理責任者と、商品管理の責任者等に
よる協業のもとでの生産作業が行われるでしょうが、
リスク評価は一年に1回以上となっているのですが、
一年中同じ状況にあるかどうかは審査でもコンサルで
あっても、その把握はできません。

工程の場合は、工程を変更したときにはリスク評価を
見直す、という要求がありますが、交差汚染において
そのような要求はありません。
生産品目が多かったり、施設が専用化されていない
ような場合も含めて、随時の変化が起きていると思わ
れますので、それらの状況把握ができていることが
リスク評価の前提になることでしょう。

さらに、リスク評価を行う時期にもよります。
寒いから締め切っているとき、暑いから扉を開けて
いるとき、湿度の高い頃の結露など、年間を通じて
状況把握が必要な事例となります。

燃料や機械油などは要求事項に明示されることがある
のですが、この事例にある、有害な排気等の空気に
関すること、例えばエアコンの風も、そして、良かれ
と思って採用している薬剤類(殺菌剤、消毒剤)や、
手に塗るハンドクリーム等も、汚染物質のひとつに
なる可能性があります。
 ・エアコン風邪
 ・薬剤類(手洗いの洗剤

ゾーニングや動線と整理整頓、つまり施設の活用方法
に関する考え方、そして普段の運用の仕方等の取組み
を生かして、汚染物質自体を少なくする態勢を作って
おくと管理は楽になります。

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by tm3381 | 2020-01-06 06:06 | GAP | Comments(0)

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