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①a 5.7 モニタリングをする人

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

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ISO22000:2018 7.2 力量 に関連する内容となって
いる。
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CCPやOPRPのモニタリングを担当する人は、
それにふさわしい教育を受けて、内容を理解していな
ければなりません。教育の内容には、次のものを含む
とよいでしょう。担当者の異動や退職によって新しい
作業員が配属された場合、モニタリングの作業にあた
る前には必ずこの教育を受けなければなりません。

対象となっている食品安全ハザードの把握
担当する工程が何のためにあるのかという点は、当然
理解しておく必要があります。殺菌剤によって表面を
殺菌する、それによって付着しているかもしれない
病原性の微生物をなくす、といったことです。

食品安全ハザードをどのように管理しているかという原理の把握
フィルターやシフターによる異物除去の原理は簡単で
す。加熱殺菌の原理を本当に学ぼうとすると大変かも
しれませんが、キャベツの葉の薬剤による殺菌を例に
示したように、殺菌が効果的であるための管理のポイ
ントについての知識は必要です。

モニタリングの方法と記録の方法の把握
何をどのようにモニタリングするかという点の理解は
不可欠です。もにたりんくの方法には、機械についた
表示を記録する、チャートの指示が所定の範囲を示し
ていることを確認する、メーターや指示計の針を読み
取る、試験紙の指示色が指定の範囲の意図を示して
ことを確認するなど、さまざまなものがあります。
単に見て読みとってわかるものは単純ですが、サンプ
ルを採取して何らかの操作をして結果がわかるような
場合は、その操作の技術訓練も同時にする必要があり
ます。

また、読み取った数値や観察の結果をそのまま記録す
る、という記録の原理も理解しておくことが重要です。
まれに、読み取った数値が所定の範囲から外れていた
場合、所定の範囲になるように装置を調整したあと、
その数値を記録している場合もあります。
もし、数値が所定の範囲から外れていたとしても、
まずはその数値を記録し、調整後の数値を併記しなけ
ればなりません。調整したことが解るようにするのが
正しい記録の付け方です。
もちろん、備考欄に何をどのように調整したかを記録
することも忘れてはいけません。

モニタリングが逸脱を示した時の処置
モニタリングの担当者は、モニタリングの結果がどう
であれば正常で、どうであれば異常であるかの境界を
理解していなければなりません。
異常な状態が見つかったときは、装置を正常に戻すこ
と、それができなければ停止することが必要です。
次に、該当する製品(逸脱した製品)を隔離すること
モニタリングする人にそこまでの権限がない場合は、
正常と異常の境界を教えて、以上の場合は直ちに管理
者を呼ぶように決めておきましょう。
これだけでも、事故を防ぐには有効です。


環境が整っていて、必要な力量を備えた人がやること
で、安全なものが生産でき、安全な作業が可能となり
農場経営の持続性が整うことになります。
参考


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by tm3381 | 2019-12-18 06:16 | GAP | Comments(0)

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