システム

Notesの構造でGAPに対応する

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
構築するシステムの要求事項として・・・
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GAPの取組みの形として、紙を使用する場合も
あれば、エクセルなどの汎用品を利用することも
ある。さらに、農場管理用の(無料)アプリを利用
することもあるだろう。
ここでは、Notesを文書管理アプリのひとつ
として捉えて、Notesで農場管理システムを構築
すると仮定して、どのような構造とするべきかを想定
していきたい。
Notesの構造でGAPに対応する_b0391989_18250406.jpg
ただし、Notesの機能は多岐にわたるため、その
全体像の説明は省略することとし、利用する機能は
以下のようなものとする。

1.ログインして使用するためのID発行機能
2.IDによる、非常に細かいアクセス制御機能
3.メール機能(ID間・システム自動送信メール)
4.複数のデータベース構築とその連携機能

データベースに用意されている要素
 ※Notesは、複数のNoteを意味する。
 ※Noteは一般的な文書に相当する。
 ・ページ (表示物)
 ・フォーム <=文書(Note)
 ・ビュー(フォームの表示)
 ・エージェント(システムによる代理処理)

例えば、これらを利用して、農場で保有する機械の
リスト(一覧表)を作成、保存、閲覧を想定した、
ここではNotesデータベースを想定してみよう。
Notesの構造でGAPに対応する_b0391989_18253623.jpg
1.空(から)のデータベースを作成する。
 標準的な設計要素が詰まっているのと、随時に
 フォームなどの設計要素を追加作成できる。

2.機能要件を定義する。
(1)機械そのものの情報フォーム
(2)購入・設置までの記録フォーム
(3)メンテナンスなどの記録フォーム
(4)廃棄処理したときの記録フォーム
(5)作成者、更新者、閲覧可能者を設定する

3.構成の概要
 □機械そのものの情報を示せるフォームを作成し、
  この文書を機械のマスタ情報(台帳)とする。
  この文書の作成は、見積もりを要請し、その
  カタログを入手した時点とする。
  よって、結果的には設置に至らない情報となる
  こともある。
  起票した後は、随時詳細情報を追記する(更新)
 □購入に至るには、農場内でのいくつかの確認や
  承認などのプロセスがある。
  またここで重要なのは、機会運用の要求事項に
  合致し、かつ、食品安全・労働安全・環境保全の
  観点から、その適正評価を行い、その評価内容を
  入力できるフォームを用意することにある。
  これらは、ワークフロー的な機能が望ましい。
  ※Notesの機能で実現することは容易である
 □メンテナンス記録
  メンテナンスを農場で行う場合と、外部サービス
  を受ける場合がある。
  チェックリストなどをフォームで作成してもよい
  が、GAP取組みの本質ではないので、結果表を
  PDFファイルで添付しておくのもよい。
  ただし、実施日付、次回実施予定日付は必須で
  あり、この次回予定日付に基づき、システムから
  の、自動メール送信が責任者に発信される。
 □一時休止や廃棄処理記録
  廃棄のための一時保管、あるいは休止処理による
  倉庫保管、最終廃棄の記録等を想定するフォーム
  作成する。
  これらの段階ごとに作成し、その情報はマスタ
  情報フォームに連携される。
  このことで、マスタ情報文書のステータス更新が
  自動的に行われる。
 □データベースごとの設定条件フォーム
  処理が可能なメンバーID
  連携が必要なデータベースのファイルパス
  運用サーバ情報 などなど

4.設計要素の概要
(1)FORM:機械そのものの情報
  ・名称
  ・製造者
  ・購入日
  ・設置日
  ・稼働状況(ステータス更新)
  ・場所状況(ステータス更新)
  ・仕様(電源等、寸法、機器構成等)
  ・日常点検(方法や手順)
  ・定期点検(方法や手順)
  ・不具合一覧、エラーコードなど
  ※いわゆる取扱説明書の記載内容の全て

こういった必要な項目とそれに対する内容をフォーム
の中のフィールドに入力できるようにする。
※フィールド:項目に対する入力のエリア

ちなみにフォームとは、通常モードと編集モードに
切替が可能であり、編集モードでは入力や変更が可能
となっている。編集モードに変更できるのは編集者の
権限が必要となる(通常は)。
これとは別に、設計機能があるため、例えば、農場の
担当者などが、設計を作成したり変更したりすること
が可能となる。ここで記事にしているのは、この設計
機能でのフォームを想定している。

さあ、ここまでできたら、動かしてみよう。

ではまた

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by tm3381 | 2019-04-01 06:15 | システム | Comments(0)

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