GMPの教育訓練から学ぶもの

こんにちは すてきな農業のスタイル に
ご訪問くださいましてありがとうございます。

GAPに取り組む農場の方が日常に行うこと、
野菜や果物の購入者の方にとっては、GAPでは
購入するものがどのようにしてできたのか、と
いったことを少しお伝えできればと思います。

**********************************
先日、GMP(Manufacturing : 製造)における
教育訓練の一環として、技術者のためのプレゼン
というセミナーです。

一つだけですが、その中で
1.結論を示す
2.何故かを説明する
3.その事例を示す
4.再度結論を示す
という簡単なものです。
さて、自分に当てはめるとどうだろう、
こういうことが自然にできているだろうか。

口数が多くて、言葉が足りない
というようになっていないだろうか。


医薬品品質システム並びにGMPの理論及び実践に関する基本的な教育訓練以外に、新規に採用された人員は、割り当てられた職責に応じた適切な教育訓練を受けること。継続的な教育訓練も実施し、その実効性を定期的に評価すること。適宜、製造部門の長又は品質管理部門の長が承認し、教育訓練プログラムが利用可能であること、教育訓練の記録書を保存すること。
PIC/S GMP-14 §2.11


GAPでは、作業者への教育訓練

① 年一回以上、管理点2.1 で示している責任者は自分の担当してる範囲について、農場内の該当する作業員すべてに、GAPに基づく農場のルールの教育訓練を実施している。各責任者は、教育訓練の結果を記録している。記録には実施日、参加者、実施内容が記載されている。また、教育訓練に使用した資料を提示できる。
② 作業者に外国人がいる場合には、その作業者が理解できる表現(言語・絵等)で教育訓練を実施している。
ASIA GAP Ver.2 11.7


Mとは内容は当然異なりますが、Aでは
 ・責任者(6部門)が
 ・作業者 に
 ・各責任者が作成した教育訓練資料 で
 ・教育訓練して、その記録をする
ということと示されている。

GMPでは作業者に確認することになるし、
GAPでは責任者に確認することになる。

GMPでは教育訓練プログラムが必要で、
GAPでは、年一回以上 とされている。

どちらが良いか、どうかということを示し
たいわけではない。
求められていることが違うから、でしょう

重要なのは、何故そのようにするか?
また、どのように実施するか?
ということですね。

教育訓練の必要性については、交差汚染で
記事にしたように、作業者なくして農業は
できません。完全機械化で処理はできても、
機械のプログラムやメンテナンスはやはり
人の作業です。
逆に、そのようにすればするほど、余計に
影響は、その人に依存することになります。

次にどのようにするか?
年一回以上とあります。
いつ実施するか、一日で詰め込むか、
(1) こういったことを決めること。
余計なことだけど、計画性を持つことです

教育訓練資料が必要。
責任者は6部門。
(2) 責任者が教育訓練資料を作成する。

準備するのはこれだけか?
足りないですね。何が??
農場の方針・目的と整合しているか、又は
農場管理マニュアルと整合しているか
教育訓練資料と、これらが整合しているか
どうかを経営者が確認する。
(3) 経営者はすべての資料を承認する。

ここまで準備できれば、(3)を用いて、
(1)の通りに責任者が教育訓練を実施し、
責任者が 実施日、参加者、実施内容 を
記録した文書を作成する。

さあ、これで教育訓練は終わりか?
GAPの管理点にはないが、教育訓練は
イベントではない。
まして、教育訓練をする側の問題ではない。
教育訓練の目的は、作業要員に求める知識
あるいは技術(スキル)等を習得してもらう
事であり、それを発揮して適切な作業をして
もらうことが目的である。

教育訓練は、作業要員一人一人その内容、
つまり理解度や達成度が異なる場合も
ありうる。
こういったフォローアップのためには、
何を教育訓練したのかではなく、それに
よって、どのように理解が進んだのか、
進展があったか、進まなかったか、
こういったことを責任者が把握すること
であり、その状況により適時にフォロー
することが、責任者の責務になるはず。

こういったことは、11.1-6 に、責任者は、
 ・自分のスキルアップの取組み
 ・作業要員の教育訓練による知識向上
と明記されている。

よって、暗に、フォローしていることが
わかる記録がある、ありますよね、という
ことをほのめかしている。
勿論、責任者自身の知識向上の取組みも。

ということで私も、そのエヴィデンス

b0391989_21580073.jpg
修了証ですね。それと
b0391989_06300380.jpg
その時の資料です。
記録する場合は、
修了証の発行者、日付、証書番号
資料も発行者、作成日、資料番号、資料名
くらいは記録しておきましょう。
また、原本は別途保管しましょう。

ではまた

--------------------------------------------------

尚、このサイトの掲載内容は私自身の見解であり、

日本GAP協会などの機関とは全く関係はありません。

また、GAPに関するビジネスに利害を及ぼすために

記載している訳ではありません。


ここに記載されている内容は、私自身の経験からの

記載であり、内容が正確でない場合もあることを

ご理解の上、ご利用願います。


もしよろしければ、ご意見などご一報ください。

[PR]
by tm3381 | 2018-08-26 06:30 | GAP | Comments(0)

未来につなぐ農業を応援いたします


by トシ