責任者と組織 農場の事情

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

GAPに取組む農場の方が日常に行うことや、
農産物を購入する方に、GAP認証農産物が
どのようにしてできたのか、といったことを
お伝えできればと思います。

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農場の運営は、その規模や形態によって、組織自体も
一般的な捉え方ができない場合が発生する。
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例えば、農場の規模が小さく、簡易作業以外をすべて
お一人でこなしているような場合は、責任者を一人が
全てを担当することになる。

ここで責任者と標記しているのは、管理点と適合基準
にある、2.1 責任及び権限に相当することで、それに
ついてはこちら(責任者の知識向上)にも記載した。
この管理点には経営者以外に農場の責任者や、その他
6つのポジションが想定されており、これらを表した
組織図を農場内の全員の目が届く場所などに掲示する。

上述、一人で管理する場合は、このどのポジションに
分けてツリー構造としたとしても、自分の名前しか、
そのポジションに表記することはない。
そのような場合は、ツリー構造の図示は特に必要では
ないが、責任者一覧としては、この想定されている
8つのポジションを表形式で作成し、掲示するとよい。

また、逆に規模が大きく複数の方が担うような場合は
単に、二人の名前を書いておくだけでは説明が難しい
ことがある。それは同じ責任範囲であるとはいえ、
互いの捉え方ややり方、考え方などが同一であるとは
必ずしも言えない。

このような場合は、例えば農薬管理の責任者では、
計画や発注、納品時の確認や在庫管理を一人の方が
担当し、その他の使用、つまり、散布作業や、空いた
容器の一時保管、防除衣の管理など現場に近い管理を
別の方が担当するなど、あらかじめ区分けをしておく
という方法がある。

更に、栽培形態が2交代制のような場合で、いわゆる
シフト勤務の場合は、全く同じ範囲を時間を変えて、
複数の方が責任を担うことになる。このような場合、
範囲の区分けではなく、時間を区分けすることになる。

時間を区分けするときの留意点は情報の伝達であり、
引継がスムーズに行えるようにすることが一つ。
さらに、いつの時点がどちらの方が責任者業務を担当
するのか、あるいはしているのかが自分たちにも、又
その他の作業者にもわかるように、掲示するなどして
対処することになる。

また、使用している帳票に、責任者の確認記録を残す
ような場合も、単に責任者印ではなく、氏名の入った
印を使用したり、サインする場合は同姓同名なども
考えられるので、フルネームを追記するか、見分けが
出来るような表記方法をとることが良い。

これ以外には、農業高校など、生徒を交えてGAPに
取組むような場合は、出荷する商品の位置づけから、
一般的には経営者は学校長が担うことが良いだろう。
ただ、経営者としての取組みで重要な内容がいくつか
存在することなど留意し、高校教師陣としての取組み
という一面も必要だろう。

このような事例では、担当する教師が責任者を担い、
生徒はそのサブとして見習いをする、という考え方で
じゅぎよう内容のひとつとしてGAPを理解する、または、
理解させる事を想定するとよいと思われる。
これは、まだ、農業を学んでいる状態で責任者という
重責を個人に負担させることは少し酷である、という
考えに基づく。

そのほかにも、責任者の配置については農場の事情に
よってアレンジが必要な場合がある。
責任範囲が明示できる、あるいはされていること
その責任(権限実行)の記録に明示されていること
というような観点がポイントになる。

ではまた

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尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、

日本GAP協会などの機関とは全く関係はありません。

また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために

記載している訳ではありません。


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記載であり、内容が正確でない場合もあることを

ご理解の上、ご利用願います。


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by tm3381 | 2018-11-03 06:55 | GAP | Comments(0)

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