④ 17.4 農産物などの保管

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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あえて、タイトルを管理点項目とは異なる表現をして
いる。
基準書は、青果物、穀物、茶というように、区分け
されているため、ここでは農産物と表記してある。
④ 17.4 農産物などの保管_b0391989_15004227.jpg
実際には
青果物:青果物の保管
穀物:穀物の保管
茶:j) 荒茶・仕上茶及び包装資材の取扱いと保管
 :a) 荒茶及び包装資材の取扱いと保管
というような内容であり、その適合基準についても
その意味合いは j)と、a)で大きく異る。

例えば、「茶」では、以下のようになっている。
緑字はjGAP橙字はaGAPエンジ字は共通

荒茶・仕上茶及びその包装資材は下記の条件で
取扱い・保管されている。
汚染に対するリスク評価を年1回以上実施し、
物理的、化学的及び生物学的製品汚染リスクを
低減させるための手順を定め、農産物が指定
エリアにおいて保持・保管され、下記を含め
最適な状態で取り扱われている。リスク評価の
結果を記録している。
(1) 水濡れの防止
(2) 薬剤、油類、廃棄物等の汚染物質との接触回避
(3) パレットを使用する場合には、汚染されていない
 パレット及び荒茶・仕上茶との接触面が破損して
 いないパレットを使用する。
(4) 荒茶・仕上茶を保管する場合、品名・製造ロット
 ・数量が明確になっており、使用期限を含めその
 後の取扱いに間違いがないようにしている。
(5) 冷蔵設備を使用する場合には温度管理や結露に
 よる水濡れ対策を実施している。
(6) 農産物の日持ちを考慮し、適切な順番で取扱う
  手順を用意し、実施している。

作物によって、エンジ色の箇所の内容が異なるが、
AIAGAPではリスク評価を必要とし、取扱いとしては
「先入先出」しなさい、という意味が込められる。
ここでのリスク評価については、「汚染」物質とされ
ているため食品危害のリスク評価であり、交差汚染
のみではなく、保管における方法手順による汚染も
想定する必要がある。

リスク評価については、農産物自体が露出している
場合と、すでにフィルムなどで密封されている場合
があります。これでリスクの程度は大きく変わりま
すので、留意する必要があります。
温度や湿度を管理する場合は、定期的に記録するか
自記記録できる機能の施設にするか、いずれにして
も、記録できることが前提になります。

リスク評価とは別に、保管場所についての衛生管理を
どのようにするべきかを定めておくべきでしょう。

保管には、様々な機能がありますが、衛生的には
・直射日光を避ける
・温度や湿度の管理をする(空気の流れ)
・天井、壁、床が清潔である
・熱交換器のフィルターは定期的清掃されている
・床に水滴が落ちていない(穀物では結露もダメ)
・ドアパッキンにカビが生えていない
・ドアの取手が汚れていない
・保管庫内には農産物以外をおかない
などは共通事項であり、その他にはそれぞれの付加的
機能を持つ。

最低でも、上記のようなチェック項目について、日常
管理で記録を含めて、対応できる体制が整っている
ことになるだろう。

以下、青果物と、穀物の適合基準を記します。

【青果物】
(1) 農産物を保管する場所は、適切な温度と湿度が
  保たれている。
(2) 天井・壁等に結露した水滴が農産物に触れない
  ようになっている。
(3) 光に敏感な農産物(ジャガイモ等)を長期間
  保管する場合、光が入らない場所で保管して
  いる。

【穀物】
(1) 倉庫内は適切な温度と湿度が保たれている。
(2) 結露が起こらないようにしている。
(3) 農産物貯蔵以外の目的で使われていた場所は
  使用前に徹底して清掃し、その記録が残されて
  いる。
(4) 床は乾燥している。

もちろん、ASIAGAPでは、日持ちの考慮がこれらに
付加されることになる。(上記「茶」を参照)

やはり、ここでも整理整頓清掃は、衛生状態を保つ
ためには非常に有効な活動となります。

それと、衛生管理とは異なりますが、保管は在庫を
意味します。在庫は資産ですので、数量の管理も
必須です。
生産記録を重視したアプリではこのようなお金に
関する観点が欠落することが多いようです。
検討するときは注意してください。

ではまた

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by tm3381 | 2019-09-16 06:17 | GAP | Comments(0)

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