GAP

⑩ 22.1 生物多様性の認識

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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廃棄物や廃水など、農場と環境における農場側から
環境への配慮的な内容について記事にした流れから
農業がおこなわれることで環境側が蒙るであろう、
管理点について、一歩進めてみましょう。

第22章 生物多様性への配慮 の中にあります。

少し範囲が広そうですね。でも、その言葉の通りで
はなくて、農場が立地している周辺でのことです。
適合基準を理解するために、イメージした記事
あるように、農業という産業も、環境に深く根ざし
た業種であって、環境を切り離して成り立つもの
ではありません。

環境という文言ではありますが、ここでの意味は、
直接的な農場の周辺でのことです。
ちなみに間接的には、二酸化炭素の排出量削減等
があります。
また、同じ周辺であっても、相手が環境ではなく
人間社会の場合は、地域社会との共生 という
管理点もあります。

それでは、適合基準と備考などを見てみましょう

(1) 農場と農場周辺に生息する動植物を把握している。また、その中に希少野生動植物がいるか把握している。
(2) 過去に存在していたが減少もしくは確認できなくなった動植物を把握している。
(3) (1)と(2)についてリスト化しており、把握した動植物の存在の増減を年1回以上確認して記録している。

(1) 希少野生防植物については、国際自然保護連合(IUCN)がレッドリストを作成している。
  日本の場合、環境省が「絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト」として示している。
(2),(3) 例えば、外来種・在来種の増減といった観点で把握する。

というようになっていますが、管理レベルは「努力」です。

よって、農場として何をするべきか、ということに
なりますが、
1.環境によるメリットの裏には、環境に与える影響
  もあるのが、自分がやっている農業活動である、
  という認識を全員が持つようにすること、なのだ
  と、経営者や責任者が自覚することです。
2.具体的な活動・行動については、農場の方針に、
  環境保全に対する貢献について記載しましょう。
3.その貢献の行動の具体的な内容が、この章に記載
  されていると理解し、努力レベルの管理点では、
  一つでも良いので取組みましょう。
ということが、農場管理マニュアルの中に含まれる
ようにすることと、含めたことを活動した記録として
残るような仕組みを作ることです。
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遺伝子組み換え、ゲノム編集、生物防除、生物農薬等
まだまだたくさんの新たな技術ができてくるでしょう
が、果たして、それらの技術においても、環境保全や
その他のリスクを想定しているのか、あるいは、その
ための取扱いの注意を明示しているのか、農場側に
そのようなことを要求できるものばかりではありませ
んが、SDGsに批准した商品を利用したいですね。


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by tm3381 | 2019-11-04 06:14 | GAP | Comments(0)

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