④ 18.3 (商品に使用する)包装資材の管理

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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18.3 収穫や農産物取扱いに使用する容器・備品・包装資材の管理

この管理点については少し整頓が必要ですね。

この管理点の大題は、B.経営資源の管理であり、
管理点の意味合いは、生産工程に使用するものが
対象であるとするなら、ここに「包装資材」は
少し違和感のある内容になってしまいます。

包装資材は、経営資源とは内容を異にします。
つまり、包装資材は、食品衛生法で規制されるもの
であり、出荷商品の一部になるもので、よって
その位置づけは、生産工程に使用する用具類とは、
当然異なる管理を要求されるものです。

農産物と接触するという意味は同じでも、管理の
視点では、用具はリユースされることになり、
包装資材は一過性のものであることから、用具の
リスクが高くなります。

ちなみに、Global G.A.P. では、以下のように異なる
管理点での要求事項となっています。
 FV 5.2.4 収穫容器は専用か。使用目的に合致する
      ものを使用しているか、など。
 FV 5.4.3 使用目的に合致する包装資材か。
 FV 5.4.4 包装資材の破片を圃場から取り除く。
というような構成になっています。

今回は、その包装資材を対象として、内容を考察して
みることにいたしましょう。

ちょうど今パブコメの募集中のものがあります。
募集期間:令和元年9月9日~10月8日(火)
④ 18.3 (商品に使用する)包装資材の管理_b0391989_08235474.jpg
上図でオレンジ色枠の箇所が、ポジティブリスト制度
による国のリスク管理の対象範囲となり、黄色ハイラ
イトの箇所が農業従事の事業者の位置づけとなります

ポジティブリストの対象は以下の通り
④ 18.3 (商品に使用する)包装資材の管理_b0391989_08394621.jpg
改正後の内容ですが、熱可塑性の合成樹脂が、対象と
なります。
農産物に使用する包装資材は、主にこの熱可塑性の
合成樹脂が使用されていますので、販売業者に問えば
それなりの答えは返ってくるようになると思います。

現状は、業界の自主基準ですので、入手されたことが
ある方は良くわかるでしょうが、自分が使用している
包装資材とその証明書の関連は直接的に表記されて
いることはありません。ちなみに業界とは以下の通り
 ・ポリオレフィン等衛生協議会
 ・塩ビ食品衛生協議会
 ・塩化ビニリデン衛生協議会

ところで、食品衛生法における対象になる食品用器具・容器包装は?

食品用器具について
この法律で器具とは、飲食器、割ぽう具その他食品又は添加物の採取、製造、加工、調理、貯蔵、運搬、陳列、授受又は摂取の用に供され、かつ、食品又は添加物に直接接触する機械、器具その他の物をいう。ただし、農業及び水産業における食品の採取の用に供される機械、器具その他の物は、これを含まない。
食品衛生法第4条4項より引用

容器包装について
この法律で容器包装とは、食品又は添加物を入れ、又は包んでいる物で、食品又は添加物を授受する場合そのままで引き渡すものをいう。
食品衛生法第4条5項より引用

以上のように、農業での収穫に使用する容器・備品
については、この適用を受けません。
しかし、包装資材には除外の特例はありませんので
適用を受けることになります。
つまり、農業者であっても、農産物の包装資材は、
食品衛生法の適用を受けるものと理解し、GAPに
取組む・取組まないと関わらず、今後も省令などを
注視していく必要があります。

改正された食品衛生法については以下の内容も
参考にしていただきたいと思います。

  1. 広域におよぶ“食中毒”への対策を強化
  2. 原則すべての事業者に“HACCPに沿った衛生管理”を制度化
  3. 特定の食品による“健康被害情報の届出”を義務化
  4. “食品用器具・食品包装”にポジティブリスト制度どうに
  5. “営業届出制度”の創設と“営業許可制度”の見直し
  6. 食品の“リコール情報”は行政への報告を義務化
  7. “輸出入”食品の安全証明の充実


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by tm3381 | 2019-09-30 06:19 | GAP | Comments(0)

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