こんにちは
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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1) GAP認証取得することでどんなメリットがある
2) GAP取組みをすることでどんなメリットがある
認証審査は、認証機関が行いますが、実際には審査員
資格を持つ方が、現地農場に出向き、農場の取組みを
見させていただいて、その評価をすることになります。
スキームによって少し違いがあります。 総合規則に
詳細はありますが、更新審査は認証の
となります。
初回審査にしても、更新審査、あるいは維持審査でも
審査においては、「サンプリング審査となります」と
審査員から説明があるように、管理点と適合基準に
係る全ての農場運営状況を見るわけではありません。
また、例え全てを見たとしても、それは過去の実績等
記録でしかなく、明日以降のことを見ることはできま
せん。しかし、それでも審査を行い、過去の状況から
(未来の状況を想定して)評価を行います。
そして、是正するべきか所がいくつか出てくるのが
おおよそ一般的であり、さらに、重要項目は95%
(2019年版では85%)
というように、認証判断は100%ではありません。
ですから、認証されている農場の農産物であるからと
いって、100%法令順守しているかどうかは、確定
できるものではありません。
認証されているというのは、完全性を保証するような
ものではありません。
過去の事例、社会的な問題、旧来法、行政からの情報
あるいはあらゆる法令などを考慮した計画に基づき、
日常がそれに準じて実施されており、その実施状況が
責任者が把握し、逸脱や不備なども併せて記録が残り
それらを定期的に経営者を交えて検討して、見直し等
を行っていることが審査で確認され、また、そこでの
不備に対して是正を行うこと、これらを繰り返す、と
いう仕組みを維持していること、これが第三者により
判断されていることが認証ということとなります。
リスクを、完全にゼロにすることではなく、容認でき
る程度に抑える仕組みをもっていること、再発防止が
できる体制にあることが、信頼性につながる。
それがGAPの認証である。
認証がなくても、取組むことでよい、と考える農家も
あるにはある。しかし、それは農家としてのメリット
であることは理解できるが、社会から見た農家として
それで満足できるかどうかである。
信頼は相互関係で成り立つ。一方的に良し悪しを判断
出来るわけではない。
だからといって、認証が必須であるということをいう
わけではない。例えば、直販を主とする農家さんで、
認証を得る必要があるかどうかといえば、個人的には
不要であろう、取組みだけでよいと思う。
やみくもに、よりよく、より高く、という思考には、
少し疑問を感じる。
認証取得したら、あるいは取組みだけであったら、
どのようなことが想定できるのかは、その農家さんの
在り方、あるいは今後の期待などで異なる。
取組みだけとするか、認証を取得するか、良く考えて
みていただき、方針決定していただくのが良いだろう
ではまた
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尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、
日本GAP協会などの機関とは全く関係はありません。
また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために
記載している訳ではありません。
ここに記載されている内容は、私自身の経験からの
記載であり、内容が正確でない場合もあることを
ご理解の上、ご利用願います。
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