GAPアッシー 残留農薬検査

 こんにちは 
すてきな農業のスタイル にようこそ

GAPに取組む農場の方が日常に行うことや、
農産物を購入する方には、GAP認証農産物が
どのようにしてできたのか、といったことを
お伝えできればと思います。

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残留農薬の検査についての観点はいくつか存在する。

GAPにおいては、管理点と適合基準 24.6 に、
その基準があり、年一回以上、農薬使用が適正である
ことを確認する、とある。

重要な観点は、適正化された農薬使用の計画とその
評価であり、さらに評価結果の次期計画への反映だ。

農薬使用が適正であるかどうかの確認は、その使用
方法が適正であるかどうかを判断できるようにする
ということになる。

使用方法は、農薬管理の責任者が主体となって定めた
計画及び運用手順に基づくはずである。(24.2.1)
その使用は、記録として残っている。(24.3.7)
また、周辺圃場からのドリフトに関する状況も把握
できている。(24.5.1)

そして計画時には農薬選定の検討があり、その結果
から、残留性の高い農薬は把握している。
この検討には、前期の検査結果も利用されているはず。

このことを前提に、
 ・サンプリング(方法と時期及び担当者及び回数)
 ・検査対象成分(当年・前年使用履歴、ドリフト)
を、農薬の管理責任者が決める。

農場の形態によっては、
 一回の使用で複数の圃場に散布する
 一つの圃場が広く数回に分ける
 圃場の形状がいびつで散布にムラが出やすい
 圃場の一片がドリフトされやすい
というような事情も考えられる。

残留農薬検査の意味には、残念ながら、全数検査 
という意義はない。つまり出荷する農産物の安全性を
年一回の結果だけでは、担保できない。
あくまでも、このような方法で行った結果は、この
ような結果であったということ、そしてその結果から
このような方法が的確であるかどうか
この判断ができる事だし、そこに意義がある。

よって、過度に残留農薬検査に期待をして、すべての
成分を対象に検査し、その結果のみを用いて農産物の
安全性をアピールすることは間違いだといえる。

また残留農薬検査結果において、基準をオーバーする
結果が出た場合は、9.1商品の異常への対応とし、
定めた手順で処理を行い記録を残すこととある。

あるいは、異常を想定して検査をするような場合も
ある。例えば、特定の圃場に散布した結果が、均一に
なっているかどうかの判断を行うことを想定すると、
サンプリングの時期は残留しているような散布直後、
サンプリングは複数個所とし、その結果の差異を評価
して、散布方法の妥当性を評価できる、という考え方
である。

つまり、GAPに取組む以上、一年に一回以上の残留
農薬検査を行う必要があるから検査する、という適合
基準に則っているからわが農場に問題はない、という
ような一辺倒な考え方に陥らない、ということも重要だ。

結果的に、サンプリング箇所は残留農薬検査の計画、
あるいはその目的によって、一か所でも良いし、又は
複数個所でも良いことになる。
一か所にする場合は、最も残留が考えられる箇所を
ピックアップすることでも良いだろう。

また、検査成分については、取組み例にあるように
・周辺圃場からのドリフト
・洗浄方法の妥当性
・過去履歴(残留性、使用回数)
・作物特性による成分残留知見
等からも検討することを推奨しているようだ。

なお、検査機関は、
 管理点【7.2.1】 検査機関の評価・選定 
に適合する機関とする。
GAPアッシー 残留農薬検査_b0391989_21023197.jpg
以下、参考として
残留農薬基準
 食品衛生法に基づき、人の健康を損なうことが
 ないよう、食品に残留する農薬などの限界量と
 して定められたもの

・農薬の適正使用
・ポジティブリスト制度の周知
・周辺環境への影響防止対策

ではまた

 アッシー とは、GAPに係る要素のひとつ
この要素(言葉)を解説した記事のこと

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尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、

日本GAP協会などの機関とは全く関係はありません。

また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために

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ご理解の上、ご利用願います。


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by tm3381 | 2018-09-20 06:06 | GAP | Comments(0)

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