リンク(4) 知識向上の記録(労働安全:2.危険な作業) 

このシリーズについての共通事項は、
 ・何のための管理なのかが理解されていること
 ・何を管理するべきかが理解されていること
である。
これらは、知識の向上のためには必須条件である。

さて、ここでは労働安全の責任者としてどのような
ことが知識向上となるか、そしてその記録とは。

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作業中のけが、事故の発生を抑制する業務を担う。
管理点11.5② 2)
・機械・設備の使用方法の情報入手と理解
・農場内で応急手当てができる者の確保
 ※応急手当の訓練を受けている
という内容が適合基準である。

また、労働安全管理及び事故発生時の対応という
管理点の大項目もある。この中には
14.1 作業者の労働安全
14.2 危険な作業に従事する作業者
14.3 労働事故発生時の対応手順
14.4 事故への備え
14.5 労働災害に関する備え(強制加入)
14.6 労働災害に関する備え(任意加入等)
という管理点がある。

ここでは、まず危険な作業というポイントについて
関連する項目などをピックアップしてみよう。

1.2 圃場と施設の地図
18.6 機械・設備の安全な使用
19.1 燃料の保管管理
20.1 廃棄物の保管・処理
20.3 整理・整頓・清掃
24.4.4 危険物の保管(農薬)
25.3.1 危険物の保管(肥料)

等がある。
危険な作業というのは、
 ・危険な場所での作業
 ・作業そのものの危険性(リスク)
 ・施設(構造上)に起因する危険性
 ・使用するものに起因する使用中の危険性
  もの:機械、燃料、農薬・肥料、その他薬剤類
 ・廃棄物からの保管上の危険性
というような観点があることを理解しておくことで
あろう。
もちろん、整理整頓という概念が根本にはある。

こちらにも書いてあるが、圃場や施設の地図の作成で
作成したをコピーしたものに明示することもひとつ。

機械などの取扱いやメンテナンスは、取扱説明書が
有効になるであろうし、型式検査合格証票、安全鑑定
証票などの有無も把握して、利用する。

肥料や農薬、その他の使用薬剤などは、SDSや取扱い
上の注意点を示す文書を取得して、利用する。

機械や薬品についての利用については、指定された
使い方以外の使用方法は、本題の危険な作業を好ん
で実践させている、実践していることになる。

また、取扱い上の注意点だけではなく、漏洩時の処置
保管上の留意点なども、農場管理上には必要になる。
そして、この労働安全は、責任者と、労働災害が発生
する現場とのコミュニケーションによるところも大きい。

作業の使用前の確認、使用後の洗浄や掃除、あるいは、
分解洗浄などと、そのメンテナンス作業での道具や
部品の取り残しなど、現場では多少根気を必要とする、
というような適材適所の観点も必要だろう。

そういう意味から、本題の従事する作業者については
以下のように適合基準がある。(項順は変更)
① 教育訓練を受けている
② 資格を得ている、講習を受講している
  あるいはその監督下での作業である
⑤ 適切な服装・装備を着用している
③ 上記①②⑤に該当しないものの作業ではない
④ 力量が整っている(高齢者など)

そして、14.1 作業者の労働安全にもあるように、
リスク評価をすることは必然であり、そのときに、
上述のような、危険な場所、危険な作業という基礎
情報を作成しておいて、リスク評価することだろう。

少し観点を変えれば、どうしようもない圃場や施設
という場合もある。
こういった場合は、新規圃場や施設更新などの対応も
検討することになり、経営者が担う、農場の方針や
目的などとも関連するため、12.3 使用者と労働者の
コミュニケーションにおいても、現場改善、あるいは
手順の改定など、機会を利用してもよいだろう。

ではまた

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by tm3381 | 2018-11-15 06:26 | GAP | Comments(0)

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