2018年度 第二回目の審査員大会(4)残留農薬

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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これまでに
・交差汚染
・内部監査(農薬保管)
等についての設問の解釈について記事にしました。

今回は、残留農薬検査に関することです。

(3)残留農薬の検査機関について、選定理由はJA指定の検査機関だから、ということだった。

審査の時に、審査員の質問、例えば、
この検査機関にした理由はどのようなことですか?
に対して、被審査者の回答を得たということですね。
問題は、この回答があったことで、どのような是正と
しますか、というのがこの設問です。

話は変わりますが、「審査」という文言が、「監査」
という文言に変わるかもしれません。
この案内は今回ありませんでしたが。

ここでは、検査機関のことになりますので、
 管理点7.2.1 検査機関の評価・選定
というところが関連します。

この設問のシチュエーションが少しあいまいで、
この被審査者の答えだけで何らかの是正という筋書き
なら少し無理があります。

それは、適合基準に対して、適合・不適合を判断する
ためには、例えば、不適合とするには、明らかに、
この管理点に対する適合基準に記載されている
 ①生産国が認定した検査機関
 ②ISO17025認定機関
このふたつのどちらにも該当しないことです。
2018年度 第二回目の審査員大会(4)残留農薬_b0391989_11342902.jpg

①に該当するのは、厚生労働省のHPにそのリストが
 あります。 ⇒ こちら 
②に該当するのは ⇒ こちら (JAB)
掲載には多少のタイムラグがあることは想定して。

ここに該当しない場合は、上記の管理点で是正という
ことになるでしょうが、何故そうなってしまったのか
という点は留意するべきでしょうね。
そうなったというのは、答え方がJA云々ということ
です。

自己点検を行っていれば、この管理点7.2.1について
お伺いします。残留農薬検査の検査機関の選定はどの
ように評価をして決められましたか?
というのが審査員の問いかけでしょう。
それに対して、JA云々という答えが、何故、出てき
たのか、です。

この何故の答えが、この管理点を担当する責任者から
なら、この管理点の意味が解っていない可能性が高い
ということになります。そうなると、是正の本質は、
この管理点の是正は症状の緩和でしかなく、普段の
取組みにおける問題の対応は審査ではできないことに
なってしまう。

しかし、審査員は、指導ができない立場にあるので、
如何に、審査是正で、農場の方に気付きを誘うか、
というところがジレンマになるでしょう。
そこで、どの点で是正をするかは、その農場の状況を
良く察知して、この管理点だけにこだわるのではなく
気付きを誘うような管理点での是正をする、というの
が、テクニックになりそうです。

ではまた
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by tm3381 | 2019-02-16 06:06 | GAP | Comments(0)

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