GAP

① 21.周辺環境への配慮及び地域社会との共生

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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今回は視点を変えて、地球環境と農業に目を向けて
みることにしましょう。
サスティナブル(Sustainable)という言葉が最近よく
聞かれるようになりました。
日本語に直すと、
「持続可能な」「ずっと続けていける」
ということでしょうか。

使われるのは、
SDGs:Sustainable Development Goals
 ➡ 「持続可能な開発目標」
などがあります。

GAPの理念の中にも何度も「持続的な農場経営」と
いう言葉が出てきます。
概略を図式化すると以下のようになりそうです。
① 21.周辺環境への配慮及び地域社会との共生_b0391989_22291103.jpg
宇宙から見たときの青色を地球と見立てて、生物の
社会がある中のひとつ、ヒトの社会における農業は
農家が営む産業であり、その社会における意義は、
食糧供給であり、それには持続性が要求されている。

食糧供給の持続性は、同時に農業という産業の持続
性を意味し、そのためには資源となる、ヒト・モノ
カネ、及び情報が必要になる。

農業生産により得られるモノは農産物であり、それ
は流通あるいは加工業者にわたる場合と、農家が
直販して消費者に直接わたる場合がある。

このような中で、GAPの観点は以下の5つがある。
 1) 食品安全
 2) 環境保全
 3) 労働安全
 4) 人権・福祉 (労務管理とも)
 5) 農場運営

これらをオレンジ色の楕円で図示した。

1) 周辺環境への配慮
2) 地域社会との共生
この二つの観点である。

周辺環境とは、農場が管理するすべてのサイトが
起点となる周辺である。
その周辺にどのような配慮が必要だというのか。

地域社会との共生とは、恐らく、成就と同じように
農場が管理するすべてのサイトが起点となる地域に
なるだろう。
どのように共生するべきだとしているだろう。

環境というのはヒトが主とならないものであり、
社会というのは、ヒトが主となるものだろう。

環境はモノ言わないため、農場側が忖度して配慮と
いうことになり、社会は相手もヒトであるので、
例え建前であっても、握手できる状況にあるという
ことだろう。

ではどのようなことを想定しているのか?
・早朝の機械操作などによる騒音
・農業生産活動による悪臭
・農業機器の公道での振る舞い(危険性)
・トラクタなどの機械に付着した泥の落下
ということが記載されているがどれも、相手がヒト
になるような内容である。

周辺環境への配慮といっても、環境保全的な発想と
いうことではなさそうである。
(であれば後者だけでもよさそうに思うが)

共生という意味においては、コミュニケーションで
はなく、こちらは環境的なものであって、近隣生産
の堆肥の使用、あるいは自分の農場の残さを近隣で
使用してもらうなど、環境面が前面に出ている。
何ともちぐはぐな対比の様に思われる。


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by tm3381 | 2019-10-19 06:10 | GAP | Comments(0)

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by トシ