前提条件プログラム(1) 施設設備の要件

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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CODEXが定める、「食品衛生の一般原則」に
おける前提条件プログラム、ここには、10項目が
明示されている。
前提条件プログラムは、Prerequisite Programs で
あり、省略形で、PRPとされる。
なお、この項は、JGAPに直接該当するところは
ないが、大いに参考にあるだろう。

初回は、タイトルにあるように、施設設備について
記載する。

ASIA GAP 管理点
4.食品安全における前提条件プログラム の、
4.1 前提条件プログラムの確立(一般要求事項)
に該当する。そこには、

① 圃場及び施設の立地並びに構造
 (管理点17.8/17.10/17.11参照)
② 施設内のレイアウト(管理点17.7参照)

これらが該当するであろう。

食品衛生の一般原則には、施設設備であるが、
農場ではそれを、圃場と施設に、適用させている。

圃場の立地
施設の構造
ということであるが、その要件はどのようなことか、
ということを決めるべきである、ということだ。

ここでいう、圃場は栽培するエリアのこと、その
エリアで収穫が行われ、施設というのは、その収穫
したものを出荷する形態に整えるエリアのこと。

それぞれのエリアで、食品衛生上の観点でどのような
ことを定めておりますか? ということだ。

17.10 新規圃場の適性の検討
17.11 新規圃場の問題への対策
というとことが、圃場に関することである。
ところが、ここでは「新規圃場」とある。

既存の圃場と新規が必ずしも一致しないこともある。
結果、新規圃場は決めているが、現状圃場はどうか
ということを意図していなければ、本来のPRPと
言えないだろう。

更に、この要件には、「立地」という概念がある。
どうだろう、立地を意識して圃場を用意するという
概念が日本にあるだろうか?
山野を食料自給のために開墾した、その結果が現在
であるというところが多いのではないか。
こういった状況、あるいは事情は、施設でも同様だ。

それほど選択肢がないところで、特に自分の土地を
どのように利用するべきかの指標や制限、法令等が
整っていない間に、ある意味、農場の好き勝手に、
土地、つまり環境に対して、人が関与してしまった
結果が、現状の農場環境にある。

こういったことは、地上の状況を空から見れば一目
瞭然である。
ヨーロッパの各地での地形の表情と、日本では、
格段にその形状、形態が異なる。

フランス(パリ郊外)
前提条件プログラム(1) 施設設備の要件_b0391989_07083607.jpg
わかりにくいかもしれないが、圃場はパッチワークの
ようにみえる。特徴的なのは、圃場と街がきちんと
区分けされていることだ。

英国(ロンドン郊外)
前提条件プログラム(1) 施設設備の要件_b0391989_07124706.jpg
パッチワークなのは同じであるが、圃場の輪郭が木立
整えられていることだ。
いわゆる、圃場間の事情によるリスクを回避しようと
いうことだろう。

これらの両者に言えるのは、街と圃場が同居したとき
人の生活に欠かせない、電源供給にある。
つまり、豊穣の横であろうと、上であろうと、お構い
なしに、電柱の間に電線が走る。

電線は止まり木になる。鳥には、止まり木は用を足す
ところに同義であり、糞は必然的に引力により地上に
落ちる。落ちたところが圃場であることもままある。

ヨーロッパでは、こういった事も含めて、圃場の立地
に対して、電線を十分に考慮するべきという基準が、
あるのだ。が、日本にはそんな考え方はない。

それどころか、不幸なことだが、過去には人糞も肥料
として、圃場に撒かれていた。
同世代の方には経験があるだろうが、虫下しという、
寄生虫の危害も多々あった。

過去の歴史は改善することも容易だが、すでに進んだ
都市開発という、民家と圃場の混在は、すでに立地を
無視した状態にあるのが日本であるということだ。

さて、その日本の状況は・・・
前提条件プログラム(1) 施設設備の要件_b0391989_07281743.jpg
このような状況で、立地の要件はどのようなことか
これを農場に問いかけても、どんな答えを期待する
のか、やっぱりこぢんまりとしたことしか言えない
このような状況に、いつ、誰が、どのように考えた
のか、考えそのものがなかったのか、その皺寄せが
今の日本の農業にある。

ではまた
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by tm3381 | 2019-02-22 06:16 | GAP | Comments(0)

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