GAP

GAP取組み そのステップ(6)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
--------------------------------------------------
ステップ(4)で、いくつかあるスキームのリスク
評価を一つにまとめてみようと結びました。

それぞれ観点が違うので、これを一つにすることは
困難ですが、逆から見ることにしましょう。

リスク評価を行い、対策を考え、そして次は何をする
のでしたっけ。
 農場管理の仕組みを構築する
のでしたよね。
いい換えるなら「農場管理の手順」作成 であろうし
「農場管理システムの構築」になるでしょう。

「農場管理の作業手順」という文言表記もありますが
これは、
「望ましい農場管理の状態」を作りあるいは維持する
ための、それぞれの生産工程での作業における、その
手順、これを意味するものでしょう。
農場管理の作業 の手順、ではないということです。
その一例を示したものが こちら になります。

(作業)手順であったり、マニュアルであったり、
作成するものの言い方は違うかもしれません。
目的の「望ましい」とされる状況、つまりその「農場
管理の状態」に対して、継続的な改善活動をする、
あるいはできる、という、その仕組みを構築するため
のものであるといえるでしょう。
さらに、その機能が、農場でいつも、いつでも発揮され
ているようにすることで実践に繋がります。

深いですね。
1.望ましい作業手順の文書化
2.文書化した内容の実行
3.実行していることの見直し
4.見直ししたら文書の更新
5.更新した文書での実行
つまり、見直し、更新、実行 この繰返しを行うこと
この繰返しを行う、このことを忘れずに実施すること
これが仕組みになり、この仕組みを作り上げる力量が
農場にあることを構築といっています。

勿論構築が最後ではなく、構築できるくらいの力量が
農場の組織にある、その組織の日常の活動において、
いつでも、実施運用できている。
だから、その仕組みを示す文書と、その実行の記録を
みることで、そして、その整合性を突合することで、
農場管理が出来ているかどうかがわかるのだ、と
いうのが自己点検であり、第三者による認証審査なの
ですね。

では農場は何をどのようにしたらよいのでしょうか?
回りくどく聞こえるでしょうが、何かを単発的にやる
だけ、それだけで終わりというのではないので、この
ような説明になってしまうわけです。

PDCAにこだわる方もおられますし、そうではなく
どこから始めてもよいという考えのひとつ、これが、
CAPーDという考え方でもあります。
GAP取組み そのステップ(6)_b0391989_14353768.jpg

後者は、このシリーズで想定している、現状の運営を
生かしつつ、新たなGAP的な考え方を農場に取入れ
ようとした場合、まず、その物差し(基準書)で評価
して、その結果でわかる、農場管理のツボをしっかり
と見極めることで、その対応を行う、つまり、効率的
に取り入れていこう、という考え方ですね。

この考え方は、すでに農業を行っている農業者には、
効果的であると思います。再認識ですね。

ではまた

この記事の更新のお知らせを受け取りたい方は下の
ボタンをクリックしてください。
このボタンをクリックすると設定解除できます。
更新を通知する
--------------------------------------------------

尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、

日本GAP協会などの機関とは全く関係はありません。

また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために

記載している訳ではありません。


ここに記載されている内容は、私自身の経験からの

記載であり、内容が正確でない場合もあることを

ご理解の上、ご利用願います。


もしよろしければ、ご意見などご一報ください。

by tm3381 | 2019-06-04 06:09 | GAP | Comments(0)

未来につなぐ農業を応援いたします


by トシ