GAP

GAP取組み そのステップ(1)

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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(正しい)取組みの仕方として、組織体制があるなら
 ・(活動の)仕組みが重要だと理解する
 ・現状を把握する
をするとしました。
ここから出てくる答えとしては、このようにしよう
という考え方です。
GAP取組み そのステップ(1)_b0391989_21495591.jpg
このようにしよう ということが決まる、というのは
目標設定ができる、そしてその行程がわかっている、
という状況です。
今回はそんなことを考察してみよう。

目標といっても、農場経営の中での取組みであること
になりますので、
 ・生産品目
 ・品目ごとの規模感(面積や収穫量又は販売額)
 ・品目ごとの販売形態(外観、重量、規格など)
を、具体的な数値などで示せるようにしましょう。

これらは、機械設備や従事者などとのバランスが必要
になりますので、できるだけ現状の資源を想定して、
あまり無理のない内容としておきましょう。
ここまでで、販売計画が決まります。

この販売計画を前提とする、GAP取組みの仕組みを
イメージしましょう。
そのためには、GAPとはどのようなことをするべき
であるのかを知っておく必要があります。
基礎研修を受講するのは、このような状況の時ですね

販売計画に基づいて、栽培品目ごとに圃場を選定して
栽培方法を決めていきましょう。
もしかすると、栽培時期が違ったり、新たな栽培用法
を取り入れることもあるでしょう。
そのような場合は、栽培期、栽培方法ごとに計画作成
するのが良いでしょう。

とすると、ひとつの栽培計画は、
・栽培品目
・適用圃場
・栽培期間
・栽培方法
などの単位で作成することになりますね。
圃場以外の条件が同じであれば、ひとつの栽培計画に
該当する圃場全てを記載しておいてもよいでしょう。

栽培計画の次は、作成した栽培計画に対応する
・生産工程ダイアグラム
を作成します。栽培方法が、この生産工程を想定して
書かれていると思います。
よって、作成するべきなのは、収穫から出荷までの
生産工程ということになります。

フローダイアグラムについてはこちらをご覧ください

収獲から出荷までについては、上記リンクの 3) が
該当します。
HACCPの研修を受けた方にはなじみがあるかも
しれませんが、工業と農業では少し異なる個所もあり
ますので、留意してください。

次は、現状、使用している記録帳票です。
一つ一つすべての、記載している実例とその雛型
書式を用意します。
全てを揃えたら、書式に番号を振って、それらの
リストを作成してます。

ここまでが第一段階でそろえる文書群になります。
そして、現場の整理整頓を行い、圃場や施設倉庫
などの平面図を作成していきましょう。
整理整頓する前に平面図やレイアウトを作成しても
よいですが、その後に作成しなおすようにしてください。

整理整頓ができ、栽培計画や生産フローダイアグラム
の文書ができたら、次は、実際に圃場や収穫、出荷
調整などの作業を見ながら、
 ・生産フローダイアグラムの通りになっているか
 ・記録帳票に記録されているか
などを確認します。

作業手順に取り決めが必要であることがわかるかも
しれません。その場合は、作業手順書を作成しましょう。
その方法はこちらを参照してください。
また、作業のきっかけとなる、指図や指示をしている
ような場合は、その内容や決定の基準及びその手順を
文書化しておくとよいでしょう。
GAP取組み そのステップ(1)_b0391989_21385466.jpg
次回は、「いつ」、「誰が」、「何を」 について

ではまた

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尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、

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また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために

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by tm3381 | 2019-05-28 06:18 | GAP | Comments(0)

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