2018年度 第二回目の審査員大会(2) 交差汚染

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ
どのようにしてGAP認証農産物できたのか・・・
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前回からの続きです。

審査員や認証機関における留意点の他に、農場の方に
関連するものとして、(ASIA GAPのみですが)
・基準書のレベルの変更(努力・重要→必須)
※これに伴い、重要の適合率の変更(95%→85%)
そしてもう一つ、
・認証農場マークの商品への貼付禁止
があります。すでに、流通側からの要請に対応して
マークを表示されている農場もあるでしょうが、
今後の動きに留意しないといけません。

この今後の留意というのは、
・猶予期間の有無と、その期間
・代替の認証を得ることで継続可能
というようなことも検討しているとのことです。
いずれにしても、4月の改定時にははっきりするでしょう。

残りの時間は、審査員の目合わせということで、
ワークを行いました。
命題は、不適合の指摘の仕方 ということでした。
いくつかご紹介しましょう。
皆さんも気になるでしょう。審査員大会ってどんな
ことをしているのかなあ・・・って

審査での発見事項として
(1)フローダイアグラムにハウス周辺の草刈の
   工程が記載されていなかった。
会場の意見・・・
・これだけではよくわからない
・ここでのフローダイアグラムが意図するものは何か
 生産フローなら草刈りが生産工程版なのか不明
・草刈りだから労働安全としてとらえることもできる
・草刈り機のオイル漏れなど、交差汚染の懸念がある

こういった意見は在れど、JGFとしては、
この発見状況における是正を提示するための仕方が
ワークの意味なので、
 1.該当する要求事項、管理点の明示
 2.確認した状況および現象や記録されている内容
 3.監査所見として、適合性の判断
という仕方をどのようにするべきか、そうする根拠や
理由はどのようなことがあるか、これを目合わせする
ということが目的のワークなのだろう。

ということで再度、この発見事項の内容を見てみると
この設問があいまい過ぎて、結論まで至るにはほぼ、
不可能なのである。

農場には農場の事情もあれば、生産方法のやり方も
あるし、農場管理の体制もある。
設問は良いとしても、その前提を少し解説してワー
クとして目合わせが行われるのが大会の意味だろう。

この設問で、どうしても是正に持っていきたいのなら
・草刈りは生産フローに含める栽培方法である
・このルールが農場管理マニュアルに記載されている
とするなら、
・生産工程に草刈り工程が明示されていない
ということが是正になりそうですね。

4.1前提条件プログラムの確立の中の、⑤、⑧あたりに
適用させる想定であったようですね。
・ハウスの側窓が開いている
・生産物は収穫中である
・草刈り機のメンテナンス不足か、回転刃駆動部から
 オイル漏れがある
・この状況を想定した状況をリスク対象としていない
というような状況で、この設問があると仮定したら
確かにこの適用基準の中で、17.5あたりが是正対象の
管理点になりそうですね。

管理点17.5とは、
「圃場における汚染と交差汚染の防止」
 1)作物
が適用できそうです。

リスク対象としては、
(ハウスでの収穫期間中の作物に対する危害)
側窓を外している場合、ハウス外の草刈機にオイル
漏れがあると、草刈り中にオイルが収穫中の作物に
付着してしまう。
というのがリスク対象になります。
対策としては何をするべきかはわかりますよね。
その対策をしたことがわかるようにリスク評価表に
記載できるところまで取組みを進めてほしいですね。


ゾーニングの事例
2018年度 第二回目の審査員大会(2) 交差汚染_b0391989_19265658.jpg

もう少し設問の紹介をしたいので次に続きます。

ではまた
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by tm3381 | 2019-02-13 06:18 | GAP | Comments(0)

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