GAP

④a 17.10 新規圃場の適正の検討

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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JGAPでは、管理点 4.2 に該当する。

意味合いとしては、新規に農場の資源として
・圃場を管理下にする意味や期待
・どのようなことを適正と考えるか
この二つの意味がある。

要求事項の管理点には、

下記項目について検討した上で、新規圃場の使用を
判断している。検討の結果を記録している。
(1) 農産物の安全
(2) 労働安全
(3) 周辺環境への影響
(4) 自然保護地域の開発規制

となっており、その事例や備考には、

(4) 自然保護地域とは、原生自然環境保護地域、自然
環境保全地域、都道府県自然環境保全地域、国立公園
国定公園、都道府県立自然公園、鳥獣の特別保護区、
生息地等保護区、ラムサール条約登録湿地、世界自然
遺産を指す。

というようにあります。

上記の要求事項の(4)については法令順守の意味合いで
あるので、事例を参考にするとよい。

それ以外の内容については、関連する管理点が明示さ
れている。

(1) 農産物の安全
 15.1 土壌の安全性
   ※ 1.2 圃場と施設の地図
 16.1.1 生産工程で使用する
 24.5.1 ドリフト被害の防止
(2) 労働安全
 14.1 作業者の労働安全
(3) 周辺環境への影響
 21.1 周辺環境への配慮

近年の自然災害による被害を考えると、新規圃場では
上記以外の内容についても考慮が必要だろう。
勿論、冒頭の、
・どのようなことを適正と考えるか
ということであり、そこには農場にとっての期待の他
に、検討するべきであろう管理点を列記してみよう。

15.2 土壌流出の防止
   対策が必要な圃場でよいか
15.3 土づくり
   土壌特性は期待の通りか
15.4 汚染水の流入対策
   自然災害の可能性を含めて検討しよう
16.3 廃水の管理
   環境排出する水路の種類は排水路か
24.5.2 ドリフト加害の防止
   加害しやすいよりはしにくいこと
このようなことも含めることもよいだろう。
施設には立地の概念があるが、圃場にも立地という
観点も含める時が来ているだろう。
勿論、土地改良など区画整備をした圃場を新規に
農場の一部に加えることができるなら、経営的にも
メリットは多いかと思われる。
④a 17.10 新規圃場の適正の検討_b0391989_11363685.jpg
そして、この観点での優位性はそのまま、次の管理
点である、「問題への対策」も軽微なものとなる。

ではまた

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by tm3381 | 2019-09-19 06:12 | GAP | Comments(0)

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by トシ