④ 13.3.2 トイレの確保と衛生

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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にある、衛生管理のひとつが、「衛生設備」に関する
ものであり、GAPではその一部についての要求事項
があり、今回はさらにそのうちのひとつである。

13.3.2 トイレの確保と衛生 ☚

農産物の生産においては、人の活動が欠かせないと
いう旧来の考え方からすれば、これも必須条件に
なるとは思われるが、農業ロボットの開発からいえ
ば、いつまで、農場にトイレの意味があるかは少し
考えざるを得ない。

ただ、人の活動に依存する以上は、トイレの確保は
それなりの意味を成すことになる。
ところで、トイレの確保というのは、トイレの数の
確保であって、有無ではなく、その数の問題である

ひとつの事業所で人が活動する限りにおいて、そこ
に存在するヒトの数と、トイレの数の間にはどんな
関係があるのかを見てみたい。

トイレの数については、労働安全衛生規則の628条に
その内容についての記載があるようです。

第三編 衛生規則 第七章 第628条 (便所)
1 事業者は、次に定めるところにより便所を設けなければならない。
 一 男性用と女性用に区別すること。
 二 男性大便所:同時に就業する男性60人以内につき1つ
 三 男性小便所:同時に就業する男性30人以内につき1つ
 四 女性用便所:同時に就業する女性20人以内につき1つ

 五 便池は、汚物が土中に浸透しない構造とすること。
 六 流出する清浄な水を十分に供給する手洗い設備を設けること。
2 事業者は、前項の便所及び便器を清潔に保ち、汚物を適当に処理しなければならない。

結果的には、男性、女性とも、数自体は、20人に
対して一つが必要で、設備業者ではこの基準に対して
ひとつをプラスしているようです。
故障などのことを考えてのことかもしれません。

そして、やはり衛生的な状態を保つことも要求されて
いますので、トイレの清掃などは適時に行い、使用後
の人から人への汚染拡大を防止するようにしなければ
要求の片方しか順守できていないことになりそうです

さて、適合基準にはどのように記載があるのでしょう

(1) 作業員に対し十分な数のトイレが作業現場の近くにある
(2) トイレは定期的に清掃されており、衛生的である。
(3) トイレは衛生面に影響する破損があれば補修されている。
(4) トイレの汚物・汚水は適切に処理されており、圃場や施設、水路を汚染しないようにしている。

というようにあります。

このうちの(1), (2) については、労働安全衛生規則
に準じたものであり、破損の補修とある(3)の事項
は、現実的にはそうではない状況の確認事項となり
そのために設備業者ではプラス1の数を確保する
ことで、このようなことを想定しているのでしょう。

要するに、要求されている数の確保とは、基準の数
がいつも機能することを期待していると考えられる
という理解となりそうです。

そして、汚物などの適切な処理については、垂れ流
しということではなく、下水道処理、浄化槽処理等
のことになるかと思います。
農場では、簡易トイレの場合もありますので、その
ような場合は、汲み取りにより、行政での処理に
依存していることになるでしょう。
いずれにしても、野放図に環境への流出は好ましく
ありません。
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同様に、これはモラルにもなるでしょうし、法的に
も抵触するかと思いますが、男性の立ションという
ことはGoodを損ねることです。
これはトイレが近くにないことも影響しますが、
個人の無意識の習慣ということもあります。
GAPだけではなく、そのような時代ではない、
という理解をすることが重要ですね。



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by tm3381 | 2019-11-20 06:15 | GAP | Comments(0)

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