GAP

⑤ 購入する資源

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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前回の記事には、土を対象にして、その種別を探って
みたが、耕地以外の土に該当しそうなものはほとんど
購入するものである。
ちなみに、腐葉土は「土」の範疇ではなく「肥料」の範疇とされる

また、セシウムには、以下の基準があります。
肥料・土壌改良資材・培土中に含まれることが許容
される最大値は、400ベクレル/kg(製品重量)
※販売する場合は届け出が必要です。
⑤ 購入する資源_b0391989_20562522.jpg
セシウム

「土」に関して、購入するものの場合は、要求事項と
してどのような管理点があるでしょうか。
実は、あまり購入するものに対する要求事項はない、
というのが実体です。
例えば、JGAPには
・8.2.1 原子力災害への対応
・23.1 種苗の調達
くらいであり、ASIAGAPにはHACCPベースがあると
いうこともあり、インプットについてはそれなりの、
受入時あるいは選定時の観点があります。管理点には
・4.1 前提条件プログラムの確立 ⑥購入資材の管理
・7.2.3 仕入品および提供されるサービスの仕様
・8.1 インプット/商品の検査
・8.2.1 原子力災害への対応
という管理点があります。

考え方として、購入する資材類が、一般的に販売され
ているものであっても、それらをひとつひとつ確認す
る、確認の観点はこのような内容であり、その判断の
基準はこのような項目や基準がある。それに合致した
ものを購入し、保管や取扱い管理はこのようにする。

このような考え方を以て、購入品を見極めて、それを
農産物生産に使用する、よって、出来上がる農産物に
おけるリスクはこのようなことがあり、その対策は、
云々というようにつながりを持たせるのがあたりまえ
だと思うのであるが、かなりの部分が省略されている

購入するものとしての「土」、「水」、「種苗」、
「農薬」、「肥料等」、「包装資材」、「農業資材」
更に、「農業機械」、「農業設備」、あるいは、
「生産施設」なども、「それなりの」評価を行う必要
があるだろう。
「それなりの」というのが、「食品安全」、「環境保
全」、「労働安全」等の観点での評価である。
そのものの機能や価格だけではない、ということである。

そして、これらのモノは、そのルーツいわゆる原産地
に相当する事項があれば、その確認までもが必要なの
だという理解が伴うことになる。
これがフードチェーンの考え方に繋がり、プロダクト
チェーン、あるいはマテリアルチェーンとなり、全て
に繋がりを持たせることで、自分の立ち位置を明確に
イメージでき、その責任の大きさも分かるだろう。

ここからが、どのようにあるべきかを意識できること
につながるわけで、何もないところから、どうするか
どうあるべきかを意図するよりはずっと明確な内容が
言葉としてできてくるものと思われる。


参考
・消安3838号 腐葉土・剪定枝堆肥について
・17都県とは
 東北: 青森 岩手 秋田 宮城 山形 福島
 関東: 栃木 群馬 茨城 千葉 埼玉 東京 神奈川
 甲信越: 山梨 長野 新潟  東海: 静岡



ではまた

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by tm3381 | 2019-08-30 06:17 | GAP | Comments(0)

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